3/30/2009

Kochi英語No.112(2009.3.30)JALT東四国支部招待講演会

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  2009.8.21は四国大会(高知大会)です。
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      Mon, Mar 30, 2009

Kochi 英語 Connection!

     -Kochi 英語 No.112-
     
    こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!
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*中高授業研究会、英語ディベート研究プロジェクト会など

     http://kochi-e-project.blogspot.com/

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    全国語学教育学会(JALT)東四国支部主催

           招待講演会

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全国語学教育学会(JALT)の東四国支部(高知・徳島・香川、
会長ダレン・リングリー)は、海外からの招待講演を下記のとおり
開催します。会員だけではなくて、非会員の方にもオープンにして
いますので、どうぞご参加下さい。

               記

Speaker: Dr. Eva Bernat (University of New South Wales, Australia)
Date/Time: Monday, April 13th, 7:00 – 8:00 p.m.

Place: Kochi Women's University, Meeting Room, 2nd floor

Implementing the Teaching-Learning Cycle effectively.
This seminar will provide teachers with a principled and theoretically motivated support for the development of teaching writing skills, using the Teaching-Learning Cycle (Hammond, Burns, Joyce, Brosnan, Gerot, 1992). The Teaching-Learning Cycle is based on the notion of scaffolding, which draws from Vygotsky’s (1978) view that higher thinking processes, including language, arise as a consequence of human interaction. Grounded in this social perspective, the seminar will outline in practical terms how this Cycle can be used effectively in the classroom with students of all levels of English language proficiency and teaching contexts.

Profile
Dr Eva Bernat is an Australian Learning and Teaching Council Research Fellow at Macquarie University, Sydney, and a Lecturer in TESOL at the University of New South Wales. Her research interests and publications cover metacognitive and affective learner contributions to language learning, and teacher education and development – particularly issues related to non-native speaker teachers.

Website: http://eng.core.kochi-tech.ac.jp/eastshikoku/


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

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3/29/2009

第25回英語教育セミナー21 高知県の英語ディベート(報告)


 本日、高知工科大学で第25回英語教育セミナー 英語ディベート編が開催されました。今回は第6回英語ディベート研究プロジェクト会も兼ねています。午前の部では、高知県がディベートをはじめて以来指導に関わった先生方が一堂に会し、これまでの取り組みを振り返ることで、今後の指導の在り方を考えるセッションを行いました。 また、午後は、英語ディベート指導に先駆的に取り組んでいる埼玉県の江森和也先生をお迎えして特別講演を行いましたのでその概要を報告します。
              (午前の部)
 高知県が英語ディベート指導をはじめて9年。この間、指導された学校の取り組みをお互いに紹介し、その成果と課題について検証しました。学校によって環境や生徒の状況も異なる中で、各先生方が独自の教材を開発し指導されている様子がうかがえました。成果、課題ともさまざまに出されていましたが、グループ全体を通して共通しているものがありました。成果においては生徒の英語学習の意欲が向上したことや論理的思考力がついたこと、チームワークの重要性や社会や普段の出来事への関心が増したことなどです。いっぽう、課題も出されたもので共通したものがありました。指導時間の不足、教員間の共通認識(熱意)、指導内容の工夫。いずれも指導者の課題です。これまで取り組んだ結果、出された共通点を生かして今後どのように指導の質的改善を行っていくか、またどのように指導の普及を図っていくかにつながりそうです。

              (みんなでランチタイム)今日はあいにくの曇り空。しかし多くの人たちが広大なキャンパスで花見を楽しんでおりました。私たちもちょっと寒い風に吹かれながらのランチです。しかし、桜はきれいでした。




(午後の部)

 江森和也先生(埼玉県立鴻巣高等学校)を講師にお迎えし、全国大会全般についての解説と先生自身が行ってきたディベート指導と成果・課題について講演していただきました。まず、全国大会のフォーマットに至るまでの経緯と現在の問題点について述べられました。現在のフォーマットにおいては自分の主張の前に、必ず相手の主張が入るため、次の準備がしやすいことがあげられました。いっぽう、懸念される点としては、質疑応答の時間が長いため、質問のしかたによっては弱点を見せたり、ジャッジに悪い印象を抱かせるおそれがあること、立論が置き去りにされるおそれがあることがあげられました。そのほか、ジャッジングのポイントについても解説がありました。勝敗はAdvantageとDisadvantageの比較によって決定され、証拠資料の引用による証明が重視されるということです。
 次に江森先生自身の実践として前任校(伊奈学園)での取り組みや埼玉県全体の流れについて紹介されました。埼玉県は県大会を開催してわずか3回目ですが、全国大会で優秀な成績を収められています。県大会の回数が少ないうちから全国で戦える力はどこでつけているのか、本日の解説からいくつかの理由が考えられます。
①いなほディベートBoys & Girls
教員で組織する英語ディベート部が実際にディベートを生徒にやって見せ、原稿を用いて練習する。
教員がディベートを見せることによって生徒にディベートの流れをつかませ、フォームを練習することができます。高知県も教員のディベートBoys & Girls 結成できないでしょうか。やってみたいものです。

②大会までの練習会(7回)
県大会までに、練習(試合)が7回設けられており、参加できる生徒がきて練習をしているとのことです。授業で学ぶ以外に、ここで実践経験を積むことによって、フォーマットに慣れさせることができます。
③いなほウィンターカップ
埼玉県では、今年度より、冬季大会も実施されています。新チーム(1,2年生)に照準をあてた大会のようですが、3年生も出場したそうです。目的としては学習してきたことやモチベーションを途切れないようにすることで、次年度の大会までの指導も効率よくできるということです。
④大学生との交流試合
高大連携事業の一環としてディベートを大学生と行う機会があるそうです。
江森先生の授業の工夫はもちろんのこと、このように県のディベート指導のしくみとしても工夫されていることがわかります。生徒がディベートを多く経験できる機会があることがわかります。

江森先生が最後にディベートの魅力についてディベートをしているときに生徒が本当に英語を使っている実感が持てることとディベートで使った英語は忘れないことを述べられましたが、今日のグループディスカッションの発表でもこのことを実感された先生がおられました。そのときの表情がいきいきとしており印象的でした。ディベートは生徒のみならず、教員のモチベーションをも向上させるのだと強く感じました。
江森先生にはお忙しいところ来高していただきありがとうございました。
以上、報告でした。

3/27/2009

Kochi英語No.111(2009.3.26)第25回英語教育セミナー21(英語ディベート)

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  2009.8.21は四国大会(高知大会)です。
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     Thu, Mar 26, 2009-Kochi英語 Connection!

    -Kochi 英語 No.111-
     
    こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!
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         第25回 英語教育セミナー21
 
           「高知県の英語ディベート」
  フリートーク:「ディベート指導は高校生に何をもたらしたか」

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 高知県の高校生による英語ディベート大会は、2000年プレ大会
で始まり、昨年10月で第8回大会になりました。この9年間の歴史の
中で、私たち高知県の教員は、高知県の高校生の力を信じ、指導法
や大会の改善に努めてきました。そこで、これまでにディベート指導に関
わった先生方が一堂に会し、これまでの取り組みを振り返ることで、今後
の在り方を考えるよい機会になるのではないかと考え、下記の予定でセッ
ションを開催します。
 また、午後は、英語ディベート指導に先駆的に取り組んでいる埼玉県
の江森和也先生をお迎えした特別講演を行います。
  
                  記

日時: 平成21年3月28日(土)10:00-16:00
場所: 高知工科大学 教育研究棟A 102教室
     (下記キャンパス地図参照)
昼食: 各自持参(キャンパスでお花見しながら食べましょう)
費用: 無料
概要:
10:00-12:00 フリートーク セッション
     (各校のディベート・スタッフによるポスターセッション)

13:30-15:30 特別講演 江森和也 先生
            (埼玉県立鴻巣高校教諭)

3/14/2009

英語教育セミナー21 高知英語Connection&高知工科大学Bluebird ジョイント・ワークショップ(報告)


 本日、高知市立城東中学校で英語教育セミナー21が開催されました。長﨑政浩先生(高知工科大学)によるワークショップで、本日のテーマはリーディングワークショップと多読指導の可能性 -生徒は本当に英語を読んでいるのか?-です。ワークショップの始まりはペアワークから。自分が読んだ本の中でいちばん印象に残っているものについての紹介。なかなか出てきません。読書量が少ないということと何を読んだか記憶を探るのに時間がかかりました。それはさておき・・・
次に以下の引用文を用いてある問題提起(現状の確認)をしてくれます。
"Most teachers do not teach. They 'cover' and do activities. Then when things go wrong, they dicipline." H.&R. Wong (1998) The First Days Of School: how to be an effective teacher
文法や読み方や色々なことをやらなければと必死に指導するのだけれども、うまくいかなければ最終的に押さえつけてやらせようとする。生徒の学習意欲が阻害されるわけですが、その学習の動機付け(意欲)を自然に維持し、または向上させ、学習内容を定着させるための1つの可能性として紹介されたのが今回のテーマなのです。本日は多数のさまざまなレベル、ジャンルの英書を使って概要を紹介されました。



 各グループごとにさまざまなレベルの英書が配られてのワークショップ。私たちのグループが読んだのは、絵が大きく1文で表されているものでした。特徴は、同じ文法事項が何度も出現し、最後に必ずオチがあるというものでした。このあと、授業としての利点について各グループで意見交換を行ったわけですが、単語を知らなくても、絵から想像できることや文法事項や表現の繰り返し使用による自然な定着化の促進など、どのグループからも共通した意見が出されました。英語の初期学習者や苦手な学習者でも読むことができます。
 さて、リーディングワークショップの指導形態は個別指導です。一例を示していただきました。
読みの方略の提示 → モデルの提示 → 個別に読書 → 個別指導 → 同レベルの生徒への指導 → 読んだ内容についてのやりとり → 授業の振り返りとフィードバック

生徒に実践をさせ、教員が発見したそれぞれの課題に対して個々に指導することによって生徒の学習の自立を促すためのひとつの形態です。これを多読指導として行う例を紹介されました。その前に、これまでの英語学習のステップについて今まで(現状)の問題提起をされました。
入門 → 基礎 → 応用 → 実用  「基礎力をつける前に応用を目指そうとしてたのではないか?」 全くそのとおりだと思いました。自分自身の授業を振り返ると「なんで定着しないんだろう」と思うことがよくありました。知識を与えても、それを使用させる機会が少ない、結局教えっぱなしになっているということなのです。今回の多読指導がこの基礎の定着に大きく貢献する可能性があります。「自分の好きな本を、好きな順番に、自分のペースで読むことで、英語を読む楽しさを味あわせ、楽しんで読書させることで、生徒の英語を自然に脳の深層に蓄積させていく。」
習った新しい知識を習得するための練習内容としてドリル形式の練習問題だけではモチベーションや量に限りがありますが、内容につながりのある英文を読む中で既習事項に何度も出会い量がこなせるというのは習得する条件としては整っています。実際の授業で多読指導を入れるには様々な課題があるとは思いますが、やはり強制されることなく自主的に読み、自然に定着を図ることができるという点で大きな可能性があると感じました。 長くなりましたが以上、報告です。

3/12/2009

Kochi英語No.110(2009.3.12)多読指導

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2009.8.21は四国大会(高知大会)です。
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   Thu, Mar 12, 2009-Kochi英語 Connection!

  英語教育の広場 -Kochi 英語 No.110-
 
   blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/

   こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!

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---Today's Maxim---

"An ounce of action is worth a ton of theory."

by Ralpf Waldo Emerson

   「1オンスの行動は、1トンの理論に値する。」
                      ラルフ・ワルドー・エマーソン

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         第24回 英語教育セミナー21

高知英語Connection & 高知工科大学Bluebird Joint Workshop

リーディング・ワークショップと多読指導の可能性

       -生徒は本当に英語を読んでいるのか?-

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伝統的な文法訳読からコミュニカティブ・リーディングヘ、そして、今は音
読やシャドーイングを中心とした授業も多くなってきました。しかし、これ
からの授業で生徒たちは本当に英語を読んでいるのでしょうか?英語
を読む力を本当に身につけているのでしょうか?一斉授業の限界を破り、
生徒たちが生き生きと英語を読むようになっていく指導方法について探り
ます。

日時: 平成21年3月14日(土)14:00-16:30
場所: 高知市立城東中学校 ランチルーム (高知市江陽町1-20)
費用: 無料
日程:
14:00-16:00 ワークショップ「リーディング指導の新しい展開」
            講師: 長﨑 政浩 (高知工科大学)

16:00-16:30 振り返り

*当日は、多読指導用のペーパーバックなどを約500冊を実際に使用
 して、ワークショップを行います。実際に手にとって、読むことができます。


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高知県教育委員会事務局高等学校課
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