4/14/2008

Oral Presentation開講

大学院のOral Presentationの授業が始まりました。

「英語でプレゼンテーションができるようになるための、基礎的な知識とスキルを身につける。」を目標として、プレゼンテーションの作成、話し方やデリバリーなどのトレーニングを行います。最終的にはクラス内プレゼンテーション大会をやろうと思っています。英語に対しても積極的な態度の学生が多く、海外の学会で発表する学生もいるので、意欲的です。とてもいい感じでスタートを切れたと思います。(配布用シラバス



授業開きは、Hilterのスピーチのビデオから入りました。聴衆を引きつけ、熱狂させたスピーチです。そして、そのHilterを映画『チャップリンの独裁者』で徹底的に笑い飛ばしたChaplinのこと、そして、二人の比較。実は、この二人、誕生日が四日しか違わない。Chaplinは、Hitlerがまだ権勢を誇っている真っ最中に、この名作を作っています。驚くべきことです。Talkie(有声映画)嫌いのChaplinが始めてとったTalkieです。それは、最後の約6分間のスピーチをするためでした。ずっとこだわってきたSilent Movieを捨ててまで世界に伝えたかった、伝える必要があると思ったメッセージです。一方は、殺戮と恐怖と悲しみをもたらし、もう一方は、愛と涙と歓喜をもたらした。最後に、Chaplinのスピーチを見てもらいました。(下にYou Tubeのリンクを貼り付けています。感動します。このスピーチは、生涯教材としてとりあげていこうと思っています。)この二つの比較から、プレゼンテーションとは何かということ考えてもらいたかったというのが、この導入のねらいでした。
授業用ワークシートはこちら

その後は、優れたプレゼンテーションの条件を考えてもらうために、AppleのSteve Jobsのプレゼンを見て、その優れた点を考えてもらいました。"We're gonna re-invent the phone."と言って、iPhoneを発表した時のプレゼンです。Steve Jobsは本当にプレゼンが上手い。visualsも効果的に使っていて、英語も分かりやすい。工科系の学生の英語学習にはもってこいだと思います。

さあて、いよいよ本番。受講生の皆さんにPresentationの力を身につけてもらう。これからが、僕の勝負です。


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