12/22/2008

Kochi英語No.105(2008.12.22)January, 2009

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  2009.8.21は四国英語教育研究会・高知大会です
===========Kochi 英語 Connection!=============
12/18 (Fri), 2008
英語教育の広場 -Kochi 英語 No.105-
blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/

        
・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・
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-Today's Maxim-
"The thing always happens that you really believe in;
and the belief in a thing makes it happen."
Frank Loyd Wright

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-A Table of Contents-
(1) 第9回授業研究会(高知)
(2) 第14回英語教育実践セミナー in 松山
(3) 第4回英語ディベート研究プロジェクト会(高知)
(4) フィンランドの子育て・教育を語る講演会(高知)
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        第9回授業研究会(高知)

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 現在、授業ビデオを見ながら授業研究を行なっています。
興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。
  
              記

日時:1月10日(土)15:00-17:00
場所:高知大学附属中学校

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      第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時: 1月11日(日)10:00-16:30
場 所: 愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催: 愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学池野修)
テーマ: 『英語授業改善』
講 師: 金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費: 2,000円
定 員: 100名
申込先: 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)
までに下記にご連絡下さい。
(郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔(宛)
(FAX)0897-55-1488
(e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp

日 程:
 9:20- 9:50 受付
 9:50-10:00 開会行事
10:00-12:00 研修①「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30 昼食
13:30-16:30 研修②「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40 閉会行事

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   第4回英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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 初めての方も、どうぞ遠慮なくご参加下さい。現在、県下
高校の取り組み紹介、輪読、ビデオ研究、教材開発などを
テーマに毎回和気藹々と会を進めています。「ディベートって
難しそう」と思われている方に是非参加してもらえればと思い
ます。

               記

日時: 平成21年1月24日(土) 15:00-17:00
場所: 高知南高校
内容: 事例報告、輪読、ビデオ研究、教材開発
     全国大会レポートなど・・・
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   フィンランドの子育て・教育を語る講演会(高知)

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 講師として、駐日フィンランド大使館のキマネン参事官と
新井淑子さんご夫妻をお迎えします。子育てや教育に関心
のある方ならばどなたでもご参加いただけます。
  
              記

日 時: 平成21年1月25日(日) 13:30~16:00
場 所: 高知会館 白鳳の間 (高知市本町5-6-42)
定 員: 150名
参加料: 無料
主 催: 高知県海外教育事情研究会
共 催: 高知県教育センター
申 込: 高知県教育センター井上祐子までFAX・又は
メールで氏名・連絡先をご記入の上、お申し込み
下さい。
FAX 088-866-0074
メール yuuko_inoue@ken2.pref.kochi.lg.jp 

締 切: 平成21年1月15日(木)

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

12/14/2008

第8回授業研究会特別編(報告)


 昨日に引き続き、第8回授業研究会が附属中学校で行われました。本日の会は田尻悟郎先生の実践を細かく考察し、自己の授業実践の問題点を見つけたり、授業の組み立て方や考え方などの疑問点を見いだすこと、自己のモチベーションを高めることを目標としたものです。題して「田尻悟郎を暴く」です。もちろん実際に田尻先生に来ていただき自身の教育観や授業観も聞くことができ、非常に密度の濃い充実した研究会を行うことができました。学んだ内容が多いので整理しながら今日の研究会をレポートしようと思います。
(全体の流れ)
 午前の部では、田尻先生の授業実践(50分)の映像を解説して頂きながら観察しました。授業の初めから終わりまでを一通り見るのは田尻先生の授業を見に行かない限り、多くの人にとってはこれが初めてではないでしょうか。(私は初めてです)。授業の展開を簡単にまとめると、出席確認 → ちょっとしたteacher's talk → ショートスピーチ → 評価 → 新しい内容の語彙練習 → ペアでディスカッション → パートナーの意見を再構築、発表 → 内容に関するQ&Aです。
 次に観察した授業を通しての質疑応答です。机間指導の方法や、授業のカテゴリーの配置についてなど、さまざまな質問がされ、丁寧に解説していただきました。   (昼食をはさんで)
午後の部では田尻先生とのフリートークが行われ、先生の実践や考え方に関する質問や先生の授業観や教育観を実践をしながら語っていただきました。
そうこうしているうちにあっという間に終了です。(16:00)
(本会での田尻先生語録)
今日の研究会で田尻先生が述べられたことば(私的に印象に残っていることばなど)を紹介します。
・教師という職業ほどひどい仕事はない〔一般企業は「ものづくり」をしている、売れる物をつくらなければ客は減る。 生徒を客にたとえると教師は売れないもの(わからない授業)を作っても客(生徒)は毎日来る。〕
・4つの授業カテゴリー
・指導案に定型はない
・スピーチの準備で原稿に訂正を加えてはダメ
・スピーチ活動の真価が問われるのは聞いている生徒の反応がどのように見えるかだ
・ALTへの働きかけ
・発問が命
・教科書は先に開かせない
・単なるパターン練習はダメ
・英語を感じさせる
・教えあいから生徒は多くのことを学んでいる
・テストで力をつける
・到達目標とテストの一致
・単発な活動から複合型へ
・英語を好きにさせるにはライティングがいちばん扱いやすい
・体験から学ばせる大切さ
・年間学習計画(シラバス)にしばられないこと
・メモを取れ
細かくあげればまだまだありますが、特に印象に残っているキーワードをあげました。
(感想)
 参加された先生方のコメントにもありましたが、田尻先生の実践や講演は多くのかたがこれまでも見聞きしたことがあると思うのですが、いつ聞いてもはじめて聞いたような感覚になります。なぜかわかりませんが・・・。とにかく時間があっという間に過ぎて、「田尻悟郎を暴く」には時間が足りませんでした。(物理的な理由よりも奥が深すぎて暴ききれなかった)といったほうが適切かもしれません。田尻先生の実践については、テレビやDVD、書籍等で紹介されており、印象は授業の目標や活動の目的が明確、ひとつひとつの活動が有機的に結びついている、生徒が英語を使って活動している、生徒の教えあいなど共通していると思います。しかし、今回50分の授業を通して観察すると、活動や指示ひとつをとっても生徒に対する細やかな配慮がなされており、また発問の仕方も生徒が多くの「気づき」を得られるように工夫された内容でした。
 今日の研究会で田尻先生のすべてを知ったわけではありませんが、少なくとも田尻先生の考える授業観や教育観を身近に感じられたように思うし、私たち自身の授業観や教育観を今一度見つめなおす大きなきっかけになったように思います。
以上簡単ではありますが、これを報告とします。

フィンランドの子育て・教育を語る講演会(ご案内)




高知県海外教育事情研究会(会長 森 暁安芸中高校長)が、高知県教育センターと共催で、標記の講演会を企画しています。講師に、駐日フィンランド大使館からキマネン参事官と新井淑子さんご夫妻をお迎えします。教育や福祉サービスも充実し、学力では世界のトップレベル。生涯学習も盛んなフィンランドの子育てとは・・・?是非一緒に高知の未来を考えましょう。

日時: 平成21年1月25日(日)13:30~16:00
会場: 高知開館 白鳳の間(高知市本町5-6-42  TEL 088-823-7123)
参加費: 無料

申し込み方法:子育てや教育、フィンランドに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。ご希望の方は、裏面に必要事項を記入のうえ、下記までFAXまたはメールでお申込ください。

申込先  : 高知県教育センター 井上 祐子 
FAX  : 088-866-0074   TEL: 088-866-3893
Email: yuuko_inoue@ken2.pref.kochi.lg.jp  

申込締切:1月15日(木)*人数が多くなりましたらお断りすることもありますので、ご了承ください。


案内ちらし・FAX参加申込書
フィンランド大使館

Flag of Finland image courtesy of 4 International Flags

フィンランドの子育て・教育を語る講演会(ご案内)




高知県海外教育事情研究会(会長 森 暁安芸中高校長)が、高知県教育センターと共催で、標記の講演会を企画しています。講師に、駐日フィンランド大使館からキマネン参事官と新井淑子さんご夫妻をお迎えします。教育や福祉サービスも充実し、学力では世界のトップレベル。生涯学習も盛んなフィンランドの子育てとは・・・?是非一緒に高知の未来を考えましょう。

日時: 平成21年1月25日(日)13:30~16:00
会場: 高知開館 白鳳の間(高知市本町5-6-42  TEL 088-823-7123)
参加費: 無料

申し込み方法:子育てや教育、フィンランドに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。ご希望の方は、裏面に必要事項を記入のうえ、下記までFAXまたはメールでお申込ください。

申込先  : 高知県教育センター 井上 祐子 
FAX  : 088-866-0074   TEL: 088-866-3893
Email: yuuko_inoue@ken2.pref.kochi.lg.jp  

申込締切:1月15日(木)*人数が多くなりましたらお断りすることもありますので、ご了承ください。


案内ちらし・FAX参加申込書
フィンランド大使館

Flag of Finland image courtesy of 4 International Flags

12/13/2008

第8回授業研究会(報告)


第8回授業研究会が附属中学校で行われました。今日は、横山先生の授業実践について協議しましたが、今回は中学校・高校からの新しいメンバーに加え、大学生の参加も見られ活発な研究会となりました。先日セルハイの研究発表会で実施された授業実践のビデオを観察し、気づいた点を互いに出してブレインストーミングを行いました。様々な意見が出されたわけですが、人数が多いぶん、自分が気づかなかったことや、違った角度からみた意見を聞くことができ、横山先生にとってはもちろんですが、私たちにとっても授業の組み立てやそれぞれの活動の意味を深く考える機会となりました。実践内容については前回に報告している高知南中学・高校セルハイ最終発表会の公開授業 を見てください。

次回は、2009年1月10日(土)に開催予定です。

12/12/2008

Kochi英語No.104(2008.12.12)フィンランドの教育

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  2008.12.12.(Fri) 配信元: 高知英語Connection!
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     英語教育の広場 -Kochi英語 No.104-
        
  
  ・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・

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<もくじ>

1.第8回授業研究会 (高知)
2.第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)
3.第14回英語教育実践セミナー (松山)
4.第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)
5.フィンランドの子育て・教育を語る講演会(高知)NEW!!

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            第8回授業研究会

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英語教育に興味関心のある方なら、どなたでもお気軽にご参加
下さい。今回は、ビデオで英語の授業研究を行ないます。
                 
                記

日時:12月13日(土)15:00-17:00
場所:高知大学附属中学校 2F
    http://ozu.cc.kochi-u.ac.jp/~fuchu/

内容:授業ビデオ研究
*12月14日は田尻悟郎先生(関西大学)を招いての研究会です。

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     第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)

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高知県からは高知県大会優勝の高知西高校が出場します。応
援よろしくお願いします。がんばれ!西高校!

日時: 12月20日(土)~21日(日)
会場: 岐阜聖徳学園大学(岐阜キャンパス)
詳細: www.takanishi.ed.jp/documents/080613youkou03.pdf

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       第14回英語教育実践セミナー in 松山
        皆で金谷先生に会いに行きましょう!
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日 時: 平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所: 愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催: 愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ: 『英語授業改善』
講 師: 金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費: 2,000円
定 員: 100名
申込先: 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)まで
      に下記にご連絡下さい。
(郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
(FAX)0897-55-1488
(e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp

日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事


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  第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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 初めての方も、どうぞ遠慮なくご参加下さい。現在、県下高校
の取り組み紹介、輪読、ビデオ研究、教材開発などをテーマに毎
回和気藹々と会を進めています。「ディベートって難しそう」と思われ
ている方に是非参加してもらえればと思います。

                 記

日時: 平成21年1月24日(土) 15:00-17:00
場所: 高知南高校(予定)
内容: 事例報告、輪読、ビデオ研究、教材開発
     全国大会レポートなど・・・
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     フィンランドの子育て・教育を語る講演会(高知)
     *添付資料(講演会ちらし、専用申込書)あり
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講師として、駐日フィンランド大使館のキマネン参事官と新井淑子
さんご夫妻をお迎えします。子育てや教育に関心のある方ならば
どなたでもご参加いただけます。
  

                 記

日 時: 平成21年1月25日(日) 13:30~16:00
場 所: 高知会館 白鳳の間 (高知市本町5-6-42)
定 員: 150名
参加料: 無料
主 催: 高知県海外教育事情研究会
共 催: 高知県教育センター
申 込: 高知県教育センター井上祐子までFAX・又はメールで
     氏名・連絡先をご記入の上、お申し込み下さい。
FAX 088-866-0074
メール yuuko_inoue@ken2.pref.kochi.lg.jp 
締 切: 平成21年1月15日(木)

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

12/11/2008

Science Reading: Oral Testを実施



3rd Quarter 終了時に Science Reading の授業でOral Testを実施した。内容は、授業で読んだ英文の retelling。各Unitでは、授業の最後のゴールとして Mini presentationを行っている。Powerpointなどを使った大がかりなものではなくて、A4サイズの透明のカードケースに、アウトラインを示す画像や英語のフレーズを入れたもの(写真参照)を使って、小グループで発表しあうというものだ。

テストを受けるチャンスは、3回与えた。何度も練習をして、納得のいく結果がもらえるまで、挑戦できるようにした。緊張をして、成果を発表できないと困るからだ。口頭テストでは、複数回チャンスを与えることが必要だろう。1クラスで3~5人が再挑戦をしたが、全員、評価はあがっている。

このテストは、プレゼンテーション力を育てることが主目的ではない。あくまで、英語のintakeづくりがねらいだ。読み取った英文を、何度も、そして、さまざまな形式で、使わせることによって、英語のチャンクや音韻の定着を狙っている。

12/08/2008

第8回英語授業研究会(特別編)開催のお知らせ

前日の研究会に引き続き、田尻悟郎先生(関西大学)をお招きしての研究会を下記の要領で開催します。興味、関心のある方は12月11日(木)までに問い合わせてください。

日 時:平成20年12月14日(日) 10:00~16:00

場 所:高知大学付属中学校2F

テーマ:「田尻悟郎を暴く」

*今回の会への参加対象者はこの授業研究会に継続的に参加していただける方に限ります。

問い合わせ先:
山中 由香 (附属中学)yuka_yamanaka@kt4.kochinet.ed.jp 
中馬  剛  (須崎高校) takeshi_chuma@kt4.kochinet.ed.jp

12/05/2008

高知工科大学 幻想的にライトアップ



恒例のキャンパス・イルミネーションが始まりました。地域の方々のご支援をえて、学生の皆さんがキャンパスを飾るイベントです。キャンパスの駐車場も開放されており、昨夜も見に訪れた方がちらほらいました。開催期間は、キャンドルづくりのクリスマスイベントなども予定されています。地域とともに歩む。学生をどんどん地域と交流させて育てる。本学が開催する様々なイベントをみていると、そのような考え方がしっかりと根付いていると感じます。

KUT Topic TOP

Kochi英語No.103(2008.12.4)金谷憲、樫葉みつ子

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 2008.12.4.(Thu) 配信元: 高知英語Connection!
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 英語教育の広場 -Kochi英語 No.103-
        
       Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


     ・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・
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■ちょっと一息■

 Stand By Me ~インターナショナルバージョン
 http://jp.youtube.com/watch?v=_A_ma2h0idk
   私の感想: 歌と映像に癒されます。

■新刊紹介■
 『英語教育熱-過熱心理を常識で冷ます』 金谷憲著、研究社
 http://www.amazon.co.jp/英語教育熱-過熱心理を常識で冷ます-金谷-憲/dp/4327410691
   私の感想: 金谷節、炸裂!

 『英語で伝え合う力を鍛える!
    1分間チャット&スピーチ・ミニディベート28』 樫葉みつ子著、明治図書
 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4%2D18%2D771717%2D3

   私の感想:小さな活動を目指すゴールまでつなげていく手法に脱帽。

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<もくじ>

1.第8回授業研究会 (高知)
2.第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)
3.第14回英語教育実践セミナー (松山)
4.第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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              第8回授業研究会

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 英語教育に興味関心のある方なら、どなたでもお気軽にご参加下さい。今回
は、ビデオで英語の授業研究を行ないます。
                 
                   記

日時:12月13日(土)15:00-17:00
場所:高知大学附属中学校 2F
内容:授業ビデオ研究

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         第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)

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高知県からは高知県大会優勝の高知西高校が出場します。応援よろしくお願
いします。

日時: 12月20日(土)~21日(日)
会場: 岐阜聖徳学園大学(岐阜キャンパス)
詳細: www.takanishi.ed.jp/documents/080613youkou03.pdf


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          第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時: 平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所: 愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催: 愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ: 『英語授業改善』
講 師: 金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費: 2,000円
定 員: 100名
申込先: 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)までに下記に
      ご連絡下さい。
     (郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
     (FAX)0897-55-1488
     (e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp
日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事


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       第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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 初めての方も、どうぞ遠慮なくご参加下さい。現在、県下高校の取り組み紹介、
輪読、ビデオ研究、教材開発などをテーマに毎回和気藹々と会を進めています。
「ディベートって難しそう」と思われている方に是非参加してもらえればと思います。

                     記

日時: 平成21年1月24日(土) 15:00-17:00
場所: 高知南高校(予定)
内容: 事例報告、輪読、ビデオ研究、教材開発、全国大会レポートあり!


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

12/01/2008

授業研究ワークショップ-校内研修として行う協働授業研究の開発



5年間のアクション・リサーチを通じて、それぞれの職場を拠点として行う、協働による授業研究の必要性を実感している。現職教員のProfessional Developmentの重要性は認識され始めてしばらく経つが(Jack Richards & Thomas Farrell (2005) Professional Development for Language Teachers, Cambridge University Press.他)、まだ、具体的な方法が確立されているとは言い難い。その方法の開発研究の一環として、高知南高校の有志の協力を得て、ワークショップを実施した。

授業者は、同校前中佳奈教諭。11月19日に公開した、研究授業が対象。まず、全員でビデオを視聴。その際、記録用ワークシートにメモをとる。その後、各自で気づいたことを、付箋紙に転記。この段階で、各人の授業に対する省察が行われる。その後、facilitator(長崎)の進行により、付箋紙を貼って生きながら、授業の良かったところ、改善点などをイメージマップのように展開していく。単に、意見を出し合うだけでなく、その背景にある教室や生徒の状況、授業者の考えなどを共有しながら進めた。最後に、授業者に今日のディスカッションをまとめてるという「宿題」を出して終了。

前中先生のリフレクション

実施した結果は、現在参加してくださった先生方の意見を含めて、集約中だ。うえに掲載した授業者本人の振り返りには、「自分ひとりで授業の振り返りをしても、これほど具体的には出てこないだろう。」「今までこれほどのことを考え、意識したことがなかった。」「『授業を見てもらっているという安心感』だ」とある。校内で行う協働による授業研究の可能性を感じさせてくれる。

今月のことば 12月



If everyone says you are wrong, you're one step ahead. If everyone laughs at you, you're two steps ahead.


-Charles Thompson

11/30/2008

「アクション・リサーチ交流会2008 in 松山」開催



2008.11.30(土)、アクション・リサーチの会@松山と共同で、初めてのアクション・リサーチ交流会を開催しました。当日は、各地から、80名を超える熱心な先生方の参加があり、熱気ある交流会となりました。詳細は、英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワークに掲載していきますので、ご覧ください。

11/26/2008

Kochi英語No.102 (2008.11.26)

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 2008.11.26.(Wed) 配信元: 高知英語Connection!
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 英語教育の広場 -Kochi英語 No.102-
        
       Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・

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■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm
第61回高知県中学・高校英語弁論大会の結果
http://mainichi.jp/area/kochi/archive/news/2008/11/11/20081111ddlk39040746000c.html

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<もくじ>

1.アクション・リサーチ交流会2008 (松山)
2.第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)
3.第14回英語教育実践セミナー (松山)
4.第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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         「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。アクション・
リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽しく語り合いましょう。
授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を磨きたいと思っている先生、
多くの人と授業実践を交流したいと思っている先生。気の合った仲間と一緒に
参加してみませんか。それでは、松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣
13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強
13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之
13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)
14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清
14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)
15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子
15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩
16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸
16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。
16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
--------------------------
☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー
http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。


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         第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)

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高知県からは高知県大会優勝の高知西高校が出場します。応援よろしくお願
いします。

日時: 12月20日(土)~21日(日)
会場: 岐阜聖徳学園大学(岐阜キャンパス)
詳細: www.takanishi.ed.jp/documents/080613youkou03.pdf


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          第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時: 平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所: 愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催: 愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ: 『英語授業改善』
講 師: 金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費: 2,000円
定 員: 100名
申込先: 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)までに下記にご連絡
      下さい。
     (郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
     (FAX)0897-55-1488
     (e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp
日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事


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       第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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 初めての方も、どうぞ遠慮なくご参加下さい。現在、県下高校の取り組み紹介、
輪読、ビデオ研究、教材開発などをテーマに毎回和気藹々と会を進めています。
「ディベートって難しそう」と思われている方に是非参加してもらえればと思います。

                     記

日時: 平成21年1月24日(土) 15:00-17:00
場所: 高知南高校(予定)
内容: 事例報告、輪読、ビデオ研究、教材開発、全国大会レポートあり!


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/24/2008

全英連鹿児島大会に行ってきました

第58回の全英連大会に行ってきました。今回の会場は今NHKで放送中の大河ドラマ「篤姫」の鹿児島です。大会コンセプトは「Ishin-世界を拓く若者が育つ英語教育」、英語好きを育てることを原点に、実践的コミュニケーション能力や態度を培い、異文化に生きる人々と共に世界の未来に貢献しようとする志をもった日本人を育成する教育の在り方を探ることを目的として掲げられていました。テーマといい、、分科会の数といいどんな大会なのだろうかと行く前から興味を抱かされていました。2日間の大会の感想を報告します。
 1日目(市民文化ホール)
雄大な桜島が見渡せるオーシャンヴューの会場で開催されました。開会式終了後、吉田研作氏(上智大)による記念講演。演題は「英語が使える日本人を育成するには何が必要か」でオールイングリッシュで行われました。内容は、現在の日本人の英語力の現状をとりあげ、これから小学校で英語授業が導入されてからの中・高の授業のあり方について提言をされました。
 現状では、中学校・高校の授業では英語で授業が使用されていないことがあげられました。これから小学校に英語が導入され、授業は英語で受ける。そのような生徒が中学校へ行き日本語の多い、訳読や、文法など知識的な要素の多い授業を受けることになる。ここで大きなギャップが生まれせっかく小学校で素地を築いてきても、それが育たないということです。(生徒は失望する)。だからひとつにはクラスルームイングリッシュを積極的に使用すべきだと言われていました。英語使用度の低さは、韓国と比較したGTECのCan-Do調査の結果でも明確に示されていました。私たち教師の今後の役割としては、中学校の先生は小学校ですでに学んできたことをどれだけ伸ばせるか、高校側はそれを受けてより明確なビジョンをもって指導にあたるということにあるようです。
 午後からは、研究授業。中学校、高校の研究授業を同時に別の部屋で行われました。通常の形態ではなかったので驚きました。私が見たのは高校の部、鶴丸高校の発表です。オールイングリッシュで杉原地畝氏についての教材が扱われ、発表では父、杉原氏に対する筆者の心情と戦後の境遇の把握をし、ユダヤ人との再会場面をスキットで再現する内容でした。感想としては「さすが」という言葉が適切でしょうか。生徒も積極的でした。
 最後はパネルディスカッション。松本道弘氏(国際ディベート学会会長)、松畑熙一氏(中国学園大・短大学長)、原口 泉氏(鹿児島法学部大教授)の3名のパネリストで南 徹氏(IBS学院長)の司会によって行われました。テーマは「世界を拓く人間力を育てる英語教育-薩摩の英学、郷中教育を振り返り、日本の英語教育の未来を語る」で、非常に熱く、ユーモアあふれるディスカッションでした。松本先生からの英語とカマキリの接点にはじまり、タイトルのとおり、薩摩の英学の歴史を紐解きながら最後はこれからの英語教育はどうあるべきかの提言で締めくくらました。提言は以下のとおり。
(松本道弘氏)
これからの英語教育は磁石でなければならない

(松畑熙一氏)
・英語で授業する力の育成
・学力は結果であって目標ではない
・コア学習
・人間力を育てよう

(原口 泉氏)
一人ひとりの人間が人間力を持ち、力をあわせてやっていくこと
・情報の伝達
・貢献意欲
・明確な目標を共有する

非常に有意義なディスカッションでした。

2日目(各4会場で分科会)
 2日目は4会場で分科会です。数が非常に多く、会場も場所が異なる4会場での分科会でした。私が行ったのはディベートに関するテーマと、第2分科会ではあちこちです。報告は省略します。

11/19/2008

高知南中学・高校セルハイ最終発表会の公開授業

 本日、高知南中学校・高校でセルハイ最終発表会が行われました。午前中は公開授業が2時間と研究協議、午後はセルハイの研究報告と松沢伸二先生(新潟大)による特別講演です。今日、見せていただいた公開授業にとても感銘を受けたので報告します。私が見た授業は

1時間目:英語Ⅰ(前中佳奈先生)  2時間目:英語Ⅱ(横山志保先生) です。

 1時間目の授業風景は、明るく、元気であたたかな雰囲気が感じられました。指導している先生の元気あふれる姿がクラス全体に浸透していて、生徒も積極的に活動に取り組んでいました。題材は野生保護運動に取り組んでいる1人の女性と子アザラシとの出会いと別れを描いた物語で、今日の授業ではすべてのあらすじを簡単な英語でピクチャーカードを使いながら説明するという内容でした。目標として3つあげられており ①物語を感動を持って伝えようとする  ②サマリーを、絵を見ながら短いことばで表現できる  ③発表者の英語を聞いて、物語を振り返ることができる  です。
 最後には全体の前で発表する場面があり、すすんで発表をする生徒もいましたが、中にはそうでない生徒もいました。そんなときに指導者からの励ましの声がかけられたのですが、感心したのは他の生徒からも励ましの声や拍手が自然に出ていたことです。その生徒は発表をしました。また、グループのメンバーが発表している姿を不安そうに見守る生徒やヒントを与える生徒も見られました。聞いていた生徒も発表者に視線が向けら集中していました。とても微笑ましい光景でした。最後には先生が自らモデルとなり、全ストーリーを一人でリテリングしたのです。そのときの生徒たちの視線は先生の示す絵に釘付けとなり、研ぎ澄ますかのように耳をかたむけて聞いていました。そして物語が終わると生徒から自然な拍手喝采。さっきまで楽しそうに、またにぎやかにやっていた流れとのギャップがあり、最後には引き締まったものとなっていました。生徒にとってはまさに物語を感動をもって聞いた瞬間だったでしょうし、今後への強いエールとなったことでしょう。本当に感動しました。

2時間目の授業でも、すばらしい授業を見ることができました。題材は馬と人間の関係、人間同士の心のつながりを描いた物語を扱いリテリングを行うという目標を掲げて行われました。アップテンポの語彙練習からはじまり絵を提示しながらの内容復習、レベルごとに区切られたワークシートを使ってのペアワークと非常にテンポのいい授業でした。横山先生はクラスの状況を冷静に分析され、生徒へのアプローチを使い分けていると感じました。
 私が印象に残った場面がいくつかあるのですが、その1つはリテリングをしている女子生徒が絵を相手に見せながら行っていたことです。この女子生徒だけが見せて行っていたように思います。先生が指示をしたことによるのではなく、生徒が活動の中で気づいてとった行動のようで、「知らないところで成長している」といった横山先生のことばは印象的でした。
 もうひとつは、この授業でも最後に全体発表があり、なかなか発表者が出なかったのですが、周りの生徒に推されて発表した生徒がいました。初めはイヤイヤという様子でしたが、先生の励ましと生徒の拍手によって一生懸命行ってました。途中で授業終了のチャイムが鳴り、私は他の生徒がどうするのかを見ていたのですが、発表している生徒を真剣なまなざしで聞いていました。この生徒は最後までやり遂げたのですが、発表した生徒にはなんとかやり遂げたという達成感と次の学習につながる少しの自信が持てたのではないでしょうか。また聞いていた生徒の中には彼の姿を見て「自分にもできるかもしれない」、「自分も今度やってみようかなあ」といったプラスの影響をもらったのではないでしょうか。
本当に授業者にも、生徒にも目を見張るものが多い公開授業でした。

11/16/2008

第7回授業研究会(報告)


 第7回授業研究会が付属中学校で行われました。まず、四国大会の発表者である横山先生の前回の授業実践についてのまとめと今後の課題や授業イメージについて議論されました。自己の授業を客観的によく分析されており、今後の授業の理想像もはっきりと持たれていました。横山先生のチャレンジングな姿勢に見習うべきところが多くあると感じながら聞いていました。来週、公開授業を行うとのことで行く予定です。


 次に語彙指導の紹介。高校の実践として横山先生、大学の実践紹介を長崎先生がされました。
横山先生の実践では、その課で扱う単語をすべてリストにして提示し、毎時間練習されているということでした。語彙数も多く初めは大変であると思われますが、練習量はかなり多く、音読やあとの活動ができるようになると思われます。またこのリストを辞書として使用しているとのことでした。
長崎先生の実践では、与えられた10個の単語(定義つき)を和訳がついた本文をスキャニング → 先生の定義説明と解答確認 → 映像を見ながらリピート → ペア活動 を紹介され、ほどよい緊張感をもって楽しみながら行えました。また、定義を聞き取り単語を選ぶ小テストも紹介されました。私たちが一般的に行っている語彙指導とは異なり、いきなり英文に触れさせながらそれぞれの単語が英文のなかでどのように使われているかといった視点が含まれていること、映像の使用や定義の聞き取りのように視聴覚にうったえていること、活動のテンポがいいこと、ペアワークを入れて学習者同士に刺激を与えていることなど、試験までの流れがリンクしており工夫されているなあと関心させられました。
次回の研究会は、来週実施される横山先生の公開授業を観察と協議、橋尾先生の授業実践についての協議をする予定です。

11/15/2008

第3回英語ディベート研究プロジェクト会(報告)

 本日、3回目のディベート研究プロジェクト会が付属中学校で行われました。今回の実践発表は高知追手前高校の上田先生です。 学校全体としてのディベート指導をはじめてもう5,6年とか。資料の内容も非常に充実しており、テキストのようでした。OCⅠで9月より指導を開始しており、ディベートとは何かを日本語によるディベートTASKをこなしながら徐々に理解させているようです。そして英語でのディベート練習を本格的に取り入れるのは7回目あたりの授業からということですが、やはり1年生ということもあって英作文で時間がかかるということでした。しかし、この1年間でディベートを一通りやっていることから、次年度での指導がスムースに行えるようで、ひとつの追手前高校の特徴でしょう。来月校内のディベート大会が行われるようで、生徒がどのようなパフォーマンスを発揮するのかが楽しみですね。
 次に輪読のレポート。今回は私が担当です。内容はデリバリーとスピーチの構成についてです。この本、非常に読みやすくまた丁寧に書いてくれいるんですよ。高校生でも十分読めます。受け売りではありませんが紹介しておきます。SPEAKING, LISTENING AND UNDERSTANDING -Debate for Non-Native English Speakers- Gary Rybold著です。ちょっと今日の概要を紹介しますと、前者では公でのスピーチをするときの緊張や恐怖を少なくするため、心と体の準備が必要であることや練習のしかたについて述べられています。この章で印象に残っていることばを紹介します。
"Preparation and Practice Prevent Poor Performance" 5Psです。パフォーマンスを最大限に発揮するためにはやはり事前の準備と練習がカギを握るということですね。
 次の章ではスピーチを構成するそれぞれのパーツの役割や優れた内容構成とはどのようなものか、またどう作ればいいのかが詳しく述べられています。
 次回のプロジェクト会では、
 1 実践発表
 2 輪読
 3 ディベートの教材作成についての意見交換  を行う予定です。

11/14/2008

Kochi英語No.101(2008.11.14)

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 2008.11.14.(Fri) 配信元: 高知英語Connection!
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  英語教育の広場 -Kochi英語 No.101-
        
       Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


  ・・・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・・・

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   ■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm
第61回高知県中学・高校英語弁論大会の結果
http://mainichi.jp/area/kochi/archive/news/2008/11/11/20081111ddlk39040746000c.html

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<もくじ>

1.高知南中学・高校セルハイ最終発表会
2.「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山
3.第14回英語教育実践セミナー in 松山

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     高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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高知南中学・高校が、下記のようにスーパー・イングリッシュ・
ランゲージハイスクールの研究開発の最終研究発表会を開催しま
す。研究テーマは、「到達目標を明確にした中高一貫シラバスの
開発と英語の基礎学力を確実に身につけさせるための指導方法の
研究」で、中・高の垣根を越えた学校を挙げての研究です。是非、
ご参加下さい。
                 記
日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校
日程:
受付
 8:30- 9:00 受付
 9:00- 9:50 公開授業Ⅰ
10:00-10:50 公開授業Ⅱ
11:05-11:20 開会行事
11:20-12:40 授業研究
12:40-13:40 昼食
13:40-15:10 研究報告
15:20-16:20 特別講演
     演題「学習のための評価(AFL)の理論と実践」
     講師 新潟大学 教育学部教授 松沢 伸二 先生
16:20-16:30 閉会行事

参加申し込み:
参加ご希望の方は、11月10日(月)までに高知南高校セルハイ担当
(澤田朝子先生)まで、FAX(088-833-7453)で、参加者の氏名、所属、
弁当(600円)の必要・不必要をご記入の上、お申し込みください。


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         「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。アクション・
リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽しく語り合いましょう。
授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を磨きたいと思っている先生、
多くの人と授業実践を交流したいと思っている先生。気の合った仲間と一緒に
参加してみませんか。それでは、松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣
13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強
13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之
13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)
14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清
14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)
15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子
15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩
16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸
16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。
16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
--------------------------
☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー

http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。

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         第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時:平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所:愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催:愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ:『英語授業改善』
講 師:金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費:2,000円
定 員:100名
申込先:
 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)までに
下記にご連絡下さい。
(郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
(FAX)0897-55-1488
(e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp
日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①
           「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②ワークショップ
           「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事
  
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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/06/2008

"Change has come to America." - Barrack Obama's winning speech



政治の世界で、久しぶりに「感動」を伝えられるリーダーが誕生した。44代アメリカ合衆国大統領Barrack Obamaである。アメリカの各メディアには早速、スピーチの原稿がアップロードされている(すごい時代だ。そして、便利な時代)。多くの人が、感動をもって彼の言葉を聞いたであろう。少し抑え気味に話すのだけれど、心に訴えかけてくる。「語りかけてくる」ようなスピーチだと思う。言葉の選択もレトリックもすばらしい。絶妙な繰り返し、リズム、間。ぜひ、じっくりscriptを吟味してみたい。

ここ数年、アメリカに対しては、複雑な思いがあったけど、今回の大統領選挙を見ていて「うらやましい。」と思った。10代の高校生までもが、25ドルの個人献金をしたり、ボランティアをしたり、国の将来を考える姿が報道されていた。このことについて、Obamaは、"It(Our campaign) grew strength from the young people who rejected the myth of their generation's apathy who left their homes and their families for jobs that offered little pay and less sleep."と言っている。

もちろん、これからはいばらの道続きだろう。それは、スピーチの中でも述べている。"The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even in one term. But, America, I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there."

Obamaは、スピーチの冒頭で "If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer."と述べた。この国の理想を、今一度、語り、実現しようとするリーダーの誕生である。

アメリカの新時代「change」を見つめていきたいと思う。それは、我々に日本人にとっても、この国の在り方を考える貴重な日々になるはずだ。

Obama's Speech Script(CNN)

11/04/2008

Kochi英語No.100(2008.11.4)高知南SELHi、 AR交流会

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2008.11.4.(Tue) 配信元: 高知英語Connection!
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英語教育の広場 -Kochi英語 No.100-
        
   Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


  ・・・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・・・

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   ■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報>
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm

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<もくじ>

1.U-tubeで教材開発を
2.高知南中学・高校セルハイ最終発表会
3.「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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              U-tubeで教材開発を!

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U-tubeって凄いですね!英語の教材の宝庫という感じです。滋賀県の
伊藤先生から、以下の、Did you know ?という8分ほどのサイトを教えて
もらいましたので、皆さんに紹介します。国際理解教育や英語の授業に
使えると思います。

日本語版(日本語の字幕があります)
http://jp.youtube.com/watch?v=cMxkYXdIT0c&feature=related

グローバル版
http://jp.youtube.com/watch?v=pMcfrLYDm2U

UK版
http://jp.youtube.com/watch?v=QeoKQbT8BKs&feature=related


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  高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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高知南中学・高校が、下記のようにスーパー・イングリッシュ・
ランゲージハイスクールの研究開発の最終研究発表会を開催しま
す。研究テーマは、「到達目標を明確にした中高一貫シラバスの
開発と英語の基礎学力を確実に身につけさせるための指導方法の
研究」で、中・高の垣根を越えた学校を挙げての研究です。是非、
ご参加下さい。

              記

日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校
日程:
受付
 8:30- 9:00 受付
 9:00- 9:50 公開授業Ⅰ
10:00-10:50 公開授業Ⅱ
11:05-11:20 開会行事
11:20-12:40 授業研究
12:40-13:40 昼食
13:40-15:10 研究報告
15:20-16:20 特別講演
     演題「学習のための評価(AFL)の理論と実践」
     講師 新潟大学 教育学部教授 松沢 伸二 先生
16:20-16:30 閉会行事

参加申し込み:
参加ご希望の方は、11月10日(月)までに高知南高校セルハイ担当
(澤田朝子先生)まで、FAX(088-833-7453)で、参加者の氏名、所属、
弁当(600円)の必要・不必要をご記入の上、お申し込みください。


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        「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。
アクション・リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽し
く語り合いましょう。授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を
磨きたいと思っている先生、多くの人と授業実践を交流したいと思って
いる先生。気の合った仲間と一緒に参加してみませんか。それでは、
松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣

13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強

13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之

13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)

14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清

14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)

15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子

15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩

16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸

16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。

16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
☆開催案内ダウンロードはこちら から(pdf)。

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☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー
http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/03/2008

高知県秋季英語教育研究大会で考えたこと:指導の順「理屈が先か、使用が先か」



11月2日(日)は、高知県秋季英語教育研究大会(会場 高知県教育センター)だった。中高それぞれの公開授業と小泉仁(東京家政大学、元文部科学省教科書調査官)先生の講演だった。

今回の研究大会で一つ共通した課題として浮かび上がってきたことは、「指導の順序」ということだ。理屈が先か、使用が先かということである。中学校の公開授業は、「書くこと」をテーマとした意欲的な取り組みで、自己紹介文を書かせ、その校正まで行わせ、質を高める取り組みをしていた。その後、書いた英文を暗唱させて、スピーキングテストをしたとのことだった。高校の公開授業は、文法指導とオーラルコミュニケーションの統合をねらった、こちらも意欲的な取り組みで、文法を体系的に指導する授業を独自に設け、そこで扱った文法形式を、オーラルの授業の中で使わせたいというねらいのものであった。

いずれの授業も、講師の小泉先生が、講演の最後の提案してくださった考え方と対極にある。先生は、sugarについて、糖分のとりすぎという害のだけでなく、stressfulな状況を解消するために甘いものが役立つという内容の対話を、まずoral interactionで進めた。その後、それと同じテーマを扱ったパッセージを読ませるというものだった。英文の理解は、明らかにfacilitateされた。

もちろん、いずれの方法とも長所も、短所もあわせ持つ。ここで興味深いのは、多くの教員が、「ルール」なり「形」を、最初に教え込んでおかないと、英語の使用はままならず、英語も身に付かないと思っていることだろう。

中学校の授業では、生徒同士でやりとりをさせた後で、つまり、speakingの活動として自己紹介をさせた後に、最後のまとめとして書かせるという順序も考えられただろう。「暗唱」という活動は、一見易しそうに見えて、「覚えている」「覚えていない」という点が評価の基準になりがちなので、プレッシャーが大きい。むしろ、mappingをさせておいて、自由に語らせる方が、スピーキングの活動としては望ましいはずだ。最後に、スピーキングを通じて、改善された英文をまとめとして書かせる。

高校の授業でもそうだ。今回の授業では、オリジナルのスキットを書かせる活動をやっていたが、その作品を見れば、共通する文法エラーや未熟な表現が発見できたはずである。そこにこそ、意味のある文法指導が可能になるチャンスがある。単一のtarget sentenceだけで授業を組み立てることができない高校の授業でならなおさらだ。体系的に文法を指導することの意義は、否定するわけではないが、知識として文法を覚えることが目的となりがちだ。

教師というのは、personal theoryを修正するのはなかなか難しい。客観的に自分自身を見直すことは、容易ではないのだ。しかし、一度違う角度から、授業を組み立て直してみてはどうだろうか。生徒は、我々が思っている以上に、capacityをもっている。無理に教え込まなくても、自ら学ぶ、自ら伸びる力はもっている。そのような力を発揮させられた時、教師の喜びも数倍になる。生徒のより良き学びのために、自分自身の授業にもメスを入れてみませんか。

11/02/2008

平成20年度 高知県秋季英語教育研究大会(報告)


本日、平成20年度 秋季英語教育研究大会が教育センター本館で開催された。本大会のテーマは「今、求められている英語力とは -確かな英語力を目指して-」であり、来年度高知で開催される四国英語教育研究大会につなげる位置づけとなっている。
 午前中は中学校、高校のビデオによる授業研究発表である。中学校の発表をされたのは高知市立大津中学校の成岡真子先生で、書く活動をとおして英語がわかる喜びや通じる喜びを実感させることを目指した取り組みを発表された。生徒は非常に落ち着いており、積極的に取り組んでいた。成岡先生はスモールステップを踏みながらの実践をされており、今後生徒が実感できるための多くの可能性を見出せた発表であった。高校では中村高校の吉岡佐紀先生がOCⅠの活動で文法定着を試みるといった実践発表をおこなった。生徒は積極的であり、ペアワークも生徒がいきいきと行っていた。通常のスタイルではなく、ペアワークを利用しての実践による定着がどこまで成されるのか、来年の3月にはなにかしら結果が出るのだろうが、非常に興味深いものがある。また今回の中村高校の発表には吉岡先生のほかに、細川先生、土居先生、久米田先生の3名も携わっている。人数が多くなればなるほど、目標や指導内容等において共通認識を持つことがむずかしくなると思うが、中村高校ではチームとして取り組んでいる。このことはきっと生徒にもいい影響をもたらすのであろうと思う。大津中学校の成岡先生、中村高校の吉岡先生、今日は本当にお疲れ様でした。
 午後は、東京家政大学文学部教授 小泉 仁先生による講演が行われ、春季大会の内容を受けて小学校への英語導入によって中学校、高校の英語授業がどう変わっていくべきかについて提言された。講演のはじめに韓国語によるオーラルイントロダクションによって小学生がはじめて外国語に触れたときの感覚を体験することができ、私は自分が中学校で始めて英語に触れたときの感覚を思い出した。講演では、英語の現在と今後の位置づけ、近隣諸国の英語教育事情、小学校英語の意義と導入後の中・高の英語授業のあり方などについて鋭い持論をもってジョークを交えながら述べられた。小泉先生にはご多用中にもかかわらず講演をお引き受けいただいたことにこの場をお借りして心から敬意を表したい。
 今日の研究大会で改めてわかったことは小学校への英語導入に伴って中・高の授業内容を変えていかなければならないことはもちろんであるが、小・中・高の連携をさらに図っていく必要性があるということである。難題ではあるが今、行っている中・高共同の勉強会のように何らかのきっかけを生かしながら高知県でも少しずつ連携の強化を図れればいいなと思った。

11/01/2008

Kochi英語No.99(2008.10.31)英語教育達人セミナーin高知

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2008.10.31.(Fri) 配信元: 高知英語Connection!
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英語教育の広場 -Kochi英語 No.99-
        
   Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・

  <第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報>
    優勝:高知西高校  準優勝:土佐高校
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<もくじ>

1.高知県秋季英語教育研究大会(11/2)
2.英語教育達人セミナー(11/3)

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U-tubeって凄いですね!英語の教材の宝庫という感じです。滋賀
の伊藤先生から以下の、Did you know ?という8分ほどのサイトを
教えてもらいましたので、皆さんに紹介します。国際理解教育や
英語の授業に使えると思います。

日本語版(日本語の字幕があります)
http://jp.youtube.com/watch?v=cMxkYXdIT0c&feature=related

グローバル版
http://jp.youtube.com/watch?v=pMcfrLYDm2U

UK版
http://jp.youtube.com/watch?v=QeoKQbT8BKs&feature=related

 
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     英語教育達人セミナー in 高知

 中学英語教員の実力者が高知に勢ぞろいします。お見逃しなく。
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・日  時:  11月3日(月)  10時~15時30分  
・場  所:  県立高知西高等学校 2F 視聴覚室 
<詳しくは http://www.kochinet.ed.jp/nishi-h/ を参照>
・参加費:  3000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
10:00-11:00  講座1 「これが瀧沢ワールドだ!」
          瀧沢広人 (埼玉県・町立小鹿野中学校)

11:15-12:30 講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)

12:30-14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)

14:00-15:00 講座3 授業のバージョンアップ~高知コラボレーション」
          谷口幸夫 (都立戸山高等学校)
          山田憲昭 (高知県教育委員会)

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

今月のことば 11月


Loving person lives in a loving world. A hostile person lives in a hostile world. Everyone you meet is your mirror.

-Ken Keys

10/29/2008

Kochi英語No.98(2008.10.28)高知南セルハイ最終研究発表会

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2008.10.15.(Wed)配信元:高知英語Connection!
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英語教育の広場
-Kochi英語 No.97-
        
   Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/
・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・

  <第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報>
    優勝:高知西高校  準優勝:土佐高校
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<もくじ>
1.高知県秋季英語教育研究大会(11/2)
2.英語教育達人セミナー(11/3)
3.高知南中学高校セルハイ最終発表会(11/19)

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    高知県秋季英語教育研究大会

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日時:11月2日(日)
場所:高知県教育センター本館
日程:
 9:30- 9:50 受付
10:00-10:00 開会式
10:00-10:40 ビデオ授業研究Ⅰ
             高知市立大津中学校
10:40-11:10 研究協議Ⅰ
11:10-11:20 休憩
11:20-12:00 ビデオ授業研究Ⅱ
             高知県立中村高校
12:00-12:30 研究協議Ⅱ
12:30-14:00 昼食
14:00-16:00 講演
 演題「英語教育展望-小・中・高の実践を踏まえて-」
 講師 東京家政大学 小泉 仁 教授
16:00-16:10 閉会式
 
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     英語教育達人セミナー

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・日  時:  11月3日(月)  10時~15時30分  
・場  所:  県立高知西高等学校 
<詳しくは http://www.kochinet.ed.jp/nishi-h/ を参照>
・参加費:  3000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
10:00-11:00  講座1 「これが瀧沢ワールドだ!」
          瀧沢広人 (埼玉県・町立小鹿野中学校)
11:15-12:30   講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)
12:30-14:00  ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00-15:00 講座3 授業のバージョンアップ~高知コラボレーション」
          谷口幸夫 (都立戸山高等学校)
          山田憲昭 (高知県教育委員会)
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  高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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高知南中学・高校は、平成18年度に文部科学省からスーパー・イン
グリッシュ・ランゲージハイスクールの指定を受けました。以来3年
間「到達目標を明確にした中高一貫シラバスの開発と英語の基礎学力
を確実に身につけさせるための指導方法の研究」という研究開発課題
に基づいて、中・高の垣根を越えた学校を挙げた現場型実践リサーチ
を進めてきました。今回の研究発表は、その3年間の最終研究発表会
です。是非、ご参加下さい。

日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校

*参加ご希望の方は、添付した開催要項の申込書をプリントアウト
 してご利用下さい。

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

10/28/2008

Science Reading 1ラウンド終了後の授業評価

第3quarterが始まり、最初のユニットが終了したところで、授業へのフィードバックをもらった。あらためて、授業について、学生の声をきくことの意義を実感している。自分自身の授業に対する確信を得られるという点と、改善すべき点が明らかになるという点があるからだ。

授業評価(10/23)

・全体としては、概ね現状の授業は支持されているようだ。英語力の変化が実感できているといううれしい声もあった。意見の中に、「集中力がないときはしんどい」というものがあった。「効いている」のだなという手応えとともに、トレーニング・タイプの活動を続けすぎると、効果が下がってくるということも想像できる。授業の活動の配列を工夫しなければならない。

・一人だけだったが、文の構造をもう少し分析的に理解したいという意見があった。少数派ではあるが、必要性はあると思う。次のユニットからは、数カ所少し詳しい解説を加えるようにしている。

・場面によっては、授業についていけていない学生がいるということを、指摘してくれた意見があった。貴重な意見だ。一見、スムーズに流れているように見えるので、見落としてしまうところだった。全体のペースはなるべく落とさず、クラス全体がフォローできるように、目配せが必要だ。

・英語を使うのは難しいようだ。授業中の指示も分からない時があるという声もある。れについては、要望を却下(?)した。基本的に、到達してもらいたいレベルだからだ。言い換えを増やすなど、分かりやすくする配慮はするが、英語を聞くこと、使うこと、このレベルは質、量ともに現状で行きたい。

・テストについても、意見があった。これも、基本的に今の形式でしばらくいくつもりだ。これまでにないテスト形式なので、慣れも必要だと思う。ただ、このテストは、ほぼ完全に授業での活動と一体化したものなので、授業で活動に参加し、きちんと準備をすれば、難しいものではない。「自分に問題がありました。」という正直な告白もあった。本学の学生の気質がうかがえる回答で、思わずほほえんでしまった。引き続き努力を続けてほしい。


このような、学生とのインタラクションは、今後も続けていきたいと思っている。

10/27/2008

高知トーストマスターズクラブ 第33回 例会




27日(月)は、第33回の例会だった。今回は、非常に充実した例会で、メンバー一同、大いに楽しい夕刻を過ごした。今日の例会が充実していた要因は主に3つあったと思う(General Evaluatorとしてもコメントした)。第1に、preparationということ。Table topic speechもformal speechも、とても良い準備をしてくれていて、目を見張った。第2に、findingsがあったということ。今回のスピーチには、「なるほど」「へー」「そんなことがあるの!」という発見や新鮮な驚きがたくさんあった。第3に、Talk about what you love.ということ。自分自身が本当に、楽しんでいること、好きなことを語るとき、speakerの表情も明るく、元気で、その空気は集まり全体に広がっていく。General Evaluatorとして、客観的に例会を見ることは、自分自身にっとって、学ぶことが多いと思った。

次回の例会は、11月17日(月)19:00から高知大学にて。興味のある方は、ぜひお越しください。
高知トーストマスターズクラブ

10/26/2008

Good Job! 高校生debators (第8回 高知県高校生英語ディベート大会)



10月25日(日)、第8回高知県高校生英語ディベート大会の審査をした。Japan should lower the age of adulthood to 18. という難しい論題だったけれど、今年のファイナルもとても質の高いディベートになった。(決勝は、高知西高校vs土佐高校。結果は、昨年に引き続いて高知西高校の二連覇達成だ。)

継続は力なり。毎年、ディベート大会のたびに思うことだ。続けてきたからこそ、今の大会があるし、今のレベルがある。初期の頃は、「立論」勝負のディベートだった。準備してきた立論原稿の善し悪しが勝負で、激しい議論の応酬は見られなかった。3,4回目ころ、最後の講評で「リバトルが課題。リバトルが勝負。」という話をしたことを記憶している。その後、高教研英語部会の地道な努力、各校コーチ陣の努力のかいあって、しっかりと反駁できるようになってきた。今年優勝した高知西高チームは、Cross-Examinationで、しっかりと相手の立論に切り込むような質問をした。昨年までは、確認と繰り返しを求めるものばかりと言ってもよかった。それをsummaryで効果的に使うことはまだ難しかったようだが、ここでも新しい段階に入ったことを実感した。

というよりも、高知県高校生英語ディベートの次なる課題は、Summary Speechということだろう。幸い、ゲスト審査委員長としてお呼びした、矢野義郎先生(中央大学)からも、サマリーについて貴重な示唆をいただいたので、次年度の向けて、各校とも強化が図れそうだ。

今年も、全体講評で「継続は力なり」という話をした。それも、「新訳」版で。ながらく、「継続は力なり」は、Practice makes perfect.が一般的な訳とされてきた。しかし、これでは、もともとの意味の半分程度しか伝えていないのではないかと、ずっと思ってきた。それが、講評の直前になって、新しい英文が急に頭に浮かんだ。あれこれ考えたのではなく、ストンと頭の中に落ちてきたという感じだ。

"Determination and persistence is everything."

どうだろうか。

第8回高知県英語ディベート大会


本日、高知大学で第8回のディベート大会が開催された。今年の論題は "Japan should lower the age of adulthood to 18" と難しいものであった。授業では決して出会わない多くの語彙や自分たちが収集し分析した情報を駆使して生徒たちは一生懸命に議論をしていた。すごいと感じたのはこのような難しい論題でも相手の英語を聞き取り、ちゃんと反論していることもそうであるが、自分のことばで話している姿が多くのディベーターに見られたことだ。生徒の可能性は本当に無限だなあと改めて思わされた。
今回は、特別ゲストジャッジとして矢野善郎先生(中央大)にも加わっていただいた。矢野先生は試合が終了すると、それぞれのチームのところに足を運び、丁寧に良かった点や改善すべき点を述べられていたのだが、それを聞いていた生徒たちの目はまさに輝いていた。スポンジのようにどんどん吸収しさらに伸びていくんだろうなあと思いながら私はその光景を見ていた。
さて今回も生徒の純粋な姿が多く見られた。勝って喜ぶ姿、負けて悔しがる姿、堂々としている姿・・・。中には悔しくて涙を流した生徒もいたと聞いた。一生懸命やってきたからこそ感じられることで、これをバネにしてさらに伸びるんだろうなあと感慨深く思ったことだった。
こんなことを感じながら今日、ディベートの運営に携わっていた。さて、来年はどんなチームが出てくるのだろう。楽しみである。

結果(毎日.jp)

10/22/2008

第5回高知小津高校SSH「科学英語研究部会」

学校設定科目「科学英語」の大まかなシラバスが固まった。前半が、自然科学の基礎的内容について、英語で学ぶcontent-basedな授業。後半は、英語のプレゼンテーション。新ALTのRichから、導入部分"What is science?"の授業内容について提案があり、議論。12月に理科、英語科の教員を対象として模擬授業、2月に生徒対象のScience Englishの授業で実施する方向で準備に入った。1レッスンは、4時間構成で、「導入」「実験」「まとめ」「プレゼン」で構成する予定。

10/20/2008

高知南中高セルハイの授業研究ー「授業デザイン」ということ


10月20日(月)、11月に実施するセルハイ公開授業の1年生の授業についての授業研究会をもっった。同校セルハイの1つの柱である、基礎学力定着のための指導方法の研究。同高校ではこれまで、音読に重点をおいて研究を続けてきた。公開授業では、音読指導を自己表現活動に発展させる授業を公開する予定。

この日は、授業の大まかな流れを検討した後、授業で行うタスクについて議論した。ポイントなったのは、授業の到達点とそれに向かうまでの活動の関連性。教師の「性(さが)」とでも言えるのだと思うけど、どうしても、盛りだくさんにしてしまいがち。いろいろな内容を、カバーしたい気持ちは分かるんだけど、それを全部やってしまうと、この日の授業に設定した一番大切な目標が達成できなくなってしまう。いつかまたどこかで出会うという割り切りも必要だし、当該の目標が効果的に達成できれば、下位項目は達成されるはずであるという見通しも大事だろう。例えば、本文の熟語の空所補充の活動があったが、この授業のゴールとしている、本文のリテリングが達成されれば、熟語も入るはずだという見通しだ。結局、途中にあった練習問題的な活動は、すべて、メインの活動が終わった後に、reviewとして行わせることになった。

このように「授業デザイン」という観点から授業を考えるという発想が、これまでなかったのではないかと思う。文法の導入どうする?語彙の導入は?などなど、個々の活動については、あれこれ工夫してきたのだけれど。

10/17/2008

初任者研修-テスティングと評価




16日(木)は、初任者研修教科研修に参加。初任者の授業研修を中心にメンタリングの研究をやってきている。午前中は、高知南中高で先輩の授業を参観。中学校と高校の授業をみて、授業者に話を聞いた。午後は、センターに戻って、テスティングと評価についてワークショップを行った。

外国語のテストは、まだまだ課題山積で、これがベストといったものはない。特に、高校入試や大学入試というダブルスタンダードがある(と多くの人が思っている)日本では、テストについてのコンセンサスがなかなかつくれない。とはいえ、ここ数年テスティングについての関心が高まってきているのも事実だ。中学校に絶対評価(目標準拠評価)が導入されたことも、評価やテストの見直しにつながっている。

この日のワークショップで伝えたったことは一つ。

授業の活動を熱心にやったから、この問題が解けた。

これを、テストづくりの当面の目標としてほいいということだ。

当日のレジメ

10/16/2008

「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山



アクション・リサーチを実践している仲間が集って、交流を深めるイベントです。英語教育の世界でアクション・リサーチを冠したこのような試みは初めてかもしれません。アクション・リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽しく語り合いたいと考えています。授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を磨きたいと思っている先生、多くの人と授業実践を交流したいと思っている先生。気の合った仲間と一緒にぜひ参加してみてください。


日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00

会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。

主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・リサーチ支援ネットワーク

内 容:                       

13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣
13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強

13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之

13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)

14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)

 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
                神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
                神奈川県立川和高等学校 栗原 清

14:30-15:00 AR実践研究発表2

 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
                藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
                神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治

  (休憩)

15:10-15:40  AR実践研究発表3

 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
               西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服を目指すAR」
               愛媛県立松山工業高校 宮内朋子

15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
                高知工科大学 長崎政浩

16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
                神奈川大学  高橋一幸

16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)

    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の皆さんと
    今日1日の交流会を振り返ります。

16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

  ☆懇親会  17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)
会費 5,000円

参加申込: 申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。参加費は無料です。


☆開催案内ダウンロードはこちらから(pdf)。

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「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」
【主宰】佐野正之(松山大学)

☆お問い合わせ【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
masahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105まで

10/15/2008

Kochi英語No.97(2008.10.15)秋季大会、達人セミナーなど

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2008.10.15.(Wed) 配信元:高知英語Connection!
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   英語教育の広場
   -Kochi英語 No.97-
        
     Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/

・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・
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<もくじ>
1.第6回授業研究会 @附属中学校
2.第33回高知トーストマスターズクラブ @高知大学
3.第23回英語教育セミナー21(英語ディベートのジャッジング)
4.第8回高知県英語ディベート大会
5.高知県秋季英語教育研究大会
6.英語教育達人セミナー
7.高知南中学高校セルハイ最終発表会

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           第6回授業研究会

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高知県内の中高英語教員による英語授業研究会です。どうぞ、お気
軽にお仲間にお入り下さい。

日時:2008年10月18日(土)15:00~17:00
場所:高知大学附属中学校


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第33回高知トーストマスターズクラブ例会
         Kochi Toastmaster Club WEB site
      http://kochitoastmasters.blogspot.com/
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高知トーストマスターズクラブは、英語スピーチとリーダーシップのスキル
を高めたい方のための集まりです。現在の会員数は、20名程度です。
是非一度、お気軽にクラブ例会を体験してみてください。

【Date】 19:00 - 21:00, Monday, October 27, 2008
【Venue】Conference Room, 2nd floor, Sogo Kenkyu
【Contact us for further information】
 President: TANIGUCHI Masaki
tamasaki@kochi-u.ac.jp
 Vice-President of Education: NAGASAKI Masahiro
masahiro@nagasaki21.com
 Vice-president of Public Relation: YAMADA Noriaki
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp

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    第23回英語教育セミナー21

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今回はこの8月に開催された第22回に引き続きディベート特集です。
短い時間ですが、中央大学の矢野善郎先生を囲んで英語ディベート
のジャッジングについて学びます。

日 時: 2008年10月25日(土)15:00~17:00
場 所: 未定
参加費: 1,000円(大会ジャッジの方は無料です)

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    第8回高知県英語ディベート大会
The 8th Kochi English Debate Tournament

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第3回全国大会(12月20日-21日岐阜県)をかけての県大会です。
年々、参加する高校生の英語レベルが高くなっているのを感じます。
興味関心のある方なら誰でもオーディエンスとして参加できます。保護
者の方や学校の教員やお友達からの熱い応援をお願いします。なお、
今年は全国大会審査委員長の矢野善郎先生(中央大学)をゲスト
ジャッジとして迎えます。高校生の熱い戦いに、乞うご期待!

日時: 2008年10月26日(日) 9:00~(受付は8:30~)
場所: 高知大学 共通教育棟3・4号館
論題: Japan should lower the age of adulthood to 18.
    「日本は、法的な成人年齢を18歳に引き下げるべきである」

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    高知県秋季英語教育研究大会

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日時:11月2日(日)
場所:高知県教育センター本館
9:30- 9:50 受付
9:50-10:00 開会式

10:00-10:40 ビデオ授業研  10:00-11:10 ビデオ授業研究Ⅰ 大津中学校 

     11:10-11:20 休憩・11:20-12:30 ビデオ授業研究Ⅱ 中村高校

12:30-14:00 昼食

14:00-16:00 講演

 『英語教育展望 -小・中・高の実践を踏まえて-』

講師 東京家政大学 小泉 仁 教授
16:00-16:10 閉会式

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     英語教育達人セミナー

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《樫葉先生、出版記念セミナー!!》
◎高松
・日  時:  11月1日(土)  13時30分~17時   
・場  所:  香川県教育会館 (高松市西宝町・駐車場あり)
<詳しくは http://www.takamatsu.or.jp/convention/con_t16.htmを参照>
・参加費:  2000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
13:30-14:45  講座1 「授業のバージョンアップ」
          谷口幸夫 (東京都・都立戸山高等学校)
15:00-16:30   講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)
*****
◎徳島
・日  時:  11月2日(日)  10時~16時30分  
・場  所:  徳島県教育会館 (徳島市北田宮・駐車場有り)
<詳しくは http://www.tk2.nmt.ne.jp/~kyouikukai/ を参照>
・参加費:  3000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
10:00-11:00  講座1 「これが栄司の授業だ!」
          岡田栄司  (徳島市立阿南第一中学校)
11:15-12:30   講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)
12:30-13:30 ランチ(皆で食べに行きましょう)
13:30-14:00  講座3 「授業のバージョンアップ」
          谷口幸夫 (都立戸山高等学校)
14:15-16:15  講座4 「これが瀧沢ワールドだ!」
          瀧沢広人 (埼玉県・町立小鹿野中学校)  

*****
◎高知

・日  時:  11月3日(月)  10時~15時30分  
・場  所:  県立高知西高等学校 
<詳しくは http://www.kochinet.ed.jp/nishi-h/ を参照>
・参加費:  3000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
10:00-11:00  講座1 「これが瀧沢ワールドだ!」
          瀧沢広人 (埼玉県・町立小鹿野中学校)
11:15-12:30   講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)
12:30-14:00  ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00-15:00 講座3 授業のバージョンアップ~高知コラボレーション」
          谷口幸夫 (都立戸山高等学校)
          山田憲昭 (高知県教育委員会)
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  高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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平成18年度に文部科学省から、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ
ハイスクールの指定を受け、「到達目標を明確にした中高一貫シラバス
の開発と英語の基礎学力を確実に身につけさせるための指導方法の研
究」という研究開発課題で、3年間研究を進めてきた高知南中学・高校
の最終研究発表会です。是非、ご参加下さい。

日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校

*参加申し込みの方は、添付書類をご覧下さい。


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

Blog Action Day 2008 英語教師よ、立ち上がろう!



僕は英語教師である。日々、どうすれば、効果的に学生に英語を身につけさせることができるか、試行錯誤することを生業としている。最大の関心事はそこにある。しかし、つねに自分自身の「在り方」として、心じ充満させていることがある。それは、「歌って、語る、社会派英語教師」というものだ。授業開きの自己紹介でも必ずこの話をする。そして、必ず次のビデオを見せる。

季節はずれの Happy Christmas (John Lennon)である。見せる理由は、ただ一つ。英語を学ぶ「志」を高く、大きくもってほしいからだ。今、この瞬間にも、戦争で命を落としている子どもがいる。貧困にあえぐ子どもがいる。宗教や思想の違いで、殺しあう人々がいる。それが、世界の現実だ。そのようなときに、偏差値を3あげるとか、TOEICを30点あげるとか、そのような理由のみにゴールをおいてほしくないということだ。



もちろん、このようなpersonal goalを置くことの重要性は疑う余地はないのだけれど、英語を学んだことで、何か実現すること、少しでも世界に貢献できることを、もっていてほしい。そのような思いを伝えるためだ。

確かに、世界の現状を見たときに、悲観的にならざるを得ない要因は多い。しかし、僕たちは解決できる力(capacity)をもっていると思う。僕のメッセージを受け取る若者たちの視線はいつも驚くほど真摯だ。そこに、僕は可能性をみる。

まずは、学校で子どもたちの前に立つ我々が、問題意識をもとう。可能性を信じよう。世界中の教師たちよ、立ち上がろう。解決策は未来にしかない。

10/14/2008

Blog Action Day 2008 異なる価値観


10年くらい前のこと。ニュージーランドから高知に来たばかりのALTが質問をしてきた。

ALT「なぜ、生徒が学校の掃除をするのか?」

長崎「そりゃあ、自分たちが使う校舎をきれい、大切にすることを学ばせるためさ。」

彼女からの答えは意外なものだった。

ALT「こんなことをしたら、清掃作業員の雇用を奪うじゃないの。」

なるほど、そういう見方もあるのか。

僕は、「こいつ、掃除をしたくないから言ってるんじゃないか。。。」と少し疑惑の目を向けていた自分を恥じた。

たしかに、学校は教科を中心に学ぶところと規定すれば、生徒たちがそれに専念できる環境をつくってあげる意味でも、また、ワークシェアとは少し異なるけれど、見方を変えてみると、意外と世の中のいろいろなところに、雇用の機会はころがっているのかもしれないと思った。もちろん、我々のもっている一つの価値観を捨てなければならないが。

このことから思うことは、子どもたちにもこのような体験をしてほしいということだ。異なる価値観にじかにふれる体験だ。貧困や格差の問題は、簡単に解決できるものではない。実に、様々な考え方が存在する。それを、自分たちの価値観だけで判断するのではなく、異なる価値観があることを知ってほしいのだ。そのうえで、今必要なアクションを選択できるようになってほしい。

これも、学校教育でできることだろう。


10/11/2008

「授業以外はほどほどに」でいいのかも



今週は、睡眠不足にたたられた。理由がある。

ある夜、真夜中の12:00ころ、寝る前に次の日の授業の資料を見直していて、急に「ダメだ。」と思い始めた。あまりに無駄が多すぎたのだ。前の学期にうまくいかなかったところが、修正されていなかったし、欲張りすぎて本当に達成したいねらいが、ぼやけてしまっていたのだ。「ボツ」にする決断をした。それから、眠気と戦いながら、猛然と授業を組み立てなおした。結果として、授業はとてもすっきりしたものになったと思う。活気のある授業になった。

準備をし直しながら思い出したことがある。高校教師になってしばらくたったころ、僕は「授業以外はほどほどにしよう。」と決意したことがあったのだ。きっかけは忘れてしまったのだが、その瞬間のことは良く覚えている。もちろん、他の仕事も逃げたりはするつもりはなかった。ホーム運営も、校務分掌もそれなりに熱心にやったつもりだ。しかし、ずっとねっこのところで、「授業以外はほどほどに」と思い続けてきたと思うのだ。

当然のことだが、教育委員会や学校が、このような「ふざけた」行動規範を掲げるわけにはいかないだろう。役所というのは、徹頭徹尾「本質論」を言わなければならないところだからだ(それに、本質論は誰かが言い続ける必要がある)まして、意欲あふれる若手の先生方にこのような言葉を送ることは、やはりはばかられる。授業も、ホーム運営も、校務分掌も、全力で!と激励すべきだろう。

では、なぜあえて「授業以外はほどほどに」などという、少し後ろ向きなことを言うのかということだ。「部活が忙しすぎて、教材研究の時間がない。」「授業以前の問題が多すぎて。。。」「生徒指導が大変で、授業なんて、後回し。」という声をしばしば耳にするからだ。先生方はみんな真面目だし、どのような業務にも懸命に取り組んでいる。だから、それを軽々に「ダメだ」と言うわけにはいかない。

しかし、このままでは、学校教育の本質的な問題は永遠に解決できないと思うのだ。やはり、授業で解決するしかない。だから、他の様々な活動をやめろというのではなく、せめて「授業のプライオリティーをあげよう!」という提案をしたいのだ。

僕にとっては、問題を起こして生徒指導されている子どもも大切だし、人生に悩み授業をエスケープしている生徒も大切だ。でも、いかに、どのようなことが起こっていようとも、目の前で真剣に授業を受けようとしている生徒を放置して、他の問題に当たることはできない。それが、僕にとっての授業のプライオリティーということだ。

何度も言うけれど、生徒指導も、部活も、クラス運営も大切だ。しかし、最大のプライオリティーは「授業」にある。これは、絶対にゆずれない。

10/09/2008

メンタリング研究(5) 初任者授業研修



初任者研修の中で、効果的なメンタリングの在り方を探っている共同研究。今日(10月8日)は、教育センターの指導主事と、須崎市の中学校に授業研修に行った。今回の授業研修は、これまで考えてきたことの実践の場だ。1回目の授業研修や模擬授業をもとに、自分自身の授業についての振り返りを行い、課題を整理させてきている。その解決を目指してのぞんだ授業研修であったのだが、実際のところ、この振り返りのサイクルはうまく機能しているとは言い難かった。やはり、「授業」は実に多様な側面をもっている。議論して、深く省察したとしても、それがすぐに次の授業で生かせるわけではないということだろうか。継続が必要だ。いくつかのケースを見ていかなければならない。

10/08/2008

模擬授業から(3) Think "I am happy when.."



授業は思いのほか simple なものじゃないだろうか。と、最近思い始めている。人によって、おもしろさや、達成感というものは異なるのは当然だが、僕の場合は、活動は自体は単純で、それにかかる負荷が、「ぼっちり」くらいの方が、やる気がでる。

たとえば、shadowing。単に聞こえてくる音を、そのまま発するだけの単純な活動だが、自分の実力の、少し上の英語で、それにトライすることの方が楽しい。逆に、英文の中にたくさん空所があったり、選択肢があったり、文がぐちゃぐちゃに並べ替えられたりしていると、その時点で思考停止する。ものすごく簡単な(と言われる)空所補充なんかも、答えが全く思いつかない時もある。

授業で設定するタスク(「生徒がする活動のすべて」という意味でのtask)を、どのように組むかが、決定的に重要になると思う。そして、それは生徒の立場にたって、やってみないと分からない。おもしろいのか、つまらないのか。意味があるのか、ないのか。チャレンジングなのか、退屈なのか。自分で実際にやってみて、「おもしろい」と思えるかどうかだ。もちろん、それが的をはずすこともあるので簡単ではないのだが、少なくとも、自分自身が確信をもてたものでなければ、授業ではまず成功しない。

決め手は「意図」だと思っている。どのような意図でその活動をさせるのか。ねらいは何か。それが明確であることが、意味のある活動につながるように思う。「誰かがやっていて、よさそうな活動なので、自分授業にもとりいれてみよう。」というふうに、はじめに活動ありきだと、まずうまくいかない。その授業で達成したいことがあって、それを達成するには、この場面ではこの活動が必要だ、という明確な意図だ。

授業のシンプルさというのは、この意図の明確さかもしれないと思う。

10/07/2008

模擬授業から(2) Avoid "Do you know..?"



発問で、実に多いのが「知っているかどうか?」をたずねるものだ。いわゆる、display questionである。教員が必ず正解をしっていて、生徒にそれを知っているかどうかを求める。要するに知識の有無を確かめる発問だ。「それのどこが悪い。」と思われるかもしれない。もちろん、別に悪いことではない。授業で学んだことが身についているかどうかを、確認するのは当然のことだし、必要な発問である。

問題なのは、display questionばかりであるということだ。どのような場面でも、どのような内容においてもだ。「これは何ですか?」「この単語の名詞形は何ですか?」「このhave +過去分詞は何用法ですか?」。。。。延々と続く。正解を知らない生徒は、その瞬間に「参画」することをあきらめている。知っている者だけが対象になっていると直感する。

もっと、全生徒を引き込み、考えさせる発問を盛り込みたい。いわゆる、referential questionの類だ。必要な事実は、教員が与え、そこから考えさせて解答を導く、そのような手順を踏みたい。正解を知っているかどうかだけではなく、どう考えたかというプロセスに目を向けたたい。そして、生徒たちには自分で答えを出せたという達成感を味わってほしい。

知識の量を競う教育のまっただ中にいた世代が我々だ。だから、どうしても、考えさせたり、新しいものを生み出させたりする指導は苦手だ。しかし、そのような発問が、生徒の心を閉ざすことがあるということを知っておきたい。発問は、時に「知っている」と「知らない」という2グループに、クラスを分断する。そして、「知らない」グループは、授業を自分に関係ないことだと思ってしまうのだ。

生徒が授業に参加しないのには理由がある。

10/06/2008

模擬授業から(1) Start strong. Start Positive.




過日の初任者研修の模擬授業、いくつかの課題が見られた。しかも、それらは初任者に限らず、我々全員がつねに心がけておきたことがらだったので、簡単にまとめておきたい。

まず、第1点は、"Start strong. Start Positive."ということ。初任者の皆さんは、どこかしら逡巡しているような空気が感じられた。なんだか、もじもじして授業に入るのだ。ある程度経験のある教員でも、授業の入り(はいり)は難しいものだ。気分が乗らない日もある。教室に入った瞬間に、いつもと違う「けだるい」空気にとまどうこともある。高校教員の場合は、そもそも授業の入り(はいり)などという意識のない人も多いのかも知れない。該当のページ数を告げて、淡々とその日の授業に入っていったりする。逆に、「導入」と称して、授業とは何ら関係のない「余談」を延々と話す人もいる。授業の導入の重要性をもう一度確認しておきたい。

作家は、書き出しに渾身の力を込めるだろう。劇作家も、出だしを工夫するはずだ。ビジネスプレゼンテーションでは、イントロ部分が成否を決める。最後まで読んでもらいたい、最後まで見てもらいたいからだ。最後までつきあってもらえなければ、期待する成果が得られないからだ。「何か、おもしろいことがありそうだ。」「聞いておかんと損だ。」と思わせたい。

授業も同じだ。導入部分で、聞き手の関心や気持ちを、ぐっとこちらに引き寄せたい。先生のもっている tensionやpassionがある。授業での第1声でもって、それらを瞬時に生徒たちの心に送り込みたい。まるで、教室中のキャンドルが一斉にポッと点るように。

僕は、毎日そんなイメージで授業を開く。もちろん、言うほどうまくいったことはない。

四国大会高校授業研究 始動

6日(月)来年の、四国英語教育研究大会の高校の授業者横山志保先生(高知南高校)と初めて本格的な議論をした。横山先生は、11月のセルハイの最終報告会でも公開授業をする。まずは、そこで来年の授業に向けての課題発見をしたい。そして、来年の研究授業の柱を決めていく予定だ。今のところ、英語の基礎学力を定着させるための高校英語授業でのデザインといったテーマになりそうだ。

10/05/2008

高円宮杯全日本中学校英語弁論大会高知大会



10月5日(日)、久しぶりに中学生のスピーチコンテスト(会場 教育センター分館)の審査をして、驚いた。スピーチのレベルがとても上がっているのだ。英語の発音も、いくつか気になる点はあったが、全体に非常にうまい(うまいから出てきているのだろうけど)。平均的に確実にレベルアップしていると思う。生の英語に触れる機会が増えてきたこともあるだろう、しかし、やはり日常的な音声重視の指導が効を奏してきているのだろう。中学校の先生方の地道な努力に敬意を表したい。

スピーチ自体も、とても良く構成されていて、驚くばかりだ。ただ一つ気になったのは、スピーチの質の向上が、本当に中学生のスピーキング力の向上によると単純に考えて良いかどうかだ。外国人講師や英語の先生方のご尽力が相当に入っていることが明らかに分かるのだ。僕なんかは、内容的には少し弱くても、中学生の身の丈にあったスピーチが良いと思うのだが、実際はかなり作り込んできている印象だ。もちろん、一概に悪いこととも言えない。指導の過程で、指導された生徒たちにワンランク上の英語力が身についていくことは間違いのないことだからだ。

それでもなお、やはり僕は、中学生の身の丈にあったスピーチを、より多くの学校で取り組んでもらいたいと思う。このようなコンテストには、一部の英語の得意な生徒に声をかけて、出場させることが多い。本当は、日頃の授業の中で、全員がスピーチに取り組み、お互いのスピーチを評価しあいながら、学校全体として質を高めていく取り組みをやってほしいと思う。その上で、学校代表の生徒が出てくるというふうになるといい。Jリーグもユースが育って全体のレベルが上がったではないか。「競争」のためのスピーチを、「学び」のためのスピーチにしてほしいのだ。

「指導している時間がない」とおっしゃるだろう。それはつくり出すしかない。教科書を全ページ教えきることが、必ずしも英語力を保証するわけではないからだ。そして、何といっても、実際に指導して、力をつけている実践例が全国にはたくさんあるのだから、最終的には指導する先生が「できる」と確信するかどうかにかかっていると思う。「うちではできない」と先生が思った瞬間に、こどもたちの可能性はゼロになる。

10/04/2008

放送教育研究大会-研究授業 Global Education I



10月3日(金)高知西高校で、放送教育研究大会が開催された。英語科2年生のGlobal Education Iの研究授業の助言者としてお手伝いをさせていただいた。とても楽しく、僕自身にとっても勉強になる有意義な時間だった。これまでに数回、授業づくりを一緒にやってきて、いよいよ本番を迎えた。講座は3分割されていて、3名の先生方(今村、国則、川口)がそれぞれ10数人の少人数講座で、地球環境問題にとり組んだ。

授業は、洞爺湖サミットに関するニュースの2言語放送を素材として、G8各国とゲスト参加した発展途上国の立場の違いに焦点を当てて、その意見の違いを把握すること。意見の違いについて考えること。そして、最終的にはロールプレーで、異なる意見を英語で述べ合うことがゴールに設定されていた。記者会見の場面を使って、異なる国の立場や特徴ある英語の発音にも注目させるという導入は、効果的だった。

助言者ということで、授業の研究協議の最後にコメントを述べさせてもらった。ポイントは3つ。

第1に、授業のゴール設定のこと。放送教育という枠組みの中で言えば、取り上げた番組からどのようなメッセージを読み取り、それをどのように提示し、最終的に授業後、生徒のどのような力を身につけさせたいかを、具体的にイメージしておくことの重要性。特に、Global issuesなどを扱う、唯一の正解のないような授業ではゴール設定が成否を分ける。

第2に、授業デザインのこと。到達点が決まったら、それを達成するための道筋をどう描くか。外国語の授業は、「道なり」になってしまいがちだ。英文を読み進めていくうちに、難解な部分を解説したり、重要語句を指摘したり、派生語や反意語を示したりと。そのような言語的なバリアがあるがために、それを取り除こうとするあまり、その授業で達成したいと描いていた大きな目標を忘れてしまいがちになるのだ。

第3に、練習と自信(confidence)ということ。各国首脳の意見を音読練習したあと、ロールプレーに入ったわけだが、少しここのところを急ぎすぎてしまった。少し活動内容を欲張り過ぎてしまったからなのだが、十分な練習ができなかったために、自信をもって、意見を述べることができなかった。近年、「発信力」が重要視されて、生徒に何とか英語を話させよう、自己表現させようとする授業が増えてきた。しかし、多くの場合、そこにいくまでの十分な土台作りをしないものだから、「自己表現」は不満足な結果になってしまうことが多い。日頃の授業における様々な活動を通して、力をつけていきつつ、具体的なゴールがある場合は、それに応じた準備作業をして、自信をもって発話できる状態にまで高めてあげることが大切だろう。

高知西高校のGlobal Educationは、同校にしかない学校設定科目だ。3年次には、小論文執筆、英語でのプレゼンテーションも控えている。非常に魅力的で、様々な可能性をもった授業だと思う。研究を続けて、すぐれた授業に育てていってほしい。

企画研修部、理科、そして、英語科の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。 

10/03/2008

メンタリング研究-初任者研修模擬授業



高知県教育センターの指導主事ととり組んでいるメンタリング研究の一環として、10月2日(木)の初任者研修教科研修に行ってきました。この日は、2学期に実施する研究授業の模擬授業。予定してい授業の中から20分間を取りだして授業をしました。

今日のメインのねらいは「授業の課題発見」。

これまで、我々は、「研究授業後の研究協議」の分析も行ってきました。その中で、分かったことの一つが「指導助言のオンパレード」であるということ。管理職、指導主事、同僚教員などから、矢継ぎ早にコメントやアドバイスが寄せられます。それらは、決して意味のないものではなく、概ね、一致した見解が見られ、重要なポイントを指摘しています。しかし、あまりにも数多くの指摘があり、それらの貴重な助言が、具体的な授業改善の行動につながりにくいのです。

このような項目の中から、授業者の現状、力量、適性などを見て、どのような優先順位をつけるかということが、重要であると私たちは考えました。そこに、メンターの関与が必要になるのではないかと。さらに、それだけではなく、授業者自身が課題を自分のものとして、本気でとり組むようにリードしていくかという点も重要だと。

今年、2回目となる研究授業のテーマは、正にその部分です。お互いの授業についてのリフレクションを促すために、付箋紙を使った課題分析を取り入れるなど(写真)、今回の教科研修にはこれまでの研究の成果を織り交ぜた工夫が随所に見られました。課題を確実に認識させ、その解決策に主体的にとりくんでいけるようにするには、どのようなメンターのマネジメントが必要か、少しずつ明らかにしていきたいと考えています。

10/02/2008

2学期の授業スタート



いよいよ2学期(3rd, 4th Quarter)がスタートしました。2年生のScience Readingは別クラスで再スタート。新たに、Techincal Reading(学部3・4年生)が入ります。テキストは、Ian Bowring & Chris Coey,Our Home the Earth(Seibido)。教科書選定にものすごく時間がかかってしまいました。英文が平易なものは、授業で様々な活動をするうえでは、良いのですが、読み物としては本当に物足りない。ボッチリのところが難しい。ある程度、読み応えがあって、英文も格調高く、そして、何といっても工学部の学生にとって意味のあるものにしたかった。この講座は、大きく二つのねらいをもって実施する予定。インテイクをねらいとしたUnitを4つだけにしぼる。このUnitは、徹底的に読み込む。残りのUnitは速読とリーディングスキルのトレーニングに使う。かなりのスピードでこなして行く予定。二つのタイプのUnitは、極端なくらい変えるつもり。この方法がどの程度、リーディング力に寄与するか、みていきたいと思っている。

10/01/2008

10月のことば



Do not be afraid of defeat. You are never so near to victory when defeated in a good cause.

-Henry W. Beecher

9/30/2008

Bluebird:高教研理科部会役員会に出席



Bluebirdプロジェクトというのは、高知工科大学の学校教育支援プロジェクトの総称です。現在の主な活動は、中学校、高等学校への「訪問教育」と「理科教員研修」の実施。今回は、理科教育研修の実施に、現場の先生方の意見や要望を取り入れたいと、理科部会役員会(9月30日、高知小津高校)におじゃましました。開催日や内容について、貴重なご意見をいただきました。自然科学の楽しさを高知の子どもたちに、伝えていくために、今後とも、より良い連携を続けていきたいと思います。Bluebird自体も、現在見直しにとり組んでおり、もっともっと学校のニーズに合ったものに育てていく必要があると考えています。机上の研究も大切だけれど、教育研究は「学校や先生が元気になって(empower)なんぼ!」ですので。

高知小津高SSH 第4回「科学英語」研究部会

同校勤務のALTが交代したことを受けて、新しいALTとの顔合わせもかねて、科学英語(Science English)の研究部会をもちました。シラバスの概略は固まりつつあるので、いよいよ具体的な教材づくり、授業案づくりに入ります。

Kochi英語No.96(2008.9.30) Events in October

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2008.9.30.(Tue) 配信元:高知英語Connection!
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  英語教育の広場
  -Kochi英語 No.96-
        
     Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/

・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・
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<もくじ>
1.高知県放送・視聴覚教育研究大会(案内添付) @高知西高校
2.第1回英語教育フォーラム(案内添付) @松山大学
  ~楽しく学ぶ魅力ある英語教育への取り組み~
3.第6回授業研究会 @附属中学校
4.第33回高知トーストマスターズクラブ @高知大学
5.第23回英語教育セミナー21(英語ディベートのジャッジング)

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  平成20年度 高知県放送・視聴覚教育研究大会(案内)

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日時:2008年10月3日(金)12:30~17:00
場所:高知県立高知西高校
日程:
 12:30~12:50 受付
 12:50~12:55 開会行事
 13:05~13:50 公開授業(2年生グローバル・エデュケーション)
 14:00~14:45 研究協議
 15:00~16:45 講演・質疑応答
 16:45~17:00 閉会行事

申し込み:9月12日までに専用FAXにて(当日参加も可能)
問い合わせ:
高知県高等学校視聴覚教育研究会(高知西高校内)
事務局 竹島洋文 hirofumi_takeshima@kt4.kochinet.ed.jp


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          第1回英語教育フォーラム
   ~楽しく学ぶ魅力ある英語教育への取り組み~

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日時: 2008年10月4日(土)10:00-17:00
場所: 松山大学カルフール・8号館4F841・842番教室



英語教育講演会

10:00~11:30 8号館4階841番教室



演題:「魅力ある英語教育の進め方」

講師:日本福祉大学 中西 哲彦先生



英語スピーチ: 我が校の英語教育実践例 

12:30~14:00 場所:8号館842番教室



①向後 秀明(千葉県教育庁教育振興部指導課指導主事)

②今井 典子(高知工業高等専門学校)

③河野 極 (愛媛大学附属高等学校)

④末木 誠 (学校法人興南学園興南中学校)

⑤上原 明子(大宰府市立大宰府西小学校)



〔コメンテーター〕

太田 光春

 (文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)

 (国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官) 



英語教育シンポジウム

14:30~15:15 場所:8号館841番教室



(1) 松山大学の英語教育の現状 報告者:松山大学人文学部 寺嶋 健史      

(2) パネルディスカッション「これからの大学英語教育」

  コーディネーター 金森  強(松山大学人文学部教授)

  パネリスト 太田 光春(文部科学省)・向後 秀明(千葉県教育庁)



英語教育講演会 

15:30~16:30 場所:カルフール3Fホール



演題:「自己を見つめ、心を開く外国語学習との出会いを!

ー調査官が高校生に話しておきたい大切なことー

講師:太田光春氏


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           第6回授業研究会

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高知県内の中高英語教員による英語授業研究会です。どうぞ、お気
軽にお仲間にお入り下さい。

日時:2008年10月18日(土)15:00~17:00
場所:高知大学附属中学校


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第33回高知トーストマスターズクラブ例会
         Kochi Toastmaster Club WEB site
      http://kochitoastmasters.blogspot.com/
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高知トーストマスターズクラブは、英語スピーチとリーダーシップのスキル
を高めたい方のための集まりです。現在の会員数は、20名程度です。
是非一度、お気軽にクラブ例会を体験してみてください。

【Date】 19:00 - 21:00, Monday, October 27, 2008
【Venue】Conference Room, 2nd floor, Sogo Kenkyu
【Contact us for further information】
 President: TANIGUCHI Masaki
tamasaki@kochi-u.ac.jp
 Vice-President of Education: NAGASAKI Masahiro
masahiro@nagasaki21.com
 Vice-president of Public Relation: YAMADA Noriaki
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
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    第23回英語教育セミナー21

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今回はこの8月に開催された第22回に引き続きディベート特集です。
短い時間ですが、中央大学の矢野善郎先生を囲んで英語ディベート
のジャッジングについて学びます。

日 時: 2008年10月25日(土)15:00~17:00
場 所: 未定
参加費: 1,000円(大会ジャッジの方は無料です)

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    第8回高知県英語ディベート大会
The 8th Kochi English Debate Tournament

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第3回全国大会(12月20日-21日岐阜県)をかけての県大会です。
年々、参加する高校生の英語レベルが高くなっているのを感じます。
興味関心のある方なら誰でもオーディエンスとして参加できます。保護
者の方や学校の教員やお友達からの熱い応援をお願いします。なお、
今年は全国大会審査委員長の矢野善郎先生(中央大学)をゲスト
ジャッジとして迎えます。高校生の熱い戦いに、乞うご期待!

日時: 2008年10月26日(日) 9:00~(受付は8:30~)
場所: 高知大学 共通教育棟3・4号館
論題: Japan should lower the age of adulthood to 18.
    「日本は、法的な成人年齢を18歳に引き下げるべきである」


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/