10/03/2009

日本教師教育学会(1日目)

弘前大学日本教師教育学会出席。養成、採用、研修を中心にした分科会に出席。採用試験分析の発表が興味深かった。教員に必要な資質を測らず、需給関係で決まっているという指摘は衝撃だが、事実だろう。問題は大きい。要するに、いかに採用試験を工夫し、質の高い問題をつくり、選考をしたとしても、需要があれば、もとめたい資質をもたないものが採用されてしまうのだ。民主党政権で、免許更新講習を廃止し、6年間の修士課程まで求める教員養成制度を導入することをとなえている。教員の質的向上にとって歓迎すべき政策転換だ。発表の中でも、教師塾の主催(都道府県が独自に養成)、大学の推薦による採用など、都道府県の人材獲得合戦、様々な事項が議論されたが、現実問題として、この需給関係の問題が常に障害になりうるだろう。

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