11/30/2020

安芸市立土居小学校に行ってきました

英語教育拠点校事業の一環として実際された公開授業研究会で、安芸市に土居小学校に行きました。

5年生の授業のあとに、拠点校事業での取り組みの報告、教育事務所の指導主事さんの講評のあと、約1時間、お話をさせてもらいました。


もちろん、一方的な講演はしません。授業についてのミニワークショップで、今日の授業について、皆で考えました。生徒が夢中になって意思の伝え合いをしたいと思うには、どのような授業のゴールと活動を設定すべきか。とても難しいことですが、これからの授業の核心ではないかと思います。


後半は、学校から依頼のあった評価について。児童生徒が学びの主体者になるまでの責任の移譲について、こどもたちを育てるための評価、一斉授業から個別化へ。新しい学びの時代に備えるための考え方について提案をさせてもらいました。


11/26/2020

高知南高校 Southern Project 訪問教育 国際教養科3年 英語プレゼン

 高知南高校の、Southern Project訪問教育で国際教養科3年対象の英語プレゼンの授業に参加してきました。12月に2年間やってきた英語プレゼンの最終発表会をやる予定となっています。



今日は、代表5名がモデルとして、前でプレゼンをやって、そのパフォーマンスを評価することによって、自分自身の最終プレゼンにつなげることが目的でした。終了後に振り返りのセッション。

1 小グループで、今日気づいたことや自分自身が生かしたいことを発表・討議

2 長崎からのフィードバック

(1)2年時から成長した点を振り返る

(2)今日のpresentersへのアドバイス

(3)全員が最終プレゼンで実現してほしいこと

   1) とにかく Start Strongを実現 (最初の30秒は原稿なしで練習。もっとPassionを!)

   2) Closing Partの充実(もう一度、全体をながめて、もっとも強く伝えたいメッセージに焦点化し、closingに入れる。)

   3) スライドの最終点検  (画質=インパクト、名前・所属の表記など)

11/19/2020

高知小津高校 理数科3年「課題研究」ポスター発表会 英語版に参加しました


高知小津高校理数科3年「課題研究」ポスター発表会英語版に参加しました(SSH運営指導委員)。
全体によく準備がなされており、とても良い発表会になったと思います。フィードバックをSSHのFeelnoteに書き込みました。

[フィードバックの概要]

1. More excitement & passion 2. Talk to the audience 3. Use graphics effectively 4. 日頃の英語学習が充実してこそ

11/16/2020

香美教育コラボレーション会議 (第65回)

日時:11月16日(月)17:30-18:30

場所:  香美市市役所(3F会議室2)


11月の香美教育コラボレーション会議を開催しました。
・よってたかって探究発表会 & 清笑祭  2/19 (山田高校)
・香美市理科クラブの今後のあり方
・GIGAスクール
などについて話し合いました。

11/15/2020

新しい本が出ました 『退屈な授業をぶっ飛ばせ!: 学びに熱中する教室』(新評論)

翻訳書を出版しました。今、求められている新しい学びに関する貴重な実践教育ドキュメントです。ぜひ、ご一読ください。

マーサ・ラッシュ著/長﨑政浩・吉田新一郎訳 (2020) 『退屈な授業をぶっ飛ばせ!: 学びに熱中する教室』新評論


11/14/2020

Kochi Toastmasters Club 第174回例会でスピーチをしました


Toastmasters Clubの例会でスピーチ  “Are You Still Teaching, Mr. Nagasaki?” をやりました。新しく始まった Pathways という教育プログラムの Path: Effective Coaching, Level 1, Ice Breaker 2, 4-6 minです。何年もやっているのに、スピーチは難しいものです。 例会の報告

11/12/2020

佐川町立黒岩小学校での公開授業研究会に出席

 佐川町英語教育推進事業の一環として実施された佐川町立黒岩小学校の公開授業研究会に行ってきました。

小学校3年生の公開授業参観、その後、授業研究ワークショップと講話を実施。こどもたちはとても元気で、楽しく英語を学んでいました。授業づくりも担任への学校のサポートも良くできているようでした。授業研究ワークショップでは、積極的にたくさんの意見が出て、授業について、様々な角度から考えることもできました。

色と形の単元でしたが、低学年については、設定が難しい活動の必然性が話題になりました。低学年では、あまり必然性を探究しすぎずに、活動の楽しさを重視すべきだろうというのが私の意見です。

その後、「外国語活動に主体的に取り組めるための教材について」話してほしいというご要望をいただいていたので、絵本の読み聞かせを交えながら、学びの責任の移行モデル、フィードバックによる評価と指導、学びの個別化について少しお話をさせていただきました。

11/08/2020

高校生英語即興スピーチに高知工科大学長賞を授与



高知工科大学(地域教育支援センター)は、高知県高等学校教育研究会主催の英語スピーチコンテストに、即興部門を提供しています(即興スピーチに関する共同研究と共催)。2020年度の大会が11月8日に開催されました。

従来のPrepared speechと違って、聞いていてもワクワクしますね。一体何がでてくるのか分からない期待と楽しさがある。会場も、Speakersを全力で応援している。「がんばれ!」そんな雰囲気に満たされます。

詳細は、高知工科大学HP 高校生英語即興スピーチに高知工科大学長賞を授与

11/02/2020

高知南高校 Southern Project Book Club 一冊読了

 国際教養科のプレゼンテーション指導を充実させるため、担当の先生方とブッククラブをオンラインで実施してきました。11月上旬をもって、カーマイン・ガロ[井口耕二訳] (2019) 『伝え方大全』日経BP.を読了。数ヶ月間の振り返りを行いました。



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Congratulations! ですね。お互いを celebrateしましょう!

初のブッククラブで一冊読み終わりました。学校での激務の合間をぬって、学び続けることは容易ではありませんからね。

ブッククラブという方法については、3人とも共通した認識をもてたように思います:

「ブッククラブのために読むことで、読み方が変わっていた。」

という点です。これはとても重要な気づきだと思います。さらりと読み流す時と違って、主体的で、深い読みになります。人に伝える、人とシェアするという目的があると、読み方が変わる。これは、ブッククラブのもつ大きな可能性だと思います。

これはあらゆる学びの場面に当てはまることです。僕が講演会形式の研修が効果的でないと思っているのも、これが理由です。(何らかの刺激は受けるけど、そこまででしょう)。

自分が深く engageしたことは忘れない、身につくということです。


もう一つ、ブッククラブは決して楽な方法ではないということです。本を読んで、そこから必要なあるいは重要な情報を選び出して、それを自分の言葉でまとめて語る。さらには、自分自身の考え方や日頃の実践と比較しながら振り返ったりする。大変な労力です。受動的に人の話を聞くこととは比べものになりません。

しかし、それゆえに得たものは大きく、深い。そう思いませんか?生徒たちにも、少しハードルの高いチャレンジをさせたいと思いませんか?

数ヶ月間、お疲れ様でした。また、トライしましょう。