9/13/2010

第11回GOIKEN(報告)

第11回のGOIKEN定例会が9月11日(土)高知大学附属中で開催されました。今回は相澤先生をお招きしての会です。さて本日の内容は
●相澤先生からの助言と協議内容
1.語彙選定結果について
・いただいたリスト参照(削る語56、付け加える語53)
・頻度と学習者が必要とする語は必ずしも一致しないので、高知らしさが出せる語彙を選ぶとよい。
・教科書上位3社の重なりは、受容語彙にも段階をつけるとよい。
・1200語の重みづけ。カタカナ語も英語が元になっている語は選ぶ。
・1200語は1200語でよいが、中身については再検討。教科書でダブっていない語は、coreを作る。
・月・曜日・色・数詞・代名詞などは一覧に。連語も一覧に。
・品詞別リストの作成も検討。
2.見出し語の調整
・品詞が2つ以上ある語は、中学校で最初に出てきた品詞で数える。また、品詞が複数ある語については、中学校で扱われる品詞のみとする。
・動詞の活用形については、原形・過去形・過去分詞形をひとまとめにする。
・例文にはできるだけ発表語彙を使う。1文でよい。
・主語は高知に関連したもの。ある程度統一する。イラストも入れると効果的。
・definitionをどうするか。中学生用なのか、教師用なのか。反対語句や関連語句、派生語などを使用しては?
・例文の日本語訳は1人が通して作成したほうがよい。
3.発表語彙(マスター500)
・発表語彙は正しく書けるかどうか、speakingで使えるかどうかが基準。
(例)附属の生徒の作品からサンプルを作る。西高の1年生のspeakingのデータ化。
4.今後の作業
①選定語彙の決定→10月
②語彙リストの作成、語彙リストの編纂→12月までに。
③土佐研、高教研、県教委の認定→今年度中
④配布→年度末か年度初め
5.まとめ(今後の検討課題も含めて)
・どういう過程で語彙を決定したかを記録しておく。理由も明文化。今後公に発表できるよう。→利益を生むようにしていく。
・例文を教材化→ストーリー性を持たせる。
・頻度順は実際の指導と一致しない語がある。
・冊子配布は、どの学年の生徒を対象にするのか。
・ワークブックはいつ使用させるか。教科書から離れるので工夫が必要。
・リストの使い方や編集の仕方←教師用なのか生徒用なのか。
・単語の配列をどうするか。学年で段階を分けるのか。

以上報告です。まだ課題はありますが、一定の方向性が見出され、大きく前進しました。
                            (文責・山中 附属中)

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