県教委と共催している高等学校産業教育生徒研究発表会の審査をしました。高知工科大学から授与した各賞の受賞校です:
⭐️高知工科大学長賞
高知農業高校 農業総合科トマト班「僕たちの挑戦!“増収&品質UP”への道 PART Ⅳ~フルーツトマトの栽培技術に関する研究~」
⭐️地域連携機構長賞
高知工業高校建築科 「朝倉神社絵馬台の製作」
⭐️地域教育支援センター長賞
城山高校 チーム社会福祉型 「介護実習報告~人を支える介護~」
これらの受賞した研究発表と賞を逃した研究発表には、明確な違いがありました。
もっとも重要なものは、自分たちなりの考察があったかどうかということだと思います。
このような研究発表は、「やったこと」「体験したこと」を報告するだけ、伝えるだけに終わりがちです。「◯◯しました。」「みんなで力を合わせて、つくりあげました。」といったものです。なので、大体結論は予測できまます。決まって、「良い経験ができました。」で結ばれます。
一方、優れた研究発表には、自分たちなりの仮説(予想)があり、実行があり、成功があり、失敗があり、試行錯誤があります。そして、なぜそのような結果になったのかについて、じっくり考えていることがわかります。なので、結論を知りたくなってしまう。何を、どう考え、どう結論づけたのか、それはなぜそう思ったのかを。ワクワクします。
ここまで踏み込むようになると、質があがりますね。
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