5/27/2008

「学びとは?」を考えさせられたKochi Toastmasters Club 第28回例会

Kochi Toastmasters Clubのメンバーは、職業も年齢層も様々。教員、学生、医師、看護師、会社勤めの方、主婦、リタイアした方もいます。学校という閉鎖的になりがちな組織で働くものにとって、この会での交流は貴重な機会になっています。

昨日の例会では、3名の新しいメンバーの方が、初めてのスピーチをしました。Toastmastersでは始めてのスピーチをIcebreakerとしていて、自己紹介をすることになっています。いろいろな人生、様々なエピソードが語られ、とても楽しいスピーチでした。3人のうち、二人が Over fifty(メンバーには70歳代の方もいます)。50歳を超えて、英語を学びたい。英語のスピーキング力をつけたい。そのような思いをもって、毎月出てこられる。本当に頭が下がる思いです。僕なんかは、職業上、英語は常にupdateしておきたいというのが最大の動機だと思うのですが、退職してからも情熱をもって続けられるかどうか自信はありません。

生涯、学びたいことがあって、それを続けていくということは、すばらしいなあと思います。本当に、前向きで、意欲的です。感動的なくらいですね。「輝やくような貴重な時間」を無為に過ごしている若者が、この国はたくさんいます。そんな若者たちに、見てほしいと思う。ゲームや携帯の画面で、目がしょぼしょぼしたような若者たちより、数倍、生き生きしてますよ!

決められた内容を覚え、どれだけ忘れたかが、テストが測定される。そのような学習の繰り返しでは、学び続けようとする気持ちは育たないはずだ。今、世界の教育観は大きく変わろうとしている。しかし、そのような時に、我が国の教育は、逆戻りの方向に舵をとってしまった感がある。「やっぱ、受験があるし。きれい事いっても駄目だよ!」そんな声が聞こえる。

楽しそうに、澄んだ眼で、英語を学ぶ楽しさを語るお二人をみて、そんなことを考えた。

Toastmaster International

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