11/16/2008

第7回授業研究会(報告)


 第7回授業研究会が付属中学校で行われました。まず、四国大会の発表者である横山先生の前回の授業実践についてのまとめと今後の課題や授業イメージについて議論されました。自己の授業を客観的によく分析されており、今後の授業の理想像もはっきりと持たれていました。横山先生のチャレンジングな姿勢に見習うべきところが多くあると感じながら聞いていました。来週、公開授業を行うとのことで行く予定です。


 次に語彙指導の紹介。高校の実践として横山先生、大学の実践紹介を長崎先生がされました。
横山先生の実践では、その課で扱う単語をすべてリストにして提示し、毎時間練習されているということでした。語彙数も多く初めは大変であると思われますが、練習量はかなり多く、音読やあとの活動ができるようになると思われます。またこのリストを辞書として使用しているとのことでした。
長崎先生の実践では、与えられた10個の単語(定義つき)を和訳がついた本文をスキャニング → 先生の定義説明と解答確認 → 映像を見ながらリピート → ペア活動 を紹介され、ほどよい緊張感をもって楽しみながら行えました。また、定義を聞き取り単語を選ぶ小テストも紹介されました。私たちが一般的に行っている語彙指導とは異なり、いきなり英文に触れさせながらそれぞれの単語が英文のなかでどのように使われているかといった視点が含まれていること、映像の使用や定義の聞き取りのように視聴覚にうったえていること、活動のテンポがいいこと、ペアワークを入れて学習者同士に刺激を与えていることなど、試験までの流れがリンクしており工夫されているなあと関心させられました。
次回の研究会は、来週実施される横山先生の公開授業を観察と協議、橋尾先生の授業実践についての協議をする予定です。

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