5/15/2008

Kochi英語No.85(2008.5.15)

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■   英語教育の広場 -KOCHI英語-    ■■  ■■ **   **
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■     第85号 2008.5.15.(Thu)    ■■     **
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■Blog: http://kochi-e-project.blogspot.com/  ■■■   **
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■  発行元:高知英語Connection事務局    ■■  ■■  **   **
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<もくじ>

1.第3回英語教育勉強会(案内)
2.英語ディベート入門指導(No.5)
3.田尻悟郎先生による「生徒の心に火をつける」研修 (案内)

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        第3回中・高合同・英語教育勉強会

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 みなさん、こんにちは。新年度が始まってまだ1ヶ月、各先生方には何か
と忙しい毎日を送られていると思います。
 さて、2009年8月に、四国英語教育研究大会が高知で開催されます。
まずは、この大会に向けて今月より、月1回のペースで勉強会を行います。
普段の授業の悩みや新しい発見と刺激を共有しませんか?本会の特徴は
中高合同で勉強会を行っていくことにあります。校種を超えた英語教員の
協働研究です。中・高の先生にとっては、本会に参加して得られる「新しい
発見や共通認識」がきっと日々の授業で役立つはずです。
 第3回を勉強会を下記日程で開催しますので、同僚の先生をお誘い合わ
せの上、お気軽にご参加ください。多くの先生方と一緒に勉強会を進めて
いけることを楽しみにしています。

【日程・場所】    
第3回 6月14日(土)  15:00-17:00   高知西高校


【世話人】 お問い合わせは以下世話人までお願いします!
山中 由香 (附属中学) yuka_yamanaka@kt4.kochinet.ed.jp
中馬  剛 (須崎高校) middle-h@me.pikara.ne.jp

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          英語ディベート入門指導 (No.5)

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 「英語ディベートで英語力の向上を図る」をテーマに、入門指導の具体的な
方法を連載で紹介しています。
 今回は連載No.5【3時間目の授業計画】です。内容は、基礎トレーニングと
日本語でのマイクロディベートです。

【2時間目の流れ】
(1)基礎トレーニング(5分)
   ↓
(2)日本語でのマイクロディベート準備(15分)
   ↓
(3)実践(25分)

【内容】
(1)Q&Aトレーニング:
  リスニング・スピーキングの基礎力を鍛える(5分)

 第2時間目の授業と同様の活動を行います。2回目ではまだまだ難しいと
思いますが、生徒は4回、5回と同じトレーニングを繰り返すうちに、
新しい雰囲気にもなじみ、やがてリストにある英語表現をよりスムーズ
により正確な発音・イントネーションで発話できるようになります。継続
のポイントは以下の2つです。

ポイント1:教員があきらめずに取り組む。もちろん、生徒と一緒にトレーニングする。
ポイント2:語彙リストを少しずつバージョンアップする。たとえば、最初は「日常生活に
      関わる基本的な英語表現」リストで初めて、少しずつ「ディベート
      で使う表現」をリストに加えていく、などが効果的だと思われます。

(2)Micro Debate日本語①:
  「我がクラスは教室を自由席にすべし」の準備(15分)

日本語によるマイクロディベートに挑戦させ、ディベートにおける役割を体にしみ込ま
せることが目的です。今回は、役割を交代しながら、同じ論題で3回ディベートを行い、
全員がそれぞれの係を体験できるように仕組みます。

■形式
4名1グループ。MC1名、肯定側1名、否定側1名、ジャッジ1名の係を務める。やむを
得ずできる3名グループでは、ジャッジがMCを兼ねる。4回のディベート毎に、各係を
ローテーションすると全員がそれぞれの係を経験できる。

■フォーマット:1試合7分間の以下のフォーマットを使用する。
Affirmative Constructive Speech 肯定側立論   (1 min)
Preparation Time (30 sec)
Cross Examination 質疑応答  N→A(1 min )
Preparation Time (30 sec)
Negative Constructive Speech 否定側立論   (1 min )
Preparation Time (30 sec)
Cross Examination 質疑応答  A→N(1 min )
Preparation Time (30 sec)
Negative Rebuttal Speech 否定側反駁   (30 sec)
Affirmative Rebuttal Speech 肯定側反駁   (30 sec)
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            Total time 7 minutes
■用語定義
「自由席=生徒が自由に自分で決める座席」

■プラン(論題を実際に行動に移す際の計画)
① 朝、教室に来た人から順に、自分で自由に席を決めることができる。
② 席はその日の教室の席で、移動の際の特別教室は含まないものとする。

■立論
肯定側は、ADを2つ→その発生過程→どれだけ重要か、を述べる。
否定側は、DAを2つ→その発生過程→どれだけ深刻か、を述べる。

■反論
 まず、それぞれの側は、相手の議論に対して、
   「・・・は必ずしも本当ではない」
   「それは重要ではない」
   「それは関係ない」
   のどれかを当てはめる。
 次に、そう言える根拠(データ)や理由付けを述べて反論する。

■ジャッジ
*どの議論(主張)が、根拠(データ)と理由付けがあるか。(説得力)
*立論から反論まで主張が一貫しているかどうか。
*自分の考えは捨てる。言った事のみで判定する。

(3)実践(25分)
身近な生徒同士でグループを作らせ、机を以下のように配置させる。じゃんけんで、
1回目のディベートの役割(肯定側、否定側、ジャッジ)を決める。準備ができたら、
教員はTKを担当しながら、試合を進める。全員に、メモを取ってもいいことを伝える。












<ディベート関連サイト>
日本ディベート協会 http://www.kt.rim.or.jp/~jda/
全国教室ディベート連盟 http://nade.jp/school/whatis.html
Debate Open Space http://www2u.biglobe.ne.jp/~kurapy/debate.html



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  田尻悟郎先生による「生徒の心に火をつける」研修
        ~~~ 2日間 ~~~
        ~~~ IN沖縄 ~~~       

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世界の田尻悟郎先生が沖縄で教員養成のための研修に登場されます。
申し込み・日程など詳細は、添付資料をご覧ください。

                    記

日時: 2008年 6月 21日(土) ~ 22日(日)
場所:沖縄国際大学(沖縄県宜野湾市)

<田尻悟郎先生関連サイト>
http://gtec.for-students.jp/tajiri/
http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/mail/enq-04-0422.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%B0%BB%E6%82%9F%E9%83%8E
http://kazekirari.sblo.jp/article/4527368.html

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高知県教育委員会事務局高等学校課
指導主事 山田 憲昭 YAMADA Noriaki
TEL 088-821-4850 FAX 088-821-4547
noriaki_yamada@ken3.pref.kochi.lg.jp
noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
noriaki_yamadajp@yahoo.co.jp

高知県教育委員会事務局高等学校課:
 http://www.kochinet.ed.jp/koukou/
高知英語Connection:
http://kochi-e-project.blogspot.com/
Kochi Toastmaster Club:
http://kochitoastmasters.blogspot.com/

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