11/30/2008

「アクション・リサーチ交流会2008 in 松山」開催



2008.11.30(土)、アクション・リサーチの会@松山と共同で、初めてのアクション・リサーチ交流会を開催しました。当日は、各地から、80名を超える熱心な先生方の参加があり、熱気ある交流会となりました。詳細は、英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワークに掲載していきますので、ご覧ください。

11/26/2008

Kochi英語No.102 (2008.11.26)

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 2008.11.26.(Wed) 配信元: 高知英語Connection!
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 英語教育の広場 -Kochi英語 No.102-
        
       Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・

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■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm
第61回高知県中学・高校英語弁論大会の結果
http://mainichi.jp/area/kochi/archive/news/2008/11/11/20081111ddlk39040746000c.html

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<もくじ>

1.アクション・リサーチ交流会2008 (松山)
2.第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)
3.第14回英語教育実践セミナー (松山)
4.第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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         「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。アクション・
リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽しく語り合いましょう。
授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を磨きたいと思っている先生、
多くの人と授業実践を交流したいと思っている先生。気の合った仲間と一緒に
参加してみませんか。それでは、松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣
13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強
13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之
13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)
14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清
14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)
15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子
15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩
16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸
16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。
16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
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☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー
http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。


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         第3回全国高校生英語ディベート大会 (岐阜)

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高知県からは高知県大会優勝の高知西高校が出場します。応援よろしくお願
いします。

日時: 12月20日(土)~21日(日)
会場: 岐阜聖徳学園大学(岐阜キャンパス)
詳細: www.takanishi.ed.jp/documents/080613youkou03.pdf


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          第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時: 平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所: 愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催: 愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ: 『英語授業改善』
講 師: 金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費: 2,000円
定 員: 100名
申込先: 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)までに下記にご連絡
      下さい。
     (郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
     (FAX)0897-55-1488
     (e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp
日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事


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       第4回高知県英語ディベート研究プロジェクト会 (高知)

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 初めての方も、どうぞ遠慮なくご参加下さい。現在、県下高校の取り組み紹介、
輪読、ビデオ研究、教材開発などをテーマに毎回和気藹々と会を進めています。
「ディベートって難しそう」と思われている方に是非参加してもらえればと思います。

                     記

日時: 平成21年1月24日(土) 15:00-17:00
場所: 高知南高校(予定)
内容: 事例報告、輪読、ビデオ研究、教材開発、全国大会レポートあり!


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/24/2008

全英連鹿児島大会に行ってきました

第58回の全英連大会に行ってきました。今回の会場は今NHKで放送中の大河ドラマ「篤姫」の鹿児島です。大会コンセプトは「Ishin-世界を拓く若者が育つ英語教育」、英語好きを育てることを原点に、実践的コミュニケーション能力や態度を培い、異文化に生きる人々と共に世界の未来に貢献しようとする志をもった日本人を育成する教育の在り方を探ることを目的として掲げられていました。テーマといい、、分科会の数といいどんな大会なのだろうかと行く前から興味を抱かされていました。2日間の大会の感想を報告します。
 1日目(市民文化ホール)
雄大な桜島が見渡せるオーシャンヴューの会場で開催されました。開会式終了後、吉田研作氏(上智大)による記念講演。演題は「英語が使える日本人を育成するには何が必要か」でオールイングリッシュで行われました。内容は、現在の日本人の英語力の現状をとりあげ、これから小学校で英語授業が導入されてからの中・高の授業のあり方について提言をされました。
 現状では、中学校・高校の授業では英語で授業が使用されていないことがあげられました。これから小学校に英語が導入され、授業は英語で受ける。そのような生徒が中学校へ行き日本語の多い、訳読や、文法など知識的な要素の多い授業を受けることになる。ここで大きなギャップが生まれせっかく小学校で素地を築いてきても、それが育たないということです。(生徒は失望する)。だからひとつにはクラスルームイングリッシュを積極的に使用すべきだと言われていました。英語使用度の低さは、韓国と比較したGTECのCan-Do調査の結果でも明確に示されていました。私たち教師の今後の役割としては、中学校の先生は小学校ですでに学んできたことをどれだけ伸ばせるか、高校側はそれを受けてより明確なビジョンをもって指導にあたるということにあるようです。
 午後からは、研究授業。中学校、高校の研究授業を同時に別の部屋で行われました。通常の形態ではなかったので驚きました。私が見たのは高校の部、鶴丸高校の発表です。オールイングリッシュで杉原地畝氏についての教材が扱われ、発表では父、杉原氏に対する筆者の心情と戦後の境遇の把握をし、ユダヤ人との再会場面をスキットで再現する内容でした。感想としては「さすが」という言葉が適切でしょうか。生徒も積極的でした。
 最後はパネルディスカッション。松本道弘氏(国際ディベート学会会長)、松畑熙一氏(中国学園大・短大学長)、原口 泉氏(鹿児島法学部大教授)の3名のパネリストで南 徹氏(IBS学院長)の司会によって行われました。テーマは「世界を拓く人間力を育てる英語教育-薩摩の英学、郷中教育を振り返り、日本の英語教育の未来を語る」で、非常に熱く、ユーモアあふれるディスカッションでした。松本先生からの英語とカマキリの接点にはじまり、タイトルのとおり、薩摩の英学の歴史を紐解きながら最後はこれからの英語教育はどうあるべきかの提言で締めくくらました。提言は以下のとおり。
(松本道弘氏)
これからの英語教育は磁石でなければならない

(松畑熙一氏)
・英語で授業する力の育成
・学力は結果であって目標ではない
・コア学習
・人間力を育てよう

(原口 泉氏)
一人ひとりの人間が人間力を持ち、力をあわせてやっていくこと
・情報の伝達
・貢献意欲
・明確な目標を共有する

非常に有意義なディスカッションでした。

2日目(各4会場で分科会)
 2日目は4会場で分科会です。数が非常に多く、会場も場所が異なる4会場での分科会でした。私が行ったのはディベートに関するテーマと、第2分科会ではあちこちです。報告は省略します。

11/19/2008

高知南中学・高校セルハイ最終発表会の公開授業

 本日、高知南中学校・高校でセルハイ最終発表会が行われました。午前中は公開授業が2時間と研究協議、午後はセルハイの研究報告と松沢伸二先生(新潟大)による特別講演です。今日、見せていただいた公開授業にとても感銘を受けたので報告します。私が見た授業は

1時間目:英語Ⅰ(前中佳奈先生)  2時間目:英語Ⅱ(横山志保先生) です。

 1時間目の授業風景は、明るく、元気であたたかな雰囲気が感じられました。指導している先生の元気あふれる姿がクラス全体に浸透していて、生徒も積極的に活動に取り組んでいました。題材は野生保護運動に取り組んでいる1人の女性と子アザラシとの出会いと別れを描いた物語で、今日の授業ではすべてのあらすじを簡単な英語でピクチャーカードを使いながら説明するという内容でした。目標として3つあげられており ①物語を感動を持って伝えようとする  ②サマリーを、絵を見ながら短いことばで表現できる  ③発表者の英語を聞いて、物語を振り返ることができる  です。
 最後には全体の前で発表する場面があり、すすんで発表をする生徒もいましたが、中にはそうでない生徒もいました。そんなときに指導者からの励ましの声がかけられたのですが、感心したのは他の生徒からも励ましの声や拍手が自然に出ていたことです。その生徒は発表をしました。また、グループのメンバーが発表している姿を不安そうに見守る生徒やヒントを与える生徒も見られました。聞いていた生徒も発表者に視線が向けら集中していました。とても微笑ましい光景でした。最後には先生が自らモデルとなり、全ストーリーを一人でリテリングしたのです。そのときの生徒たちの視線は先生の示す絵に釘付けとなり、研ぎ澄ますかのように耳をかたむけて聞いていました。そして物語が終わると生徒から自然な拍手喝采。さっきまで楽しそうに、またにぎやかにやっていた流れとのギャップがあり、最後には引き締まったものとなっていました。生徒にとってはまさに物語を感動をもって聞いた瞬間だったでしょうし、今後への強いエールとなったことでしょう。本当に感動しました。

2時間目の授業でも、すばらしい授業を見ることができました。題材は馬と人間の関係、人間同士の心のつながりを描いた物語を扱いリテリングを行うという目標を掲げて行われました。アップテンポの語彙練習からはじまり絵を提示しながらの内容復習、レベルごとに区切られたワークシートを使ってのペアワークと非常にテンポのいい授業でした。横山先生はクラスの状況を冷静に分析され、生徒へのアプローチを使い分けていると感じました。
 私が印象に残った場面がいくつかあるのですが、その1つはリテリングをしている女子生徒が絵を相手に見せながら行っていたことです。この女子生徒だけが見せて行っていたように思います。先生が指示をしたことによるのではなく、生徒が活動の中で気づいてとった行動のようで、「知らないところで成長している」といった横山先生のことばは印象的でした。
 もうひとつは、この授業でも最後に全体発表があり、なかなか発表者が出なかったのですが、周りの生徒に推されて発表した生徒がいました。初めはイヤイヤという様子でしたが、先生の励ましと生徒の拍手によって一生懸命行ってました。途中で授業終了のチャイムが鳴り、私は他の生徒がどうするのかを見ていたのですが、発表している生徒を真剣なまなざしで聞いていました。この生徒は最後までやり遂げたのですが、発表した生徒にはなんとかやり遂げたという達成感と次の学習につながる少しの自信が持てたのではないでしょうか。また聞いていた生徒の中には彼の姿を見て「自分にもできるかもしれない」、「自分も今度やってみようかなあ」といったプラスの影響をもらったのではないでしょうか。
本当に授業者にも、生徒にも目を見張るものが多い公開授業でした。

11/16/2008

第7回授業研究会(報告)


 第7回授業研究会が付属中学校で行われました。まず、四国大会の発表者である横山先生の前回の授業実践についてのまとめと今後の課題や授業イメージについて議論されました。自己の授業を客観的によく分析されており、今後の授業の理想像もはっきりと持たれていました。横山先生のチャレンジングな姿勢に見習うべきところが多くあると感じながら聞いていました。来週、公開授業を行うとのことで行く予定です。


 次に語彙指導の紹介。高校の実践として横山先生、大学の実践紹介を長崎先生がされました。
横山先生の実践では、その課で扱う単語をすべてリストにして提示し、毎時間練習されているということでした。語彙数も多く初めは大変であると思われますが、練習量はかなり多く、音読やあとの活動ができるようになると思われます。またこのリストを辞書として使用しているとのことでした。
長崎先生の実践では、与えられた10個の単語(定義つき)を和訳がついた本文をスキャニング → 先生の定義説明と解答確認 → 映像を見ながらリピート → ペア活動 を紹介され、ほどよい緊張感をもって楽しみながら行えました。また、定義を聞き取り単語を選ぶ小テストも紹介されました。私たちが一般的に行っている語彙指導とは異なり、いきなり英文に触れさせながらそれぞれの単語が英文のなかでどのように使われているかといった視点が含まれていること、映像の使用や定義の聞き取りのように視聴覚にうったえていること、活動のテンポがいいこと、ペアワークを入れて学習者同士に刺激を与えていることなど、試験までの流れがリンクしており工夫されているなあと関心させられました。
次回の研究会は、来週実施される横山先生の公開授業を観察と協議、橋尾先生の授業実践についての協議をする予定です。

11/15/2008

第3回英語ディベート研究プロジェクト会(報告)

 本日、3回目のディベート研究プロジェクト会が付属中学校で行われました。今回の実践発表は高知追手前高校の上田先生です。 学校全体としてのディベート指導をはじめてもう5,6年とか。資料の内容も非常に充実しており、テキストのようでした。OCⅠで9月より指導を開始しており、ディベートとは何かを日本語によるディベートTASKをこなしながら徐々に理解させているようです。そして英語でのディベート練習を本格的に取り入れるのは7回目あたりの授業からということですが、やはり1年生ということもあって英作文で時間がかかるということでした。しかし、この1年間でディベートを一通りやっていることから、次年度での指導がスムースに行えるようで、ひとつの追手前高校の特徴でしょう。来月校内のディベート大会が行われるようで、生徒がどのようなパフォーマンスを発揮するのかが楽しみですね。
 次に輪読のレポート。今回は私が担当です。内容はデリバリーとスピーチの構成についてです。この本、非常に読みやすくまた丁寧に書いてくれいるんですよ。高校生でも十分読めます。受け売りではありませんが紹介しておきます。SPEAKING, LISTENING AND UNDERSTANDING -Debate for Non-Native English Speakers- Gary Rybold著です。ちょっと今日の概要を紹介しますと、前者では公でのスピーチをするときの緊張や恐怖を少なくするため、心と体の準備が必要であることや練習のしかたについて述べられています。この章で印象に残っていることばを紹介します。
"Preparation and Practice Prevent Poor Performance" 5Psです。パフォーマンスを最大限に発揮するためにはやはり事前の準備と練習がカギを握るということですね。
 次の章ではスピーチを構成するそれぞれのパーツの役割や優れた内容構成とはどのようなものか、またどう作ればいいのかが詳しく述べられています。
 次回のプロジェクト会では、
 1 実践発表
 2 輪読
 3 ディベートの教材作成についての意見交換  を行う予定です。

11/14/2008

Kochi英語No.101(2008.11.14)

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 2008.11.14.(Fri) 配信元: 高知英語Connection!
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  英語教育の広場 -Kochi英語 No.101-
        
       Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


  ・・・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・・・

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   ■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm
第61回高知県中学・高校英語弁論大会の結果
http://mainichi.jp/area/kochi/archive/news/2008/11/11/20081111ddlk39040746000c.html

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<もくじ>

1.高知南中学・高校セルハイ最終発表会
2.「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山
3.第14回英語教育実践セミナー in 松山

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     高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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高知南中学・高校が、下記のようにスーパー・イングリッシュ・
ランゲージハイスクールの研究開発の最終研究発表会を開催しま
す。研究テーマは、「到達目標を明確にした中高一貫シラバスの
開発と英語の基礎学力を確実に身につけさせるための指導方法の
研究」で、中・高の垣根を越えた学校を挙げての研究です。是非、
ご参加下さい。
                 記
日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校
日程:
受付
 8:30- 9:00 受付
 9:00- 9:50 公開授業Ⅰ
10:00-10:50 公開授業Ⅱ
11:05-11:20 開会行事
11:20-12:40 授業研究
12:40-13:40 昼食
13:40-15:10 研究報告
15:20-16:20 特別講演
     演題「学習のための評価(AFL)の理論と実践」
     講師 新潟大学 教育学部教授 松沢 伸二 先生
16:20-16:30 閉会行事

参加申し込み:
参加ご希望の方は、11月10日(月)までに高知南高校セルハイ担当
(澤田朝子先生)まで、FAX(088-833-7453)で、参加者の氏名、所属、
弁当(600円)の必要・不必要をご記入の上、お申し込みください。


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         「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。アクション・
リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽しく語り合いましょう。
授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を磨きたいと思っている先生、
多くの人と授業実践を交流したいと思っている先生。気の合った仲間と一緒に
参加してみませんか。それでは、松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣
13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強
13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之
13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)
14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清
14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)
15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子
15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩
16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸
16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。
16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
--------------------------
☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー

http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。

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         第14回英語教育実践セミナー in 松山

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日 時:平成21年1月11日(日)10:00-16:30
場 所:愛媛大学教育学部2号館1F103教室
主 催:愛媛英語教育研究会(代表:愛媛大学 池野 修)
テーマ:『英語授業改善』
講 師:金谷 憲(東京学芸大学教授)
参加費:2,000円
定 員:100名
申込先:
 郵送・FAX・メールで平成20年12月30日(火)までに
下記にご連絡下さい。
(郵送)〒793-0030 西条市大町250-57 大村 潔 (宛)
(FAX)0897-55-1488
(e-mail)bigvillage31@mx82.tiki.ne.jp
日 程:
 9:20- 9:50受付
 9:50-10:00開会行事
10:00-12:00研修①
           「自分の授業をマクロ的にふり返る」
12:00-13:30昼食
13:30-16:30研修②ワークショップ
           「自分の授業をミクロ的に処方する」
16:30-16:40閉会行事
  
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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/06/2008

"Change has come to America." - Barrack Obama's winning speech



政治の世界で、久しぶりに「感動」を伝えられるリーダーが誕生した。44代アメリカ合衆国大統領Barrack Obamaである。アメリカの各メディアには早速、スピーチの原稿がアップロードされている(すごい時代だ。そして、便利な時代)。多くの人が、感動をもって彼の言葉を聞いたであろう。少し抑え気味に話すのだけれど、心に訴えかけてくる。「語りかけてくる」ようなスピーチだと思う。言葉の選択もレトリックもすばらしい。絶妙な繰り返し、リズム、間。ぜひ、じっくりscriptを吟味してみたい。

ここ数年、アメリカに対しては、複雑な思いがあったけど、今回の大統領選挙を見ていて「うらやましい。」と思った。10代の高校生までもが、25ドルの個人献金をしたり、ボランティアをしたり、国の将来を考える姿が報道されていた。このことについて、Obamaは、"It(Our campaign) grew strength from the young people who rejected the myth of their generation's apathy who left their homes and their families for jobs that offered little pay and less sleep."と言っている。

もちろん、これからはいばらの道続きだろう。それは、スピーチの中でも述べている。"The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even in one term. But, America, I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there."

Obamaは、スピーチの冒頭で "If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer."と述べた。この国の理想を、今一度、語り、実現しようとするリーダーの誕生である。

アメリカの新時代「change」を見つめていきたいと思う。それは、我々に日本人にとっても、この国の在り方を考える貴重な日々になるはずだ。

Obama's Speech Script(CNN)

11/04/2008

Kochi英語No.100(2008.11.4)高知南SELHi、 AR交流会

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2008.11.4.(Tue) 配信元: 高知英語Connection!
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英語教育の広場 -Kochi英語 No.100-
        
   Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


  ・・・・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・・・・

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   ■高校生による英語ディベート大会のオンライン記事■

第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報>
 http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081027ddlk39040379000c.html

第3回埼玉いなほカップの結果
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081101-OYT8T00878.htm

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<もくじ>

1.U-tubeで教材開発を
2.高知南中学・高校セルハイ最終発表会
3.「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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              U-tubeで教材開発を!

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U-tubeって凄いですね!英語の教材の宝庫という感じです。滋賀県の
伊藤先生から、以下の、Did you know ?という8分ほどのサイトを教えて
もらいましたので、皆さんに紹介します。国際理解教育や英語の授業に
使えると思います。

日本語版(日本語の字幕があります)
http://jp.youtube.com/watch?v=cMxkYXdIT0c&feature=related

グローバル版
http://jp.youtube.com/watch?v=pMcfrLYDm2U

UK版
http://jp.youtube.com/watch?v=QeoKQbT8BKs&feature=related


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  高知南中学・高校セルハイ最終発表会

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高知南中学・高校が、下記のようにスーパー・イングリッシュ・
ランゲージハイスクールの研究開発の最終研究発表会を開催しま
す。研究テーマは、「到達目標を明確にした中高一貫シラバスの
開発と英語の基礎学力を確実に身につけさせるための指導方法の
研究」で、中・高の垣根を越えた学校を挙げての研究です。是非、
ご参加下さい。

              記

日時:11月19日(水) 9:00~16:30
場所:高知県立高知南中学校・高等学校
日程:
受付
 8:30- 9:00 受付
 9:00- 9:50 公開授業Ⅰ
10:00-10:50 公開授業Ⅱ
11:05-11:20 開会行事
11:20-12:40 授業研究
12:40-13:40 昼食
13:40-15:10 研究報告
15:20-16:20 特別講演
     演題「学習のための評価(AFL)の理論と実践」
     講師 新潟大学 教育学部教授 松沢 伸二 先生
16:20-16:30 閉会行事

参加申し込み:
参加ご希望の方は、11月10日(月)までに高知南高校セルハイ担当
(澤田朝子先生)まで、FAX(088-833-7453)で、参加者の氏名、所属、
弁当(600円)の必要・不必要をご記入の上、お申し込みください。


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        「アクション・リサーチ交流会2008」 in 松山

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アクション・リサーチ を実践している仲間が集って、交流を深めます。
アクション・リサ-チの意義や醍醐味ばかりでなく、苦労話なども、楽し
く語り合いましょう。授業に悩みを抱えている先生、プロとしての力量を
磨きたいと思っている先生、多くの人と授業実践を交流したいと思って
いる先生。気の合った仲間と一緒に参加してみませんか。それでは、
松山でお会いしましょう。

日 時: 2008年11月29日(土)13:00~17:00
会 場: 松山大学学生会館カルフール会議室1.2
       JR松山駅から、路面電車循環線で約15分。清水町下車。
       徒歩2分。大学西門から入りすぐ右手。
主 催: アクション・リサーチ・ゼミ@松山大学(ARS@MU)
共 催: アクション・リサーチの会@yokohama(ARCY)アクション・
      リサーチ支援ネットワーク
内 容:                       
13:00 開 会        愛媛県教育委員会 鈴鹿基廣

13:05 歓迎のことば    松山大学 金森 強

13:15-13:45 基調講演「なぜアクション・リサーチなのか」
                 松山大学 佐野正之

13:45-14:00 発表者紹介(自己紹介と発表内容の概要)

14:00-14:30 AR実践研究発表1 (進行:教室A=高橋 教室B=長崎)
 教室A 「単語集を利用した意図的語彙学習に関するアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校  小金丸 倫
 教室B 「語彙指導に重点を置いたリーディング能力を伸ばすアクションリサーチ」
           神奈川県立川和高等学校 栗原 清

14:30-15:00 AR実践研究発表2
 教室A 「テレビ会議を通してスピーキングの力を伸ばすアクション・リサーチ」
           藤沢市教育委員会 東 麻子
 教室B 「パラグラフ・ライティングの力を伸ばすためのアクション・リサーチ」
           神奈川県立大和西高等学校 村越 亮治
  (休憩)

15:10-15:40  AR実践研究発表3
 教室A 「基礎・基本の定着で英語を学ぶ楽しさを実感させるAR」
           西条市立西条南中学校 武田志津
 教室B 「教科書の指導とからめたタスク活動によって英語の苦手意識の克服
      を目指すAR」
           愛媛県立松山工業高校 宮内朋子

15:40-16:05 報 告「アクション・リサーチは英語教員のどこに効いたか」
           高知工科大学 長崎政浩

16:05-16:30 講 演「これからの教師教育と教員研修」
           神奈川大学  高橋一幸

16:30-16:55 ミニ・シンポジウム「参加者の交流とリフレクション」(進行:金森)
    気取らない座談会形式で、佐野先生のコメントを交えながら、発表者の
    皆さんと今日1日の交流会を振り返ります。

16:55    閉 会       愛媛県教育委員会 池田哲也

☆懇親会 17:30~ ホテル・サンルート松山(JR松山駅から徒歩2分)会費 5,000円

参加申込:申込みの必要はありません。ARに興味のある方はどなたでも歓迎です。
      参加費は無料です。

☆ホームページもご覧ください。http://eflteacherinaction.blogspot.com/
☆開催案内ダウンロードはこちら から(pdf)。

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☆「英語教員のためのアクション・リサーチ支援ネットワーク 」オンライン・レクチャー
http://eflteacherinaction.blogspot.com/
【主宰】佐野正之(松山大学)  【事務局】長崎政浩(高知工科大学)
◎ARについての質問や疑問点はmasahiro@nagasaki21.com または 0887-57-2105
 までお願いします。


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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

11/03/2008

高知県秋季英語教育研究大会で考えたこと:指導の順「理屈が先か、使用が先か」



11月2日(日)は、高知県秋季英語教育研究大会(会場 高知県教育センター)だった。中高それぞれの公開授業と小泉仁(東京家政大学、元文部科学省教科書調査官)先生の講演だった。

今回の研究大会で一つ共通した課題として浮かび上がってきたことは、「指導の順序」ということだ。理屈が先か、使用が先かということである。中学校の公開授業は、「書くこと」をテーマとした意欲的な取り組みで、自己紹介文を書かせ、その校正まで行わせ、質を高める取り組みをしていた。その後、書いた英文を暗唱させて、スピーキングテストをしたとのことだった。高校の公開授業は、文法指導とオーラルコミュニケーションの統合をねらった、こちらも意欲的な取り組みで、文法を体系的に指導する授業を独自に設け、そこで扱った文法形式を、オーラルの授業の中で使わせたいというねらいのものであった。

いずれの授業も、講師の小泉先生が、講演の最後の提案してくださった考え方と対極にある。先生は、sugarについて、糖分のとりすぎという害のだけでなく、stressfulな状況を解消するために甘いものが役立つという内容の対話を、まずoral interactionで進めた。その後、それと同じテーマを扱ったパッセージを読ませるというものだった。英文の理解は、明らかにfacilitateされた。

もちろん、いずれの方法とも長所も、短所もあわせ持つ。ここで興味深いのは、多くの教員が、「ルール」なり「形」を、最初に教え込んでおかないと、英語の使用はままならず、英語も身に付かないと思っていることだろう。

中学校の授業では、生徒同士でやりとりをさせた後で、つまり、speakingの活動として自己紹介をさせた後に、最後のまとめとして書かせるという順序も考えられただろう。「暗唱」という活動は、一見易しそうに見えて、「覚えている」「覚えていない」という点が評価の基準になりがちなので、プレッシャーが大きい。むしろ、mappingをさせておいて、自由に語らせる方が、スピーキングの活動としては望ましいはずだ。最後に、スピーキングを通じて、改善された英文をまとめとして書かせる。

高校の授業でもそうだ。今回の授業では、オリジナルのスキットを書かせる活動をやっていたが、その作品を見れば、共通する文法エラーや未熟な表現が発見できたはずである。そこにこそ、意味のある文法指導が可能になるチャンスがある。単一のtarget sentenceだけで授業を組み立てることができない高校の授業でならなおさらだ。体系的に文法を指導することの意義は、否定するわけではないが、知識として文法を覚えることが目的となりがちだ。

教師というのは、personal theoryを修正するのはなかなか難しい。客観的に自分自身を見直すことは、容易ではないのだ。しかし、一度違う角度から、授業を組み立て直してみてはどうだろうか。生徒は、我々が思っている以上に、capacityをもっている。無理に教え込まなくても、自ら学ぶ、自ら伸びる力はもっている。そのような力を発揮させられた時、教師の喜びも数倍になる。生徒のより良き学びのために、自分自身の授業にもメスを入れてみませんか。

11/02/2008

平成20年度 高知県秋季英語教育研究大会(報告)


本日、平成20年度 秋季英語教育研究大会が教育センター本館で開催された。本大会のテーマは「今、求められている英語力とは -確かな英語力を目指して-」であり、来年度高知で開催される四国英語教育研究大会につなげる位置づけとなっている。
 午前中は中学校、高校のビデオによる授業研究発表である。中学校の発表をされたのは高知市立大津中学校の成岡真子先生で、書く活動をとおして英語がわかる喜びや通じる喜びを実感させることを目指した取り組みを発表された。生徒は非常に落ち着いており、積極的に取り組んでいた。成岡先生はスモールステップを踏みながらの実践をされており、今後生徒が実感できるための多くの可能性を見出せた発表であった。高校では中村高校の吉岡佐紀先生がOCⅠの活動で文法定着を試みるといった実践発表をおこなった。生徒は積極的であり、ペアワークも生徒がいきいきと行っていた。通常のスタイルではなく、ペアワークを利用しての実践による定着がどこまで成されるのか、来年の3月にはなにかしら結果が出るのだろうが、非常に興味深いものがある。また今回の中村高校の発表には吉岡先生のほかに、細川先生、土居先生、久米田先生の3名も携わっている。人数が多くなればなるほど、目標や指導内容等において共通認識を持つことがむずかしくなると思うが、中村高校ではチームとして取り組んでいる。このことはきっと生徒にもいい影響をもたらすのであろうと思う。大津中学校の成岡先生、中村高校の吉岡先生、今日は本当にお疲れ様でした。
 午後は、東京家政大学文学部教授 小泉 仁先生による講演が行われ、春季大会の内容を受けて小学校への英語導入によって中学校、高校の英語授業がどう変わっていくべきかについて提言された。講演のはじめに韓国語によるオーラルイントロダクションによって小学生がはじめて外国語に触れたときの感覚を体験することができ、私は自分が中学校で始めて英語に触れたときの感覚を思い出した。講演では、英語の現在と今後の位置づけ、近隣諸国の英語教育事情、小学校英語の意義と導入後の中・高の英語授業のあり方などについて鋭い持論をもってジョークを交えながら述べられた。小泉先生にはご多用中にもかかわらず講演をお引き受けいただいたことにこの場をお借りして心から敬意を表したい。
 今日の研究大会で改めてわかったことは小学校への英語導入に伴って中・高の授業内容を変えていかなければならないことはもちろんであるが、小・中・高の連携をさらに図っていく必要性があるということである。難題ではあるが今、行っている中・高共同の勉強会のように何らかのきっかけを生かしながら高知県でも少しずつ連携の強化を図れればいいなと思った。

11/01/2008

Kochi英語No.99(2008.10.31)英語教育達人セミナーin高知

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2008.10.31.(Fri) 配信元: 高知英語Connection!
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英語教育の広場 -Kochi英語 No.99-
        
   Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/


・・こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!・・

  <第8回高知県英語ディベート大会(10/26)の結果速報>
    優勝:高知西高校  準優勝:土佐高校
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<もくじ>

1.高知県秋季英語教育研究大会(11/2)
2.英語教育達人セミナー(11/3)

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U-tubeって凄いですね!英語の教材の宝庫という感じです。滋賀
の伊藤先生から以下の、Did you know ?という8分ほどのサイトを
教えてもらいましたので、皆さんに紹介します。国際理解教育や
英語の授業に使えると思います。

日本語版(日本語の字幕があります)
http://jp.youtube.com/watch?v=cMxkYXdIT0c&feature=related

グローバル版
http://jp.youtube.com/watch?v=pMcfrLYDm2U

UK版
http://jp.youtube.com/watch?v=QeoKQbT8BKs&feature=related

 
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     英語教育達人セミナー in 高知

 中学英語教員の実力者が高知に勢ぞろいします。お見逃しなく。
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・日  時:  11月3日(月)  10時~15時30分  
・場  所:  県立高知西高等学校 2F 視聴覚室 
<詳しくは http://www.kochinet.ed.jp/nishi-h/ を参照>
・参加費:  3000円 (大学生 1000円 大学院生 2000円)
・内 容:
10:00-11:00  講座1 「これが瀧沢ワールドだ!」
          瀧沢広人 (埼玉県・町立小鹿野中学校)

11:15-12:30 講座2 「楽しいチャットで、楽しくコミュニケーション活動!」
          樫葉みつ子 (徳島市立富田中学校)

12:30-14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)

14:00-15:00 講座3 授業のバージョンアップ~高知コラボレーション」
          谷口幸夫 (都立戸山高等学校)
          山田憲昭 (高知県教育委員会)

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

今月のことば 11月


Loving person lives in a loving world. A hostile person lives in a hostile world. Everyone you meet is your mirror.

-Ken Keys