10/26/2008

Good Job! 高校生debators (第8回 高知県高校生英語ディベート大会)



10月25日(日)、第8回高知県高校生英語ディベート大会の審査をした。Japan should lower the age of adulthood to 18. という難しい論題だったけれど、今年のファイナルもとても質の高いディベートになった。(決勝は、高知西高校vs土佐高校。結果は、昨年に引き続いて高知西高校の二連覇達成だ。)

継続は力なり。毎年、ディベート大会のたびに思うことだ。続けてきたからこそ、今の大会があるし、今のレベルがある。初期の頃は、「立論」勝負のディベートだった。準備してきた立論原稿の善し悪しが勝負で、激しい議論の応酬は見られなかった。3,4回目ころ、最後の講評で「リバトルが課題。リバトルが勝負。」という話をしたことを記憶している。その後、高教研英語部会の地道な努力、各校コーチ陣の努力のかいあって、しっかりと反駁できるようになってきた。今年優勝した高知西高チームは、Cross-Examinationで、しっかりと相手の立論に切り込むような質問をした。昨年までは、確認と繰り返しを求めるものばかりと言ってもよかった。それをsummaryで効果的に使うことはまだ難しかったようだが、ここでも新しい段階に入ったことを実感した。

というよりも、高知県高校生英語ディベートの次なる課題は、Summary Speechということだろう。幸い、ゲスト審査委員長としてお呼びした、矢野義郎先生(中央大学)からも、サマリーについて貴重な示唆をいただいたので、次年度の向けて、各校とも強化が図れそうだ。

今年も、全体講評で「継続は力なり」という話をした。それも、「新訳」版で。ながらく、「継続は力なり」は、Practice makes perfect.が一般的な訳とされてきた。しかし、これでは、もともとの意味の半分程度しか伝えていないのではないかと、ずっと思ってきた。それが、講評の直前になって、新しい英文が急に頭に浮かんだ。あれこれ考えたのではなく、ストンと頭の中に落ちてきたという感じだ。

"Determination and persistence is everything."

どうだろうか。

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