
Chapter 6 Making it work: organizing and managing time, space and resources
教室の中に学びのコミュニティーをつくるには、どのようにしてphysical environment とsocial environmentを整えるかという議論の章でしたね。とても具体的で、自分の教室づくりにおいて、ヒントになるようなことがたくさんありました。
一方で、初等教育におけるものが中心でしたので、大学(あるいは高校)における環境を考える時、そのまま適用できるものと、加える必要があるものもあるように思いました。
特に、最後のteaching students to careのセクションを興味深く読みました。生徒と教師が、環境づくりの大切さを共有し、生徒自身が教室づくりに積極的な役割を果たすことの必要性を感じました。p.108に、"When we teach children to care, we ask them to accept this burden, to commit themselves to the hard work of caring."という引用がありますが、このようにある程度の、burdenやresponsibilityを引き受けることが、自律性を育て、より深いcommitment を生み出し、それが、ownershipやindependenceを育てるのではないかと。任せることの重要性とも言えるでしょうか。
◯physical environmentのところの、"a warm,welcoming ambiance in which students feel they belong."(p.89)という記述などは、Maslowの欲求の階層構造を思い起こさせます。また、effective school researchで主張されている 学校の共通点の中にも同様に項目を見ることができます。(http://www.mes.org/correlates.html)
◯教室の環境整備の部分は、生徒をよく見て、きめ細かな配慮が積みあがってきているなあと感心させられました。同時に、我々の「大学生の」「外国語」教室ではどのような要素があるのか、これから考えていかなければなりませんね。例えば、guided readingのために、leveled booksを整えておくというくだりがありますが、私たちの外国語教室では特に考えておくべきことだと思います。
◯Social environmentづくりについては、p.96にあるcooperation, mutual respect, inclusionという3つのキーワードですね。これらをつくりだす、方針やビジョンが必要だと思いましたし、お題目で終わらせないようにするためには、より具体的な活動計画が必要ですね。声のレベル表というのは、具体的でとても分かりやす例だと思いました。
◯Time managementのうまい先生を生徒は好きですね。"brisk and focused"(p.97)です。ほっておいたら、話し続ける先生は多いものです。
◯記録の部分(p.101)は、"at a glance"が役にたつという指摘が良かった。これまで、個々の生徒を見ようとするあまり、ここで示されているように、全体を把握するという点が欠けていたと思います。local とglobalのバランス。
◯classroom rules(p.103)のところでは、submission to authorityとlearning how to care for one's environment, oneself, and others."という二つがあるとするdisciplineの定義が興味深かったですね。
<コメント>
教師が一方的に教えている教室では、あまり顧みる必要がなかった、とても重要なことが語られた章だと思いました。ここで語られていることは、workshop型の授業のみながらず、もっと教室の中で、考えられていいのではないでしょうか。そのような思いをもって読みました。
このような教室を実現するには、授業までの準備段階と、授業開きからの数週間がとても重要な役割を果たしそうですね。
個人的には、p.103にある"be rigid at one time and to relax at another"という指摘に、少し反省させられました。もっと、一貫した姿勢をもたなければいけない。これは、私自身の "test" なのだと心に留めて、"making it work" する教室をつくっていきたいと思ったことです。


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