2/18/2021

優秀な教員は良いメンターだろうか?

 昨日のコミュニティー・スクール運営協議会で、学校の働き方改革のことも話題になった。

メンター制度を取り入れて、教員相互のメンタリングを始めたとのことだった。教員の大量退職の時代を迎え、初任者など若年教員が増えることも背景にあるようだ。メンタリングを取り上げたことは良かったと思う。ただし、運用というか、メンタリング趣旨を正しく伝えることが重要になりそうだ。従来の若手ーベテランの関係性の中での成長とは少し異なる考え方になると思われるからだ。

この話をした時、同じく運営協議会のメンバーで地域で大きなスーパーマーケットを経営している方から興味深い発言があった:

「力のある社員に、若手の指導を任せたところ、たくさんの若手が仕事をやめた。」

とのこと。

これと同じことが学校でも起こっているのではないかと思った。力のあるスーパー・ティーチャーが必ずしも、若年教員の良きメンターではないかもしれないからだ。

はっきりは分からないけれど、経験即で言えば、ある一つの方法を教え込むといったアプローチではうまくいかないのかもしれない。それよりも、本人の意欲や主体性を引き出し、自分自身で新しい方法を見つけるように仕向けていくことが必要なのかもしれない。

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