9/03/2007

AR Navigator 2007 No.20 いよいよ実践

夏も終わり、いよいよ新学期。(すでに始まっている学校もあり
ますが、とりあえず。)

オリエンテーションから夏までかけて、担当クラスの分析や授業の
振り返り、そして、仮説の設定まで行ってきました。夏の集中研修
では、グループごとに報告し合い、前半の実践研究について、いろ
いろと考えることができたのではないかと思います。そして、事例
研究では、これからの実践に向けての、何らかのヒントを得ることが
できたのではないかと思います。

いよいよ実践です。

1)アクションリサーチは授業そのもの

授業にプラスして何かを行うのではありません。授業の中で、授業を
改善するために行うリサーチであることを、今一度確認しておいて
ください。基本は、皆さんが日頃やっている授業です。奇抜な、目新しい
ことを、「とってつけたように」導入することはないのです。

2)記録をとりましょう

授業を進めながら、しかも、多忙な中での実践研究ですから、おの
ずから限界はあると思いますが、何か一つだけでも、続けてください。
フィールドノート、簡単に授業日誌、指導略案へのメモ。いろいろと
あると思います。時折は、検証のための授業評価やテストも必要です
が、日常レベルで、ずっと続けられることを一つ決めましょう。

3)まずは、変化を楽しむ姿勢が大事

リサーチの結果がどうであれ、「昨日とは違う自分」「昨日とは違う
授業」、何か変化を発見して、その変化を前向きに解釈しましょう。
もちろん、あまりに「脳天気」に浮かれてしまうことはどうかと思い
ますが、まずは、positiveに自らの変化を楽しみませんか。

4)授業公開を

同僚の意見は貴重です。自らのリサーチが独善に陥らないためにも、
積極的に授業を開きましょう。


5)結果は、真摯に受け止め、自己変革を

どんなにがんばったとしても、生徒に十分な英語力が定着しなかったり、
意欲が育ってこなかったとしたらやはり、どこかに問題があるのです。
リサーチの結果を受けて、あらゆる角度から「考え抜く」ことが必要
です。

"We do not learn from experience; we learn by thinking about our
experience."(Navigatorより)

もう一度、この言葉をかみしめてください。


それでは、また。

--
長崎政浩  "You never really lose until you quit trying."
高知県教育委員会事務局 高等学校課 チーフ(学校教育担当)
780-0850 高知市丸の内1-7-53  【TEL】088-821-4907
【URL】http://www.kochinet.ed.jp/koukou/


【BLOG】「風、きらり」

http://kazekirari.sblo.jp/

【EMAILS】OFFICE masahiro_nagasaki@ken2.pref.kochi.jp
PRIVATE masahiro.nagasaki@gmail.com

No comments: