3/03/2015

2015 高知工科大学 英語教員ワークショップの報告



1  日   時 平成27年2月14日(土) 15:40〜17:40


2  場   所 岡豊高校(南国市岡豊町中島511−1)

3  主   催   高知工科大学 地域教育支援センター

4  プログラム

14:00-15:30  北原先生との実践交流『英語授業の幹』の会

15:40 -17:40  公開ワークショップ
 「今一度、確認しておきたい英語授業の幹
                                       ー北原授業の真髄を実体験」 

            講師 北原延晃先生(赤坂中学校主任教諭)



教育行政の方、私立中高の先生方を含め40名を超える参加者があり盛会となりました。

ワークショップでは、北原Can-do listの使い方、生徒の最新パフォーマンス映像の視聴に続き、参加者全員が生徒役となって、北原授業を体験しました。

最初の二つでは、生徒の目線で授業を見直す重要性を再認識させてくれました。北原先生はずっと実践のデータを残しておられます。しかも、研究のためというよりも授業の改善に役立てている。can-do listの結果から、指導の重点を割り出している。パフォーマンスをビデオに記録することで、生徒の成長が辿れます。そういった地道な裏付けがある点が強みですね。説得力が違う。

我々は忙しさの中で、忘れてしまいがちで、「教えっぱなし」にしてしまう。生徒の目線で、授業を見つめ直すことの大切さを今一度考えさせられました。ぜひ、4月から取り組みたいですね。でも、これって教師にとっての基本中の基本だったのですよね。

後半の北原授業の実体験。ピクチャーカードを使ったQ&A, Oral introduction, 語彙の導入音読の流れで進みました。緊張感の中で、鍛えられましたね。でも、皆さん楽しそうでした。

北原先生の授業は何度も見ている方も多いと思いますが、改めて、多く発見があったと思います。あー、あんな発問があったのか。こんな切り口で言語材料を見るのか。こんなふうに読みを深めればいいのか!

当日は、時間の都合もあり、質疑や振り返りの時間をとれませんでした。参加いただいた皆さん、このようなセミナーは、振り返りが大切。自分にとってどんな意味があったのか?自分がこれからできることは何か?じっくりと reflectして、4月に備えていただければ幸いです。

北原先生は3月末をもって定年退職。長い間お疲れ様でした。そして、我々が学び続けるための素材を実に多く残してくださいました。これからも、英語授業の幹の探究を続けていきましょう。

北原先生 今後ともよろしくお願いします。