4/28/2009

高等学校授業研究2009 第2回

四国英語教育研究大会の高校の授業者(高知南高校前中先生)の授業参観とビデオ撮影。1年生の英語Iの授業で、本文の内容理解のパートだった。参観のコメントを返す予定。できるだけ早い機会に授業リフレクションの機会をもちたい。

4/27/2009

高知市松原教育長と大いに語る



今日は、高知市教育委員会松原和廣教育長にお忙しい中、時間を割いていただいた。高知工科大学の教職課程履修生徒が中学校で学校サポータを行う取組の協力をお願いし、ご快諾をいただいた。今後とも、学力向上対策や教員の研修などで、高知市との連携を進めていくことで合意。これから様々な機会で、一緒に高知の教育の問題を考えていきたいと思う。松原教育長の教育論、教師論を堪能させていただいた(私事だが、氏は息子の元校長であり、私の元上司、県立高校の校長時代は新大方高校の立ち上げ時期に一緒に仕事をさせていただいた)。相変わらず馬力があるし、話をしていると、こちらも元気になる!高知市に新しい風が吹き始めた

4/26/2009

第7回英語ディベート研究プロジェクト会、第11回英語授業研究会(報告)

 新年度がスタートして、はや1ヶ月。この夏はいよいよ四国英語教育研究大会(高知大会)です。さて、4月25日(土)高知追手前高校で第7回英語ディベート研究プロジェクト会と第11回英語授業研究会が行われました。

第7回英語ディベート研究プロジェクト会 (13:00-15:00)
 今日は、英語学習に関するアンケート(生徒用)とディベートに関するアンケートの内容について議論しました。次回のプロジェクト会までには実施し、集計する予定です。

第11回英語授業研究会 (15:00-17:00)
 
 橋尾先生(城東中)と前中先生(高知南中高)の授業内容について議論しました。橋尾先生については昨年度に授業の方向性が決まっているので、今日はさらに深める機会となりました。この活動を行うねらいの明確化とテーマの関連性、各ステップの活動内容や指導の順序などについてさまざまな意見が出されました。ゴールデンウィーク明けから実践されます。
 前中先生は本日が初めての研究会となります。まずは、生徒の実態や方針について説明していただきました。前中先生は、発展的な音読からリテリングに移行するための授業実践を研究され、アクションリサーチを用いて行います。議論では、リサーチクエスチョンと仮説の内容について意見が出されました。再度整理をしたうえで、実践し次回に経過を報告されます。

次回は5月30日(土)  

13:00-15:00 第8回英語ディベート研究プロジェクト会 
15:00-17:00 第12回英語授業研究会

場所については後日お知らせします。




第25回英語教育セミナー21(高知県の英語ディベート)

 2009年3月28日(土)、桜満開の高知工科大学にて第25回英語教育セミナー21を開催しました。午前の部は、1999年に始まった高知県の英語ディベートへの取組を振り返り、今後の方向性を探るために、高知工科大学長崎政浩准教授にファシリテーターをしていただき、県下8校の取組を振り返りました。また、午後の部は、埼玉県立鴻巣高等学校の江森和也先生に、埼玉県の英語ディベートの取組などを紹介していただきました。本報告では、主に午前中の部について報告します。

【午前の部】
1 これまでの取組の概要(小グループ:30分×2回)
  小グループに分かれた参加者に対して、県下8校で英語ディベート指導の実践を行なった教員が、これま での取組の概要、成果、課題について報告した。時間に余裕があるグループでは、発表内容について簡単な 質疑応答も行った。

2 これまでの成果・課題(小グループでのディスカッション:50分)
  発表者・参加者は4グループに分かれて、各校の取組による成果・課題について振り返りながら、ポスタ ーに書き出した。いくつか出た課題のうち、最重要と思われるものを3つ選び、さらにその課題の原因・解 決策などについてディスカッションを行った。

3 最重要課題を考える(振り返り:5分×4グループ:20分)
  2のディスカッションから出てきた最重要だと思う3つの課題を、各グループが報告した。

■成果■
生徒に関して
・英語力の4技能の向上
・学習のモチベーションの向上(やる気)
・達成感
・論理的に考える習慣
・読書量、音読量の増大への貢献

教員・学校に関して
・各校の実態に応じたスタイルの確立
・指導力の向上
・生徒との信頼関係

■課題■
指導者に関して
・指導者の力量養成が必要
・指導者のコラボ、コンセンサスの不足

教材に関して
・教材開発、教材選定教員の負担が大きい
 現状では、各校の実情により日本人指導者の独自教材、市販教材、ALT作成の教材等を使用している。

指導内容等に関して
・シラバス及び具体的な指導方法があいまい
 ゴール設定、指導手順、授業展開、基礎から発展への流れなどについての知識・理解が十分でなく、自転車 操業的になっている。
・時間のやりくりの難しさ
 

4/25/2009

第7回英語ディベート研究プロジェクト会、第11回英語授業研究会

高等学校のディベート指導研究会と中高合同の授業研究部会に参加。詳細は高知英語Connection Blogにて。

4/24/2009

Kochi英語No.113(2009.4.23)研究会

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2009.8.21は四国大会(高知大会)です。
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Fri, April 24, 2009

Kochi 英語 Connection!

   -Kochi 英語 No.113-
     
    こんまいニッポンにあだたぬ若いしをつくろうやいか!
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■ブログ更新情報■
 以下のブログで、研究会の最新情報をGETできます。

*中高授業研究会、英語ディベート研究プロジェクト会など

     http://kochi-e-project.blogspot.com/

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    第7回英語ディベート研究プロジェクト
      -巡業 第4弾 高知追手前高校-
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日時: 2009年4月25日(土) 13:00-15:00
場所: 高知追手前高校・会議室
(1)3月28日英語教育セミナーの総括(報告)
(2)県下ディベートアンケート(最終案の検討)
(3)高知西高校生徒の英語力データ(分析会)
(4)その他

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        中高合同授業研究

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日時: 2009年4月25日(土) 15:00-17:00
場所: 高知追手前高校・会議室



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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

4/23/2009

高等学校授業研究2009 第1回

昨日(22日)四国英語教育研究大会の高等学校研究授業に関する本年度第1回めの研究会をもつ。昨年度まで別の学年で行ってきた授業研究だが、本年度新1年生に継続することになった。新学年のクラスの様子、指導案の概略、ワークシート、言語活動などについて意見交換。とりあえず、できるだけ早い機会に一度授業参観をさせてもらうことに決定。

4/22/2009

地域教育支援センターと県教育委員会で今後の連携に向けて協議

本年度、新たに設置された「地域教育支援センター」。昨年までのBluebird事業を引き継ぐ新しい組織だ。高知工科大のもつリソースを地域の教育に役立てる目的。公立大学法人化に合わせて、地域貢献というミッションをより明確にした形だ。県教委高等学校の高大連携を担当する皆さんが来学し、本年度の新規事業や訪問教育について協議した。新規事業は大学キャンパス訪問「ドリカムセミナー」というもので、高校生の大学進学意欲を刺激することが目的とのこと。単なるキャンパス訪問にせずに、事前事後にワークショップを行うなど、効果的なものにしようとする意気込みが感じられた。大学としても全面的に協力することになった。その後、これまでの訪問教育の課題などを話し合い、今後の連携の進め方について意見交換をした。やはり、大学から何かを提供するだけでなく、協働で(collaborative)研究や教材開発を進めていけるかどうかがカギになるだろう。学生がどんどん学校に出て行くという取り組みも、本学学生の育ちのためには意義があるはずだ。発想の転換。

4/21/2009

第7回英語ディベート研究プロジェクト会(ご案内)

第7回英語ディベート研究プロジェクト会(ご案内)

      -巡業・第4弾 高知追手前高校-

 第7回プロジェクト会を下記日程で開催します。巡業第4弾の
今回の会場は、高知追手前高校です。高知追手前高校の皆様、
お世話になります。よろしくお願いします。
 前回の第6回会は、工科大学でのセミナー形式でした。県下より
参加下さいました先生方、本当に有り難うございました。2000年に
始まった高知県の英語ディベートへの取組の総括ができたのではない
かと思います。総括の内容には第7回プロジェクトで触れさせていただ
きます。
 なお、県下英語ディベートアンケート(改訂案)を

               記

日時: 4月25日(土)13:00~15:00
場所: 高知追手前高校・1F会議室
内容:
(1)3月28日英語教育セミナーの総括(報告)
(2)県下ディベートアンケート(最終案の検討)
(3)高知西高校生徒の英語力データ(分析会)
(4)その他
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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

4/20/2009

Workshop型授業について

“Workshop is a period of discussion or practical work on a particular subject in which a group of people learn about the subject by sharing their knowledge or experience. “

今年は、いくつかの授業でworkshopを取り入れている。以前から、強く関心をもっていたのだが、昨年から数名の先生方と共同研究を始めたのがきっかけとなった。なぜ、関心をもってきたかというと、教師から、知識を与えることが主目的の、従来型の一斉授業に限界を感じ続けてきたからだった。しかし、日本の教育にどっぷりつかってしまうと、有無も言わさず、わき目もふらさず、人を出し抜いてでも、より多くの知識を獲得させようと努めてしまうのだ。「自ら選んで学ばせる。クラスの仲間とともに学ぶ。」などという方法は、生ぬるい、悪しき自由主義と批判されるのが落ちだ。生徒の学びをコントールし、意欲を管理し、思考を単一にして(豊かな解釈よりも「正解」)、しっかりと結果を残すことが教師の力量なのだ。

だが、これが崩壊しはじめている。佐藤学氏の言う「学びからの逃走」だ。これに対する解決策の一つが、workshop型授業にあると考えている。それを探究するのが今の取組である。

アメリカで、workshop型の授業を実践しているNancie Atwell(1998)の"In the Middle"から、いくつか引用を掲載する。

・「教師の読み」の押し付けから「生徒自身の読み」へ
“They (Students) were passive recipients of literature I selected and interpretations I devised.” (p.33)

・学びにおける「選択」の意味
“Allowing readers to select their own books has a major impact on students’ fluency, reading rate, and comprehension.” (p.37)

・思春期の学び
“Surviving adolescence is no small matter; neither is surviving adolescents. It's a hard age to be and to teach. The worst things that ever happened to anybody happen every day. But some of the best things can happen, too, and they're more likely to happen when middle school teachers understand the nature of middle school kids and teach in ways that help them grow.”(p.p.53-54)

“We won’t get the best from middle school students until we stop blaming adolescents for their adolescent behavior and begin to invite their distinctive brand of middle school best. I think we make the best of adolescence when we recognize and act on three principles.
First, teachers have to accept the reality of middle school students,…(略)
Next, we have to recognize that adolescence is as special and important a time in students’ intellectual development….(略)
Finally, middle school teaching should be organized so that it helps kids begin to understand and participate in adult reality. This means more independent activity, more say in what happens in the classroom, and more responsibility for their learning. It also means teachers who communicate the importance and usefulness in our own lives of the subjects we teach, who demonstrate our processes as learners and our personal knowledge of our fields, and who invite students inside academia by showing them that inside is a worthwhile, interesting place to be.” (p.54)

・習熟度別学習の問題
“Tracking(=separating children into different classes according to their academic ability ) exists mostly for the benefit of teachers and the lecture/listen/busywork mode of instruction. It allows schools to blame students for failing to teach them well--all those low-tracked adolescents of whom less and less is asked or expected.” (p.70)

・ワークショップ型授業の意義
“A workshop approach accommodates adolescents' needs, invites their independence, challenges them to grow up, and transform the status quo.." (p.71)


教え込もうとしてきた我々。生徒たちが、自ら選択し、自ら grow upすることにチャレンジさせられるか。教師の役割も変わり始めている。しばらく実践を続けたい。

4/18/2009

Science Reading での Reading Workshopスタート




KUT Paperback Libraryを使ったReading Workshopをスタート。今のところ、週2回(各60分)の授業の、1回30分のみ。みんな静かに、夢中になって読んでいる。英語の授業と言えば、皆で同じ本を一斉に読むのが通例。全員が違う本を、自分で選び、それぞれのペースで読む。リーディングの本質に迫った読みの授業だ。詳細はまた報告します。

4/17/2009

山田高校でのReading Workshopも来週スタート

本年度、1年間かけて山田高校で実施するリーディングの試みが来週スタートする。昨日、ワークショップ用の本を持参し、1年間の大まかな計画と第1回目の授業の打ち合わせをした。

4/16/2009

Oral Presentation 第2講




Writing Workshopの考え方を、Oral Presentation の授業に取り入れることを試みている授業の2回目。前回、オリエンテーションが終わり、今回からいよいよ本格実施。授業の流れにそって:

1 Mini Presentation "My favorite thing!"

4名一組のグループ内プレゼン。6グループ。それぞれに、「今日のリーダー」を決めてもらい、MCingをお願いした。 "Our next presenter is ...... Please welcome her."のような決まり文句をいくつか提示して、必ず presenterとhand shakingをして、迎えるというふうに、場面設定をした。(これはToastmastersの例会で学んだことです)

peer evaluation formをつくって、お互いに記入してもらった。その後、evaluation summary sheetにまとめ、ひとつにして綴じることにしている。結構、peer evaluationの記入に時間がかかってしまい、口頭の方が良かったのかとも思ったが、後から振り返ることを考えると、やはり記述で良いのかもしれない。presentationの場合、決して英語教師がbest evaluatorじゃない。audience こそがbest valuatorだ!だから、peer evaluationを大切にしようと、話した。

2 Mini lecture

テーマは How to start a presentation。Presentationのイントロ部分のみのビデオを3本みてもらい、どのような要素を入れているか、どのような工夫がなされているか考えてもらった。個人でメモして、ディスカッションという手順。

次に、presentationのイントロについて書かれたpassageを配り、自分自身の仮説(気付いたこと)と比較してもらった。そして、次回までに、"My Tips for starting presentation"を作成してくることを課題として出した。これは、最終的には My Oral Presentation Handbookの一項目になるのではないかと思う。

3 Individual Activities

1) evaluation summary
2) 次のmini presentationの準備
3)conferencing
4) mini lectureのビデオ撮り

この4つを並行して実施。

4 Sharing

リーダーに推薦してもらい、全員の前で2人がmini presentationを披露。その後、フリーディスカッション。しっかりと的を得た意見が出て、貴重な振返りの時間となった。


次回のmini presentationは、今回のものに イントロ部分をつけるというものにした。peer evaluationを生かして修正すること、mini lectureの内容を取り込むこと。この二つが課題。My Favorite thingをふくらませていく形で、3~4回くらいかけて、一通り形式的なことをやろうかと思っている。mini lectureでは、プレゼンの終わり方、bodyの部分の構成などを取り上げ、最初のmini presentationを完成へ。その後、deliveryについてのmini lectureをやって、一端、ミニ発表会をしようかなあと思っています。

4/14/2009

AirMac Expressを使ってみた



先日紹介したAirMac Expressを早速授業で試してみた。 AirMac Exreessをコンセントに差し込み、LANケーブルでネットに接続、オーディオケーブルを教室のスピーカーに接続。実に簡単。あっという間に、リンクも確立し、教卓のうえのPCから、インターネットにもアクセスでき、音も再生された。しかし、残念なことに、ビデオの音声が送れない。とはいえ、とても便利。英語の授業で使う機器も様変わり。すごい時代だなあと思う。

4/13/2009

KUT Paperback Library



今年の学部2年の授業の一部で多読を、3・4年生の授業では Reading Workshopを本格的に導入します。そのためのPaperback Libraryを整備中。Office Hour の時間にも Paperback Clubを開催予定。

4/11/2009

AirMac Expressのすごさ



英語の授業で使う機器は、カセットテープ、CDそして今ではバーコードリーダーなども使われている。近年は、iPodなどのMP3プレーヤーを使う人も増えてきた。実に選択肢が増えたし、できることも増えた。昨年から、おもにPCを使っている。音はPC用のスピーカーから出す。時には、プロジェクターをつなぐこともある。そこで、結構面倒なのは配線。教卓の周辺は、コードだらけ。何とか解消する方法はないものか。Bluetoothを使ったこともあるし、FMトランスミッターも試した。次世代の英語教室用機器のモデルを探ってみたいという思いもあった。そこで、発見したのが、AirMac Express。いわゆる無線LANルーターなのだが、なんとこれには音声出力がついている。これ自体にコンセントのプラグがついていて、コンセントに差し込み、LANケールをつなげば、無線ルーターとなり、スピーカーをつなげば、PCから無線で音声を飛ばせる。しかも音も結構いい。iPhoneとAirMac Expressを、Wi-Fiでつないで Remoteというソフトを使えば、iPhoneからPCの中のiTuneを操作できる。つまり、手にiPhoneを握って、教室を歩きながら、オーディオもビデオも自在に操作できるのだ。これはすごいことだ。まだレスポンスが少し悪く、ポーズに入るのが一瞬遅れるのが今のところ、課題だが、実に快適である。ちなみにこのルータにはUSBポートもありプリンタの共有もできる。

4/10/2009

Science Reading 2009開講



2009年度、Science Readingが開講した。昨年は、11年ぶりの授業で準備に追われたが、1年間やってきたので、楽になるだろうと思ったが、さもありなん。昨年の反省に基づき、手を加えたいところが山積。ベースのところは変わらないが、見直した点も多い。今年も和訳先渡し式で行うが、冗長だった部分もあったので、スリム化し、新しく組み込んだ部分も多い。基本的には、1)Reading for input(intake) 2)Reading skills 3) Reading Workshopの3部構成。変更点などはまた紹介します。


Science Reading 2009 シラバス

4/09/2009

Oral Presentation 2009開講



4月9日(木)4時限。2009年の第1講目は大学院の Oral Presentation。

今年は、Writing Workshopの考え方を導入したOral presentationの授業を実施する予定。定義は、"The Writing Workshop is a method of teaching writing using a workshop method. Students are given opportunities to write in a variety of genres and helps foster a love of writing. The Writing Workshop allows teachers to meet the needs of their students by differentiating their instruction and gearing instruction based on information gathered throughout the workshop." Busy Teacher's Cafe

初日はOrientation。プレゼン "Presentation changes your future"で、「プレゼンテーションていったい何?」「良いプレゼン、つまらないプレゼン、どこが違う?」などをテーマとしたグループディスカションをはさみながら、プレゼンを進め、presentationとは何かを考えてもらった。その後、シラバスの説明。一斉形式の講義ではないことを確認。最後に、プレゼンできそうなネタ探し。テーマ「伝えたいことがあるんだ」。まずは、個人で考え、その後、ペアで話しあい。熱を帯びて語っている学生、紙とにらめっこして一行も書けない学生、イメージマップを書いている学生と、様々でした。次回は、「お気に入り」の一品をもってきて、自己紹介をするshow and tellでmini-presentationの予定。

Oral Presentation 2009 シラバス

4/06/2009

山田高校との共同研究:Reading Workshopの試み



昨年12月からWorkshop 形式の授業形態を共同研究している。仲間は全国に(主に東京だが)いるので、基本的にメールのやりとりが中心。現在、Nacie Atwellの In the Middleをオンラインで「読み会」を実施中。アメリカのWorkshopを使った授業の実践者。Reading WorkshopとWriting Workshopの実践についての報告。私たちのグループは、この方法を英語教育に応用できないか研究中。

そのような中、地元香美市の県立山田高校が、文部科学省の研究指定に取り組むことになり、その中で、Reading Workshopの実践を共同で進めることになった。今日は、担当の先生との打ち合わせ。基本的な方向性を確認。それぞれの役割を分担。4月15日(水)が第1時間目になる予定。

4/04/2009

満開の桜 新しい船出



4日、満開の桜の中、入学式が行われた。公立大学法人高知工科大学第1期生の入学だ。私立型の入試で、入学後は公立大学。授業料も半額。空前の倍率となった入試。新しい一歩を踏み出したが、ここ数年が大事だ。望む、望まないにかかわらず、「国公立の偏差値競争」に組み入れられるのだ。高知工科大学に来て思うことは、いわゆる「受験偏差値」にとらわれず、理想の大学をつくろうという意識が浸透していることだ。「日本にない大学」というスローガンに象徴されるように、本当に授業(教育)を大事にして、学生を育てていこうとする空気が充満している。新しい枠組みの中で、これまで培ってきた高知工科大学の良さを維持しながら、光を放っていきたいと思った。

4/03/2009

Presenter's Desk



昨年、Oral Presentationの授業で気になっていたことの一つが、発表する時の原稿。CALL教室のため固定の大机であり、学生諸君は発表の時に紙切れを手に持っていた。technical presentationは speechと異なり、原稿を見るとは必須でもあるので、何か方法はないか考えていた。いわゆるMC用机を探したが、結構値が張る。そこで見つけたのが、木製譜面台。スチールのやつは味がないし。しかも、6000円くらい。即、購入。手前にポスターをはりつけて完成。結構、こういう環境づくりは大切だと思う。本物らしさを演出してあげたい。

4/02/2009

2年目スタート



大学での2年目がスタートした。1年間の授業を振り返ると、反省だらけ。いやあ、授業って難しい。実感している。指導主事などという肩書で、「評論家」的に授業を見ていたのだなあと思う。個人的には、授業に取り組んでいる先生の側に立って、一緒に授業を考えていると自負していたのですが、甘かった。10年近くも遠ざかると、やはり「当事者」としては考えられないものだ。

新しい季節、今年は試したいことが山ほどある。

4/01/2009

今月のことば:4月


The best part of human history lies in the future, not in the past.
- Bertrand Russell