6/09/2007

AR Navigator 2007 No.4 不安あり?

皆様へ

オリエン当日に提出していただいた自己評価表の自由記述欄に記入していただいたご質問やご意見について、何回かに分けてお答えしていきたいと思います。

トップ1は、「今の多忙な中で、仕事をしながらアクション・リサーチをできるのか。」でした。他を引き離してダントツトップです。ホーム運営、校務分掌、部活動など多忙を極める中で、新しいことが増えることに対して、不安に感じているということがよく分かります。もっともなことだと思います。

Navigator冊子の4ページを読んでみてください。「アクションリサーチを行うにあたっての心構え」の中に、

「�授業にプラスして調査を行うのではなく、授業の中で授業をよりよくする調査」

であると書いています。授業とリサーチが一体化しているところが、アクションリサーチ最大の特徴であり、現職教員が取り組む実践研究として大きな意味があるのです。

少しでも分かりやすい授業にしたい、生徒に英語力をつけたいと思って、授業に様々な工夫をしています。それは、日常のことです。それを、少し計画的に、体系的にやろうということなのです。アクションリサーチをやるからと言って、何か特別な、見栄えがすることをやる必要ないのです。

「この研修のせいで、忙しさが増して、授業の取組がおろそかになってしまった。」では、まったくの本末転倒です。この研修が授業改善にとって邪魔になってしいます。それでは何も意味もありません。むしろ、研修の方を中止すべきです。

「授業について、様々な角度から考え抜く1年にする。」

これを達成することが一番大切なことです。リサーチの報告書やポートフォリオはその副産物に過ぎません。
通常よりは忙しい1年になると思います。しかし、授業と真剣に向き合う忙しさは、意味のある忙しだと思います。ぜひ、positiveに取り組んでいただきたいと思います。

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☆英語教員指導力向上研修メーリングリスト
"You never really lose until you quit trying."
【研修HP】http://www.kochinet.ed.jp/center/kyouka/kochieigo/index.htm

【県教委BLOG】「風、きらり」

http://kazekirari.sblo.jp/

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