12/27/2020

活動:1年間の振り返りTalk

 授業最初のsmall talk。年末には1年の振り返りを。先日の2020の振り返り。新しい方法を試して、結構良かったので、残しておく。

1 付箋紙1人10枚配布。今年の自分にとっての10大Newsを書く。良いことも、良くなかったことも含めて。(5分くらい)

2 A4の紙のうえに、付箋紙を貼り付けながら、今年の振り返りを考える。ランキング方式でも良いし、ストーリーとして組み立ててもいい。(5分くらい)

3 各自3分程度で発表しあう。

付箋紙に書いて、それを組み立てるプロセスがあることで、ストーリー性が生まれて、聞き応えのある内容になった。

私自身も、学生たちと一緒に参加。1) 付箋紙を書く段階 2) 書いた付箋紙を配列する段階 この二つのプロセスが非常に良かったと感じました。


1)の付箋紙を書く段階では、今年のカレンダー(iCloudのカレンダー)を1月から振り返ったり、Journalを読み返したりしました。このような機会がなければ、決して辿らなかったプロセスです。書き出す必要があってはじめて、今年やったことについて、真剣に、深く考えた。ちなみに、僕がトップにあげているのは「スランプからの脱出」でした。

2) の書いた付箋紙を配列する段階は、書き出したイベントの自分にとっての意義や重要性を考えていました。二段目には、3つの付箋があって、「オンライン授業から学べた価値あること」「二つの高校で始めた新しいブッククラブ」「DIYのスキルがあがったこと」の3つでした。自分自身の信念(belief)や価値観といったものを確認する機会になったと思います。

このような振り返りは、単に書き出したり、言い合うだけでは深まらない。この2段階を経ることで、ぐっと深まるように感じたし、聞き応えのある内容になるようだ。

12/26/2020

「WW/RW便り」に「プチ探究活動結果報告」掲載

「WW/RW便り」に「プチ探究活動結果報告「なぜ、今日の日本人が『鬼滅の刃』に魅せられたのか」が掲載されました。大真面目に、このようなことを書いたのがちょっぴり気恥ずかしくもありますが、このことを考えた日々があまりに面白かったので。。。

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「プチ探究活動結果報告「なぜ、今日の日本人が『鬼滅の刃』に魅せられたのか」

 10月初旬、山間部にあるK小学校を訪れました。子どもたちに英語の絵本の読み聞かせをする訪問授業でした。子どもたちの感性のみずみずしさ、大人とは異なる本の評価や捉え方など、実に興味深い発見のあった訪問でした。

 実は、この訪問がきっかけで考え続けているいることがあるのです。

 訪問の日、教室に入ると子どもたちは全員黒板に向かって漫画の絵を描いていました。全員同じ漫画です。夢中で描き続けているのです。すごい熱気でした。担任の先生が、「キメツばかりですよ。」と苦笑いをしていたのを覚えています。

 「キメツ」?その時は何のことか分からなかった。その直後、16日に「鬼滅の刃」という映画が封切られ、大ブームを巻き起こしました。日本映画の興行収入の記録も塗り替える勢いだそうです。それで、気づいたのです。あの子たちはこれを描いていたのかと。黒と緑の市松模様の少年や竹を加えた少女はこれだったのかと。また、ある会合で、「今年のマイブーム」を尋ねられた友人の整形外科医のK氏も「とにかく鬼滅にハマった。こんなことは人生初だ。」とまで言うのです。

 なぜこれほど子どもたちの心を捉えるのか、知りたいと思いました。なぜ、日本中の子どもから大人までこのアニメに魅せられるか。職業的関心から、その要因を知りたいと思いました。今の日本の世相(パラダイム)や雰囲気、価値観の揺らぎみたいなものを知る上で、とても気になるテーマだと思ったのです。背景には、ずっと苦手だと思ってきた、ストーリーテリングのこともあります。どのような物語をどのように語るのが、人を惹きつけるのかという点でもです。

 まず、我が家は Amazon Primeでビデオを見ることができるので、「鬼滅の刃」を見てみようと思いました。10話くらい見ました。

 結構驚きました。最初は、意味が分からなかった。家族を鬼に惨殺された少年が、鬼退治をするという単純なストーリです。しかも、暴力的なシーンが結構過激。首は飛ぶし、真っ赤な血が吹き出す(鬼を退治できるのは特別な剣で首を飛ばす必要があるらしい)。こんなもの小学生に見せていいのかと思うくらい(R12指定がついている)。「残虐」といえばそうなのです。

 ここまで見ても、僕にはどうしても理解できませんでした。不思議でした。

 大学生に意見を聞いてみようと思いました。いろいろな答えがありました。なるほどなあと思えるものもあった(最近はアニメオタクのような大学生が多い)。学生諸君の意見で、一番印象に残ったのは、残虐性の背後にある人間性、やさしさみたいなものに心動くという意見でした。

 ついに、TVアニメ版は全編制覇。次の日には映画館にも足を運んで「無限列車編」も観ました。さらには、何と単行本も購入(紙の本は入手困難とのことでKindle版)、ついに全編読了です。

 ネット上にも様々な論考、論説が溢れています。「大のおとなが、たかが漫画にこれほど本気になるのか!?」と、驚くばかりだったのですが、いつの間にか夢中になってしまっていたのです。もう一つのアニメブームといった言葉では語れない現象となってしまっている。

 全体としては、単純な冒険活劇で、アニメらしい馬鹿馬鹿しさもある中で、時折、ホロリとさせるところがある。それが日本人を惹きつけるのではないか。それが、僕の中での結論です。登場する鬼は、もとは人間なんですが、鬼殺隊(主人公たちが属している)によって首をはねられた鬼は、断末魔の叫びの中で、人間だったときのことを思い出すのです。それに主人公の炭次郎は理解を示して、手厚く葬ってやろうとする。なんだか心に響くのです。

 子どもの虐待など日本人が鬼畜と化してしまったのではないかと思うほどのニュースをよく目にします。政治も誠実とは言い難く、本質とは離れたところで動いている人たちが多い。そして、コロナ禍。長期にわたる不況。暗い世相が長く続いている。純粋で、真っ直ぐな思いやひたむきな情熱。そんなものを日本人は渇望しているのかもしれない。そんな渇きを潤してくれたのが、「鬼滅の刃」だったのかもしれません。

 学校訪問時の小学生の熱狂から端を発した、僕のプチ探究活動は、ひとまず完結。

 この物語について考えたのは、実に楽しいひと時でした。締め切りがあって、調べたわけでもない。きちんとした裏付けやエビデンスを集めたわけでもない。「なぜだろう?」という思いにまかせて、いろいろな人の考察を読んだり、考え続けてきただけでした。どうしても知りたかった。それだけでした。

[おまけ]

 以下、プチ探究活動「なぜ、今日の日本人が『鬼滅の刃』に魅せられたのか」について、自分なりに得たことを書き出してみました。

1. 分かりやすい勧善懲悪(鬼退治)と明確なゴール(禰󠄀豆子を人間に戻す)

2. メインのストーリーの背後にある物語への同情や共感。鬼にならざるをえなかった、人間の悲しいストーリーが、対決シーンの中や断末魔の瞬間に挿入される。そのタイミングも絶妙。(それを生み出した社会への怒り、理不尽さ、その人たちを鬼へと追い込んだ鬼畜と化した普通の人間)

3. 主人公(炭治郎)の前向きで、ひたむきかつ慈悲深いパーソナリティ(応援したくなる)。人を殺した(食った)鬼であっても、その死に当たって気持ちを寄せ、鬼も涙する。

4. 善悪の両者に引き裂かれた禰󠄀豆子の存在とその不思議な魅力(気をもむ存在だが、突然鬼としての強烈な力を発揮する)

5. 魅力的な仲間たちの存在(善逸、伊之助、柱ほか)。その若者たちが、切磋琢磨し成長する姿が描かれる。

6. おもいっきり単純化された登場人物のパーソナリティー。煉獄杏寿郎のように、主人公でない人物にも人気が集まっている。

7. なんだかおしゃれな容姿や小道具(花札のイアリング、髪型、ファッション、美形の男女、ちょっぴりセクシー)

8.  決まり文句にはまる(「全集中」「◯◯の型」など)。それに伴う感情の太い動き。

9. (明治、昭和に比べて)謎の大正時代の雰囲気が物語の背景にぴったり

10.  声優陣の実力が半端じゃない


★掲載先

WW/RW便りー新しい国語(読むこと/書くこと)の授業をつくる


12/23/2020

Fight Doで実感した「好きなこと」の意味

イオンのジムでFight Doという格闘技系のエクササイズをはじめて7年になる。ジムはサウナと風呂専用になるのではないかと思っていたので、予想外にはまって続いている。こんな感じ。



結構激しい。おかげで、体重は減り、体が疲れこともなくなった。フィジカルが充実すると、他のことにも意欲的になる。そして、何と言っても人間ドックの結果。警告の「*」マークが激減したのだ!ありがとう!


興味深いことに、インストラクターの言動も、職業的関心から見てしまう。エクササイズへの入り方や説明の仕方、環境づくりなど、意識して見ていると面白い。プロと思える人からは学ぶことはたくさんある。


キツイことも嫌いじゃない。きついことも、達成感が伴い、大勢でやると、楽しい。プログラムによって、最後の最後に腕立て伏せがあったりする。実にきつい。みんな、いやそうな口ぶりであっても、結構、嬉々としてやっている。


メンタル面の変化が身体も回復させる。体力的に厳しくなってきた場面で、うそのように復活するパターンが二つある。一つは、お気に入りの曲が使われるとき。もう一つは、好きなコンビネーション(ワンツーのパンチから、蹴りにつながるものなど)がある時。


見られることは大切。あまり体調がよくなくて、だらだらやってしまう日もある。でも、インストラクターが近づくと気合が入る。


全部、授業に当てはまるのでは!

12/22/2020

高知南高校 Southern Project 訪問教育 国際教養科2年 英語プレゼン 社会問題を取り上げたプレゼン(中間評価)

 先週の3年生は高校生活最後のプレゼンだったが、今週は2年生。2つ目プレゼンで、今回は様々な社会問題を取り上げたプレゼンを実施。環境問題、食品ロス、LGBTなど、様々な問題を取り上げていた。


今回はグループでの取り組みなので、チームワークという点でも、学ぶことが多いだろう。チームワークも何らかの評価ポイントすると良いのではないかと思う。要は、皆が均等に貢献することが価値あることとというふうに。


今回は、中間評価ということもあり、小グループで発表をして、お互いにフィードバックをしあうという形式だった。グループをローテーションをして、1グループが2回発表をする機会があった。



私の役割は、教室内を満遍なく回り、1グループ取り出すこと(それぞれのプレゼンの全体を見れないのはなかなか難しい。スライドの質に注目して、イントロあるいはクロージングを中心に観察した)。そして、そのグループに最後に教室の前でやってもらい、それを題材として、優れたプレゼンについて議論をすること。


最も強く感じたのは、みんな物わかりがよく、優しいということだ。もっと怒れよ!Show anger!地球の未来が、我々の未来が無残にも破壊されるかもしれないんだ。おだやかにプレゼンしててどうなる!


そして、クロージングで、みんなの考える未来(future)、希望(hope)を示せよ!そのビジョンと最初に指摘した問題のコントラストが強ければ強いほど、プレゼンの訴える力は強まる。オーディエンスを動かすことだ presenterの役割は!


その他、気づいたこと:

◯スライドの質が高まった(正確には良いものと悪いものの差が大きい)。インパクトのある画像をうまく使えている。

◯展開がロジカル。うまく組み立てている。

◯Start Strongはうまく実践できているものが多い。


▲まだ文字が多すぎるスライドが見られる。

▲データをあげる時は、もっとうまく例え、比喩を使う。

▲最初に述べるアウトラインは要るのかなあ?(そう書いてあるプレゼン本も多い。でも退屈だし、意味はない)

▲考え抜いて、結論にオリジナリティーを

▲クロージングが弱い。スライドにThank you.もいらない。もっとも伝えたいメッセージの残せ。That’s all.もいらない。ここが終わりではなく、オーディエンスにとってのアクションのスタートだ!


3年生のときにも書いたが、担当のH先生とは、プレゼンについてのブッククラブをやってきており、指導内容については一歩前に進んだのではないかと思った。



12/21/2020

香美教育コラボレーション会議 (第66回)

2020年最後のコラボ会議。全員が30秒で一ヶ月間を振り返るショート・リフレクション(ちょっと短すぎ?皆が語りたいことがたくさんある)ののち、アクション・ラーニング(実践を通じての学び、進捗状況、力をかりたいことなど)を各所属から自由に出し、情報交換、意見交換。

次回は、2021年1月18日(月)。次年度以降の活動について考えるため、これまでの振り返りと残された課題を考えてくることが年越しの宿題。


12/20/2020

オンライン授業から生まれたこと (4) 「提出」という概念要る?

 オンラインで授業を始めてから、改めてクラウドの便利さを痛感している。その一つが、Google Documentなどのオンラインで文書作成ができるサービス(MS OfficeやApple のPagesでもできる)。授業中に行うディスカッションの下書き、アイデア整理に使っているという報告はこの前アップした(こちら)。今、やっているAdvanced English Projectでは、最後のプロジェクトがPublication。原稿を書いて、出版するもの。これまで、各自が原稿を書いて提出してもらっていた。

しかし、オンラインドキュメントを使うと「提出」という概念がなくなる。これはある意味で驚きでもあった。作成・編集したものがそのまま「提出」状態になるのだから。しかも、場所と時間も超えて協働が可能になる。この授業は、2キャンパスで開講しているが、どちらのキャンパスの受講者も同じファイルに書き込んでいる。2キャンパスの受講者全員で一つのファイルが完成し、一つの冊子ができるというイメージ。

とりあえず、区切りとして、全員に作業スペースを割り振り、そこで構想やDrafitingをする。友人とのpeer conferenceもそこを見ながら、1人の学生を取り上げての公開「添削」(mini lessonとして)もここでやってる。そして、清書(完成稿)は、ジャンル別の専用の置き場所があって、そちらに写したら完成にしている。



12/18/2020

オートフォーカスの罠

 授業中の学生のパフォーマンスを録画する機会が多い。一人一人の成長を看取って適切なフィードバックを送るためには不可欠だ。今年の前半の終了時、Speech Communicationという授業のファイナルを広い講堂で録画した。

いつもiPodかiPadで録画していたのだけど、今回、少しでも良い音声にしたいと思って、ShureのMV88+というマイクを購入して、iPod Touchに接続して録画してみた。すると、iPod Touchがかなり前の世代のものだったこともあり、パワー不足で、画像と音声がズレまくり。


もともと、Apple製品のビデオ機能は優れているので不要かなとも思った。しかし、より上質の録画映像を求めて、なんと、一眼レフカメラを購入。Canon EOS Kiss X10。


先日、試してみた。マイクも外付けで。


音も映像も申し分ない。しかし、一つ問題が。


オートフォーカスがすぐ前の人物に当てられてしまって発表者に当たっていないのだ。録画したすべてが同じ結果に。


「オート」という便利さの落とし穴ですね。

12/17/2020

高知南高校 Southern Project 訪問教育 国際教養科3年 英語プレゼン ファイナル

11月26日の訪問から約1ヶ月。前回のフィードバックをもとにプレゼンを修正、そして、クラス内予選をやって、今日のファイナルを迎えた。ファイナリストは6名。



いずれも素晴らしいプレゼンでした。優れたプレゼンになったと思えた最大の要因は、Facts(あるいは調べたこと)の羅列型プレゼンにならなかったという点。

これは、高校生に限らず、大学生でも、大人でも陥りがちなことです。プレゼン・ソフト(KeynoteやPowerPoint)という、魅惑的なアプリがあるばっかりに、事実やデータを並べただけでも様になってしまうのがプレゼンの落とし穴。今年のファイナリスト諸君は、調べたことに自分の意見や解釈を加え、それらがオーディエンスにどのような意味、どのような価値をもたらすかという観点でプレゼンをつくっていました。すばらしい。

この他に成長が見られた点として、

1 導入部分が、簡潔かつパワフルになった(以前は冗長で弱かったということ)
2 スライドの質が格段に上がった
3 デリバリーという点ではファイナリストはほぼ言うことなし
4 オーディエンスにとってのメリットや経験を提示できた
5 質疑応答が活発

共通した課題はクロージング。ここができていたHさんがBest Presenterとなった。内容を話していて、突然That's all.みたいな終わり方が多い。クロージングでどう心に訴えるかで成否が決まる。プレゼンは「終わり」ではなく、オーディエンスにとっての新しい経験の「始まり」と考えよう!

本当に、2年間で大きく成長した生徒諸君でした。

PS. この生徒たちの成長を支えたのはSouthern Projectを担当した高知南高校の英語科メンバーであることは疑いのないところだ。プロジェクトがスタートした時点(もう10年以上前)で、共に学ぶブッククラブをオンラインでスタート。Carmine GalloのThe Presentation Secrets of Steve Jobs.などを一緒に読んだ。本年度、ブッククラブを再開。同じくGalloの『伝え方大全』を読んだ。

12/14/2020

オンライン授業から生まれたこと (3)  プレゼンのスライドショーをウインドウの中だけで再生

いつもZoomでオンラインの授業をしていて不便だなあと思っていることがあった。Zoomの画面が開かれていて、画面共有でKeynoteのスライドショーをやると、自動的に全画面になってしまい、Zoomの操作ができにくかったことだ。

その解決策が見つかった。

ツールバーからではなく、メニューの「再生」から、「スライドショーをウインドウで再生」を選ぶと、全画面にならず、一つのWindowの中でスライドショーが実施される。複数Windowを開かざるを得ない、オンライン授業の時などに便利だ。知らなかった!いい発見だった。(PowerPointでも同様のことができることも確認した。PowerPointでは、「スライドショーの設定」から「出席者として閲覧(ウインドウ表示)にチェックを入れることで実現)




12/13/2020

ALT来日直後オリエンテーション ビデオバージョン完成

毎年、夏、新しいALTが来日して、高知に着任したときのオリエンテーションでワークショップをやっている(高知県教育センター)。今年は、コロナ蔓延の影響で、来日が大幅に遅れていること、そして、集合研修が難しいということで、研修ビデオの作成を依頼された。着任したALTから順番にビデオを見て、研修をするとのこと。なかなか時間がなくて、着手できなかったのだが、やっと完成。ビデオとなると、がぜん緊張感が高まる。対面でやると、行った先からその発言は消えていくが、ビデオだとすべてが記録される。収録して、見直してみて、愕然。大したこと話していない!

一つの収穫は、Keynoteのプレゼンと自分の映像を同時に収録していく方法が確立されたこと。最初は試行錯誤がしたが、なんとかうまくいった(下の画像)。一つのWindowの中で、Keynoteのスライドショーができることが分かったことが勝因(スライドショーを全画面でなくてもできる)。






12/12/2020

Kochi Toastmasters Club 第175回例会を開催

 今日はToastmasters clubの例会。コロナ後、3回目のOnsiteの例会プラス忘年会を予定していたのだが、直前で断念。Zoomを使ったOnlineの開催となりました。しばらくは、Online開催となりそうです。  Kochi Toastmasters Club


12/11/2020

高知工科大学CSL:香美市ICT化推進プロジェクト始動


今年度から始まった高知工科大学地域教育支援センターのCSL(コミュニティー・サービス・ラーニング)プログラム。サービス・ラーニングとは、奉仕活動(サービス)と学習活動(ラーニング)を統合させた、社会貢献型の体験学習のことです。学生は、教室で得た知識を用いて、地域社会において社会貢献活動を行います。

そのプログラムの一つのプロジェクトとして、「香美市ICT化推進プロジェクト始動」がスタートしました。本日、17:10から本学クロス・スクエアで、香美市副市長を始め各課の幹部のみなさん、サポートしてくれる外部アドバイザーのみなさん(オンラインでの出席)、そして、CSL一期生として参加している大学生が集い、キックオフ・ミーティングを行いました。

事前に収録したビデオによるプロジェクトの紹介やメンバー紹介もとても効果的で、すばらしいキックオフになったと思います。

CSLに参加している学生諸君の意識の高さに、感銘を受けました。このようなプロジェクトを通じて、さらに成長していってほしいものです。

12/08/2020

オンライン授業から生まれたこと (2) クラウド・ドキュメントで Think, share


不意に始まったオンライン授業だったけれど、その中で、通常は気づかなかったことに気づけた面もあった。

対面の授業だったら、Discussionなどをする前に自分の考え方を整理するために、ワークシートなどを使うだろう。Zoomで授業をするときに、Google Documents を使ってみてはどうかと思い、使い始めてみた。最初はメモなしで何とか話していたが、内容が難しくなると、沈黙することが多くなってしまったからだ。

いつもは、5分間メモをとる時間をとって、Discussionをはじめている。とてもいい。次のようなメリットがある。

・自分の考えを整理できる。

・ある程度、余裕と自信をもって話せる。

・考えが生まれてから、英語を調べる時間がある。

・他の人の意見も見ながら準備ができるので、参考にできたり、刺激をうける。

・話しっぱなしではなく、記録が残る。

一方、やはり時間はかかる。5名−7名程度のメンバーが一つのテーマで話すのに要した時間は全体で30分くらいだった。授業の3分の1。これを価値ありと見るか?何を目的にするかだろう。

対面授業に戻ってからも使い続けている。

12/07/2020

山田高校探究プロジェクト・ブッククラブ

直接顔を合わせてのオンサイトでのブッククラブは二回目。これまでオンラインで読んできた、河野哲也(2018)『じぶんで考えじぶんで話せる こどもを育てる哲学レッスン』河出書房新社が、今回の一冊。



前回から今日までの1分間の振り返りを話して、ブッククラブに突入。自分自身の経験や実践も交えながら、哲学対話について話し合いました。12月末には池田高校で実施される哲学対話の公開授業に数名で参加するとのこと。哲学対話の考え方が、山田高校の探究活動の質的な改善につながることを楽しみにしたいと思います。


BLUEBIRD 訪問教育 香美市立香北中学校に行ってきました

 今日のテーマは「中学生のための英語リーディング・ワークショプ」。まずは、Mini Lesson。Reading Workshop とは何か?英語で読むことの意味とは?などについて一緒に考え、今日のワークショップの進め方、Reading Recordの書き方の説明。その後、何冊かの本をおすすめの本を紹介しました。(book introduction)。

そして、読む時間、各自気になった本を選んでどんどん読んでいきました。その際、お気に入りの一冊を教室の中央の机に置くように指示。

各自が何冊か読み終えたあと全体で共有の時間。お気に入りの本を数人に紹介してもらいました。あとは、英語のリーディングについての振り返りやアドバイス。さらに何冊かおすすめの本を紹介して後半へ。やはり、友達のおすすめの本に手が伸びていました。

最後の今日の振り返り。お互いのおすすめの本の紹介と、読みの振り返りをやってもらいました。最後の、“Reading is an active process. Teachers can’t do it for learners. You do it.” という言葉とともに、主体的に読むことの大切だを伝えてワークショップを終了しました。

みんな、とても楽しげに読んでくれたと思います。もっとも人気のあった本は、"Whatever"でした。この本はどこに行っても、子供たちのお気に入りです。





12/05/2020

英語授業の幹を考える会 2020/12/5

 久しぶりのオフ会。半年ぶりくらいです。

1   1 min. Reflection

2    Book Club 

   根岸雅史 (2017) 『テストが導く英語教育改革』三省堂

本の導入部分をもとにトーク。根岸先生が提案しようとしていることとメンバーの学校の状況の比較が興味深い。テストと評価の問題がまともに議論されはじめてかなり時間が経つが、まだまだ悩みは多いようだ。ブック・クラブをしながら、実践と改善がなされていくことを期待したい。今後のブッククラブの進め方を決定。


3   Research in Action

約半年分の実践について、以下の項目を、まずメモをして、小グループでシェアをした。久しぶりの実践の交流で活発。 (1)(2)だけ話をして終わってしまった。それでも十分得るものがあったと感じる。時間がかかっても、語り合う時間をていねいにもっていきたいと思ったことだ。


(1)実践のハイライトは何でしたか? 特に、よかったことや成功したことです。

(2)うまくいった要因は何だと思いますか?


(3)うまくいかなったことはどのようなことでしたか。児童・生徒が動かなかった時や自分らしさを発揮できなかった時です。

(4) それらに共通することは考えられますか? パターン/傾向のようなものです。


(5)  次の段階で、何か変えてみたいことはありますか? 試したみたいことはありますか? あるいは、これ以上続けたくないと思っていることは? 


(6) この実践をとおして、あなたは教師として、どのように成長しましたか? 今後、あなたはどんな点で成長し続ける必要があると思いますか?


https://mindstepsinc.com/2017/05/ten-questions-help-reflect-practice-year/から長崎作成


12/04/2020

伊野商業高校 仁淀Blue Project 2年生 発表会 [Zoom]

2020年12月4日(金)仁淀Blueを生かした伊野町の活性化策をICTを学ぶ高校生が考える伊野商業高校 仁淀Blue Project の発表会が、Zoomを使ったオンラインで開催されました。

プレゼン力は年々高まっていることを実感します。今年の2年生は特に落ち着いて、わかりやすいプレゼンができていたと思います。私からは講評として次のようなフィードバックを送りました。


1   プレゼンで人の心を打て!

2   誰がオーディエンス?

3   プランは実行すべし (アイデア出しだけではだめ)

4   オープニングをパワフルに   (Start strong)

5    スライドに文字が多い


12/02/2020

オンライン授業から生まれたこと (1) さくっと授業の振り返りを提出

オンラインでの授業をやるなかで、仕方なく導入した方法が、対面授業をやるようになってからも、使えると感じたことがいくつかある。

授業の振り返りを以前はワークシートなどに書かせて回収していたが、物理的に回収することができなくなって、オンラインのフォームで提出させることにしていた。自分でタイプしなおす必要もないし、すぐにデータとして扱える。便利だなあと思った。

対面授業に戻った。使わない手はない。さらに、QRコードをつけてみた。学生諸君は授業終了後、サクッとスマホで振り返りを送ってくる。