10/26/2021

「よってたかって生涯学習フォーラム」第1回実行委員会出席

 香美市「よってたかって生涯学習フォーラム」第1回実行委員会が開催されました。今年は2022年2月5日(土)の開催。会場は山田高校。市内のすべての学校が集うフォーラムになりそうです。

昨年度は、全体としては中止でしたが、山田高校で各学校のミニ・県旧発表会をやりました。とてもすばらしい内容です。今年は二年ぶりの開催(二年前のフォーラムの記事)。楽しみです。学ぶこどもたちの姿を、みんなで応援にきてあげてください。

2年前のフォーラムのポスター

10/24/2021

第20回高知県高等学校英語ディベート大会を審査

今年で20回を数えた英語ディベート。昨年は中止。今年はオンラインでの実施(写真)。

やはり、ここまで続けてきた、英語部会の役員の皆さんに敬意を表したい。「創業は易し、継続は難し」だからだ。

ここから多くの若者が巣立っていった。今では、中高の英語の教員になっている者もいる。

「高校生に英語でディベートができるはずがない」と言われた20年前。そして、「できる」と信じた教員。その人たちの力がなかったら、ここまで来ていないはずだ。

Congratulations!

10/23/2021

Kochi Toastmasters Club 185回定例会&ジョイント with 高槻トーストマスターズクラブ

 今日は高槻トーストマスターズとのジョイントでの定例会。先月はマレーシアとだったし、オンラインだとこれまでできなかったことができる。また、高槻は日本語クラブなので、今回は日本語と英語の2言語ミーティングだった。

初めての日本語での例会で感じたことは、コンテンツが問われるということだった。英語だったら、多少うやむやに(?)できたことが、そうはいかなくなる。興味深い発見だった。

ちなみに、昨年から、授業中での振り返りやレポーティング(活動の報告)のセッションは母語(日本語)でやっている。別段、後ろ向きの理由ではない、それまでは、英語でやって、それなりに充実していたと思う。

しかし、メタ認知的な活動のときやより深い考察をもとめたいときは、かなり焦ったい思いがあったのは事実。そこで、あえて日本語で試している。


10/22/2021

冬になると猫が来る

 

我が家のアメショー ガブちゃん(ガブリエル)は、寒くなると登ってきて暖を取る。

10/21/2021

高知国際高校PLCブッククラブ(第2回)

 高知国際高校での第2回ブッククラブ(ジョン・スペンサー/A・J・ジュリアーニ (2020) 『あなたの授業が子どもと世界を変えるーエンパワーメントのチカラ』新評論)。11月の提案授業についての話し合いがあるので、今日も1時間の予定。前回に続いて第5章から。今回は、前回にもまして、各自の授業実践に照らし合わせての議論が多くなりました。「本当に私たちは、生徒をempowerできているか?」という問いかけです。ブッククラブが、レフレクションになっている。

次回は、スター・サックシュタイン (2021) 『ピア・フィードバック ーICTも活用した生徒主体の学び方ー』新評論.


10/18/2021

2021年10月 香美教育コラボレーション会議(第76回)

日時:10月18日(月)17:00-18:00
場所:  香美市役所3F会議室
議題:
ショート・リフレクション 
1 アクション・ラーニング
(実践を通じての振り返り、学び、進捗状況、力を借りたいことなど)
2 テーマ別討議

コラボ開始当初から続けてきた教育・子育て長期調査の結果報告。我々がやってきたことは基本的に間違えてなかったと思える結果だった。地域の学校全体にポジティブな学校文化が広がってきているような気がする。

高知工科大学地域連携課からバーチャル柚子収穫体験の案内があった。凸版印刷が開発を進めているスマートグラスを使ったバーチャル収穫体験のイベント。大学生が、スマートグラスを作って柚子を収穫する様子を子供達が体験するとのこと。将来的には高齢者のショッピングをスマートグラスを使って代行するといった使い方も想定しているらしい。

次回は、11月22日(月)。

10/09/2021

高校生即興スピーチ テーマ

高知工科大学では、2013年から高知県中学・高校英語弁論大会(高等学校の部)を共催し、高等学校英語教育研究会英語部会と即興スピーチ指導の共同研究に取り組んでいます。

大会では「即興部門」に、sponsored awards(高知工科大学長賞)を出しています。昨年度の即興部門の様子はこちらをご覧ください。

過去のトピックは以下のとおりです:

2013  My Treasure

2014  Tell us about the most attractive point of Kochi

2015   My High School Days

2016   I am happy when...

2017  My Greatest Challenge Now

2018  A most important lesson I've learned so far in my life

2019  If you could change something about Japan, what would it be and why? 

2020  What are you most excited about in your life right now?


ぜひ、学校で試してみてください。


割と作り込まれて、先生やネイティブスピーカーの手が入ったプリペアード・スピーチと異なって、高校生の生き生きとした、生の声が聞けて楽しいですよ。会場の雰囲気もとてもいい。オーディエンスもみんなリラックスして、高校生のチャレンジを応援している感じがします。




10/06/2021

良い授業開きの Icebreakerの特徴

 今年は、授業によっていろいろなIcebreakerを試している。icebreakerがうまくいくかどうかで、その後の授業、というか、自分の気分に影響がある気がする。良いコミュニティーができるかどうかということかもしれない。

今日、一つの授業でやったものが、とても良かった。シンプルだけど、いろいろと心に響くものがあった(中野民夫(2017)『学び合う場のつくり方ー本当の学びへのファシリティーション』岩波書店の中で中野さんが紹介しているicebreakerを応用したもの)。自己紹介を兼ねて、英語でやります。

Round 1   名前と一番好きなことを言う  something you love to do

Round 2   もう一度名前と世界で一番美しいと思っているものを言う something you think is the most beautiful in the world

Round 3   もう一度名前と世界で一番大切と思っているものを言う   something you think is the most important for you

Round 1で、少し緊張がほぐれる。Round 2は、最初は相当悩むんだけど、実にさまざまなものがでてきて、それにリアクトしながら進めていくと楽しい。沖縄宮古出身の学生が近所のビーチといったあたりから、盛り上がりはじめて、smileといったあたりでうなづきが増える。すぐには出てこないけど、それぞれの考えや価値観の違いが出てきやすい。Round 3では、もう少し、心に分け入ったようなものになっていく。早い段階で Moneyが出てきて盛り上がる。friendshipやfamilyなんかがでてきて、みんなが納得する。それらがでると、「ああ、抽象概念でもいいんだ」みたいな表情が見られる。大トリの女子学生はBooksと言った。そうか、すべてがあるものね。imaginationの中にね。

といった感じで、あまり難しく考える必要はないけど、徐々に深まっていく様子が興味深いと思った。おそらく、各ラウンドが、この順番であることも大切なのかもしれない。

あまり、深く考えず、それでいて、お互いの意見や価値観の交換ができるものが良い Icebreakerになるのだろう。

10/03/2021

PLC便り 2021年10月3日 「学校の物語を語ろう 〜「ストーリーテリング」の力〜」

高校の世界史の先生はストーリーテラーでした。ジンギスカーンを語れば、黒板の右から左へ、馬に乗って砂漠をかける姿が目に浮かんできました。ワクワクしました。時空を超える感覚というのでしょうか。その時のワクワクした気持ちが、私を教職に向かわせたと言っても過言ではありません。今でも、夕闇迫る教室の光景を鮮烈に覚えています。

ストーリーの力は強力です。マーサ・ラッシュも『退屈な授業をぶっ飛ばせ』★1で、ストーリーテリングにまるごと一章を割いているくらいですから。彼女は、物語の力を力説するストーリーテリング研究者の言葉を数多く引用しています:

「口頭によるストーリーテリングは、人間文化の中で最強のコミュニケーションの形と言っても良いだろう。(p.61)」(ウエイン州立大学クレイグ・ローニー)

「教材が、「覚えることリスト」のようにきっちりと整理され、凝縮された事実だけになってしまったら、生徒は学ぼうしとしなくなるだろう(p.73)」(ジョージア・サザン大学ディローレス・リストン)

ストーリーテリングが、人の心を揺り動かし、人を行動に誘う力をもっていることが、とてもよく表現されていると思いませんか。

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10/01/2021

教員給与の裁判に裁判長が異例の苦言(提言)

教員の時間外労働に賃金が払われないのは違法であるとして訴えた裁判の判決。請求は棄却されたらしいけれど、裁判長は異例の意見を付記したとのこと。

政治も行政も、働き方改革をやっているように「見せかけ」てはいるけれど、まだまだ本気度は見えない。多くの人が、教員とはそんなものと思っているフシがある。

司法が、公正かつ、力強く、このような提言をすることは、一歩前に進むきっかけになるかもしれない。

この判決に関する記事:

https://news.yahoo.co.jp/articles/d3f698a5abb81248256db0cbe9c3ef54ee7d592b

 裁判長による「まとめ」の全文は以下の通り:

「以上のとおり、原告には、労基法37条に基づく時間外労働の割増賃金請求権がなく、また、本件校長の職務命令に国賠法上の違法性が認められないから、その余の点を判断するまでもなく、原告の請求はいずれも理由がないといわなければならない。  なお、本件事案の性質に鑑みて、付言するに、本件訴訟で顕(あらわ)れた原告の勤務実態のほか、証拠として提出された各種調査の結果や文献等を見ると、現在のわが国における教育現場の実情としては、多くの教育職員が、学校長の職務命令などから一定の時間外勤務に従事せざるを得ない状況にあり、給料月額4パーセントの割合による教職調整額の支給を定めた給特法は、もはや教育現場の実情に適合していないのではないかとの思いを抱かざるを得ず、原告が本件訴訟を通じて、この問題を社会に提議したことは意義があるものと考える。わが国の将来を担う児童生徒の教育を今一層充実したものとするためにも、現場の教育職員の意見に真摯(しんし)に耳を傾け、働き方改革による教育職員の業務の削減を行い、勤務実態に即した適正給与の支給のために、勤務時間の管理システムの整備や給特法を含めた給与体系の見直しなどを早急に進め、教育現場の勤務環境の改善が図られることを切に望むものである。」