12/24/2011

新課程を機にこれからの英語指導法を考える会(第1回)

2011年12月23日(金)、高知会館にて(株)ベネッセコーポレーション主催の標記の会が開催された。高校から13名、県教委から3名が参加し、can-do listについて学習した。

まず、ベネッセの足立さんから、新学習指導要領を踏まえた英語指導の到達度目標(can-do list)の意義、作成方法、効果的な活用についての説明があり、基本的な概念、得られる効果、全国の高校の事例などについて知ることができた。

また、参加者による協議では、教員間の共通認識を高めるため、授業で行う言語活動等を明示したdo-listも必要ではないか、生徒にわかりやすい学習到達目標(can-do list)を設定することが必要ではないかという意見が出た。学校現場で役に立つ、生徒にわかりやすいcan-do listの条件としては、次のようなものだろうと集約した。
(1)具体的な活動やタスクが明示されている
(2)外部指標が明示されている。
(3)教材のレベル・内容が明示されている。

さらに、中学校教員に配布した「高知県中学校外国語モデルプラン」も話題になり、高校用のcan-do listを作成するに当たっては、大変役立つという意見も出た。

今後は、月1回のペースで会を継続し、年度内に県内の高校教員が実際に活用できる到達度目標の1つのモデルを作成する方向で進めることになったが、実際には、一度できればそれで終わりというものではなく、活用しながら効果を検証し、改善することが大切であること、つまり各校の英語指導の到達度目標の取組が「作成→活用→検証→改善」という流れで進むことが最終目標になりそうである。

なお、参加者は次回の会までに宿題があり、参加者各自の学校の英語教育の、3年間の最終学習到達目標および各学年の学習到達目標を言語して持参する、ことになった。特に、共通の枠組みは設定せず、とりあえず、言葉にしてみることからはじめようということだ。1月の第2回の会に参加希望者の方は、世話人(山田@高等学校課)まで下記メールにてご連絡ください。
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp

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