10/03/2008

メンタリング研究-初任者研修模擬授業



高知県教育センターの指導主事ととり組んでいるメンタリング研究の一環として、10月2日(木)の初任者研修教科研修に行ってきました。この日は、2学期に実施する研究授業の模擬授業。予定してい授業の中から20分間を取りだして授業をしました。

今日のメインのねらいは「授業の課題発見」。

これまで、我々は、「研究授業後の研究協議」の分析も行ってきました。その中で、分かったことの一つが「指導助言のオンパレード」であるということ。管理職、指導主事、同僚教員などから、矢継ぎ早にコメントやアドバイスが寄せられます。それらは、決して意味のないものではなく、概ね、一致した見解が見られ、重要なポイントを指摘しています。しかし、あまりにも数多くの指摘があり、それらの貴重な助言が、具体的な授業改善の行動につながりにくいのです。

このような項目の中から、授業者の現状、力量、適性などを見て、どのような優先順位をつけるかということが、重要であると私たちは考えました。そこに、メンターの関与が必要になるのではないかと。さらに、それだけではなく、授業者自身が課題を自分のものとして、本気でとり組むようにリードしていくかという点も重要だと。

今年、2回目となる研究授業のテーマは、正にその部分です。お互いの授業についてのリフレクションを促すために、付箋紙を使った課題分析を取り入れるなど(写真)、今回の教科研修にはこれまでの研究の成果を織り交ぜた工夫が随所に見られました。課題を確実に認識させ、その解決策に主体的にとりくんでいけるようにするには、どのようなメンターのマネジメントが必要か、少しずつ明らかにしていきたいと考えています。

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