9/22/2008

第1回英語ディベート研究プロジェクト会(報告)

 第1回英語ディベート研究プロジェクト会が9月20日(土)13:00から小津高校で行われました。この会の目的は、これまでの取り組みを検証しながら、英語ディベートの果たす役割、指導方法、また今後どのようにつなげていくかを研究することです。活動内容は事例研究(実践報告)、理論研究(専門書の輪読)、過去のビデオ視聴となっています。
 1回目の実践報告をしてくれたのは樫尾文雄先生(岡豊高校)。3年生で開講されている2単位の選択授業での実践です。ディベートができることを目指してスモールステップを踏んだ目標を設定しており、さまざまな活動内容を生徒たちが取り組みながら変化している様子がうかがえた報告でした。
 次に山田憲昭先生(高等学校課)による輪読(Gary Rybold, Speaking, Listening and
understanding Debate for Non-Native English Speakers, Chapter 1-2)です。内容はディベートの利点や基本的な概念についてでした。今回の輪読で私が印象に残っている部分です。ディベートを通して獲得できるスキルの部分。
Teamwork and People Skills みなさんはPeople Skillsを どのように解釈しますか?
 そしてこの後、今後の研究をどのようにしていくかについて議論し、指導書やDVDの作成などのアイデアが出され、次回の研究会までに具体的な内容を考えてくることになりました。

 この会は高教研の新たなプロジェクト。高校生ディベート大会ももう今年で8回目をむかえ、英語ディベート指導のノウハウを知っている先生も増えているでしょう。そんな中でわたしはまだ英語ディベート指導をしたことがなく、素人同様で参加しているので学ぶところが多くありました。県内にもわたしのように英語授業でディベート指導をしたことがない人や、やってみたいけどやり方がわからない人は多くいるのではないでしょうか。是非、この会に来てみてください。さまざまな情報が得られ、理解も深まりますよ。おすすめです。
 
 次回の研究プロジェクト会は11月15日(土)13:00の予定です。千谷志保先生(高知追手前高校)による実践報告、輪読(第3,4章)と今後の活動内容についての話し合いといった内容になっています。

*10月25日(土)に矢野善郎先生(中央大学)を講師としてお迎えし、ディベート実践やジャッジ方法についての英語教育セミナー21が開催されます。

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