10/28/2008

Science Reading 1ラウンド終了後の授業評価

第3quarterが始まり、最初のユニットが終了したところで、授業へのフィードバックをもらった。あらためて、授業について、学生の声をきくことの意義を実感している。自分自身の授業に対する確信を得られるという点と、改善すべき点が明らかになるという点があるからだ。

授業評価(10/23)

・全体としては、概ね現状の授業は支持されているようだ。英語力の変化が実感できているといううれしい声もあった。意見の中に、「集中力がないときはしんどい」というものがあった。「効いている」のだなという手応えとともに、トレーニング・タイプの活動を続けすぎると、効果が下がってくるということも想像できる。授業の活動の配列を工夫しなければならない。

・一人だけだったが、文の構造をもう少し分析的に理解したいという意見があった。少数派ではあるが、必要性はあると思う。次のユニットからは、数カ所少し詳しい解説を加えるようにしている。

・場面によっては、授業についていけていない学生がいるということを、指摘してくれた意見があった。貴重な意見だ。一見、スムーズに流れているように見えるので、見落としてしまうところだった。全体のペースはなるべく落とさず、クラス全体がフォローできるように、目配せが必要だ。

・英語を使うのは難しいようだ。授業中の指示も分からない時があるという声もある。れについては、要望を却下(?)した。基本的に、到達してもらいたいレベルだからだ。言い換えを増やすなど、分かりやすくする配慮はするが、英語を聞くこと、使うこと、このレベルは質、量ともに現状で行きたい。

・テストについても、意見があった。これも、基本的に今の形式でしばらくいくつもりだ。これまでにないテスト形式なので、慣れも必要だと思う。ただ、このテストは、ほぼ完全に授業での活動と一体化したものなので、授業で活動に参加し、きちんと準備をすれば、難しいものではない。「自分に問題がありました。」という正直な告白もあった。本学の学生の気質がうかがえる回答で、思わずほほえんでしまった。引き続き努力を続けてほしい。


このような、学生とのインタラクションは、今後も続けていきたいと思っている。

No comments: