12/20/2020

オンライン授業から生まれたこと (4) 「提出」という概念要る?

 オンラインで授業を始めてから、改めてクラウドの便利さを痛感している。その一つが、Google Documentなどのオンラインで文書作成ができるサービス(MS OfficeやApple のPagesでもできる)。授業中に行うディスカッションの下書き、アイデア整理に使っているという報告はこの前アップした(こちら)。今、やっているAdvanced English Projectでは、最後のプロジェクトがPublication。原稿を書いて、出版するもの。これまで、各自が原稿を書いて提出してもらっていた。

しかし、オンラインドキュメントを使うと「提出」という概念がなくなる。これはある意味で驚きでもあった。作成・編集したものがそのまま「提出」状態になるのだから。しかも、場所と時間も超えて協働が可能になる。この授業は、2キャンパスで開講しているが、どちらのキャンパスの受講者も同じファイルに書き込んでいる。2キャンパスの受講者全員で一つのファイルが完成し、一つの冊子ができるというイメージ。

とりあえず、区切りとして、全員に作業スペースを割り振り、そこで構想やDrafitingをする。友人とのpeer conferenceもそこを見ながら、1人の学生を取り上げての公開「添削」(mini lessonとして)もここでやってる。そして、清書(完成稿)は、ジャンル別の専用の置き場所があって、そちらに写したら完成にしている。



No comments: