4/04/2021

2021年度 授業の展望:今年試みようとしていることなど

先日から、2020年のジャーナルをざっと読み直していました。昨年は、スランプからの大脱出があり、ジャーナルのエントリーも増え、それなりに大きな転機になりました。

他者にとってはあまり価値はないことかもしれませんが、自分にとっては大きな意味のなるストーリーが展開されていた。やっぱり、ジャーナルとして残っていることはありがたいと改めて思ったことです。


加えて、所々に成し遂げられなかったこと、課題と感じられていることが率直に記録されている。これらは確実に次年度への出発点になります。


ジャーナルを振り返った上で、出てきた今年の実践のフォーカス:


1.     Cloud Documentと対面授業の融合


 昨年度、オンライン授業で活用し始めたGoogle Documents。Discussion前の意見の整理、話し合った内容の記録、Writingの提出(あくまで仮想的提出)など、多くの方法を試した。


Discussion前の意見の整理は、その日の提案者のプレゼンに対して、各自の意見の整理がリアルタイムに進行していく様子はとても面白いと思った。


とても大きな可能性を感じ、オンライン授業終了後も、教室にタブレットを持ち込み、続けた。


これをさらに発展させようと思う。今年は、年度当初から対面授業を予定(健康観察期間2週間のみオンライン)。



今年度は

 (1) Peer feedback. スピーチやプレゼンに対するコメント、フィードバックの交換、蓄積


 (2) Book club これまで対面(昨年はメール)でやってきたものをオンライン・ドキュメントで。


で活用してみようと考えている。


2.  フィードバックのサイクルの確立


これはここ数年の重要なテーマ。評価(教員や仲間からフィードバック)を、どのような仕組みで、どうやって、学習者の成長や学びにつなげるか。


形にはなってきているが、学生の成長のサイクルが着実に実行されているかどうかは、まだ十分とは思えない。


言いっぱなしのフィードバックはフィードバックとは言わないのだろう。こんなところに気づいたぞ!という自己満足に過ぎないかもしれない。フィードバック→気づき→実行→成長のサイクルをより確実に実行していく。そのための手立てを確立したい。


3.   ジャーナリングの影響、効果的な仕組みの探究


昨年、スランプからの脱出につながったのは、ジャーナリングが大きな要因だと思っている。実践を計画し、実践し、振り返り、実践を書き留める。このプロセスのどこに、何が、どう作用しているのか、少し意識して、残していきたいと思っている。



さあ、2021年度。スタートです。


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