11/15/2008

第3回英語ディベート研究プロジェクト会(報告)

 本日、3回目のディベート研究プロジェクト会が付属中学校で行われました。今回の実践発表は高知追手前高校の上田先生です。 学校全体としてのディベート指導をはじめてもう5,6年とか。資料の内容も非常に充実しており、テキストのようでした。OCⅠで9月より指導を開始しており、ディベートとは何かを日本語によるディベートTASKをこなしながら徐々に理解させているようです。そして英語でのディベート練習を本格的に取り入れるのは7回目あたりの授業からということですが、やはり1年生ということもあって英作文で時間がかかるということでした。しかし、この1年間でディベートを一通りやっていることから、次年度での指導がスムースに行えるようで、ひとつの追手前高校の特徴でしょう。来月校内のディベート大会が行われるようで、生徒がどのようなパフォーマンスを発揮するのかが楽しみですね。
 次に輪読のレポート。今回は私が担当です。内容はデリバリーとスピーチの構成についてです。この本、非常に読みやすくまた丁寧に書いてくれいるんですよ。高校生でも十分読めます。受け売りではありませんが紹介しておきます。SPEAKING, LISTENING AND UNDERSTANDING -Debate for Non-Native English Speakers- Gary Rybold著です。ちょっと今日の概要を紹介しますと、前者では公でのスピーチをするときの緊張や恐怖を少なくするため、心と体の準備が必要であることや練習のしかたについて述べられています。この章で印象に残っていることばを紹介します。
"Preparation and Practice Prevent Poor Performance" 5Psです。パフォーマンスを最大限に発揮するためにはやはり事前の準備と練習がカギを握るということですね。
 次の章ではスピーチを構成するそれぞれのパーツの役割や優れた内容構成とはどのようなものか、またどう作ればいいのかが詳しく述べられています。
 次回のプロジェクト会では、
 1 実践発表
 2 輪読
 3 ディベートの教材作成についての意見交換  を行う予定です。

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