11/24/2007

AR Navigator 2007 No.27 Follow-up ミニゼミナール(2)

皆様へ

佐野先生のミニゼミナール(2)では、仮説の設定についての悩みに答えていただきました。

仮説の設定は、とても悩ましい問題です。この研修の一年目から、受講者の皆さんの最大の悩みでした。自分がやろうとしていることが、正しいのかどうか。本当に、このままで効果があるのかどうか。不安を感じて当然だと思います。

もちろん、的確な仮説を立てて、理想的に授業が改善されていくことが、重要なのは言うまでもありません。妥協せず、より良きものを探究しましょう。我々はプロなのですから。

しかし、それにもまして重要なことがあるのです。佐野先生の言葉をかりると、「不安はあるが、自分のやってきたことと生徒の可能性を信じて、一喜一憂せずに前進しつづける教師を生徒は期待しているのです。」さらに、佐野先生はこうも述べています、「「現状の中で、この生徒の状態をすこしでも改善するために、私に何ができるだろうか?」と考えることからアクションリサーチは始まるのです。」と。

より優れた課題の分析、的確な仮説設定、力量あふれる実践、着実な検証、それらはすべて必要です。今後、ますます重要になるかもしれません。しかし、決してそれだけで「教師」という職業はできているわけではない。授業をとおして、生徒に伝わる「熱」のようなものが必要なのだと思います。

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☆英語教員指導力向上研修メーリングリスト
【授業改善プロジェクト担当】高等学校課 長崎政浩
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