9/10/2008

「教師の自己成長」にこだわる訳

多忙化、バッシング、モンスターペアレント、バーンアウト。。。今、日本の学校教育を取り巻く環境はとても厳しい。教員志願者が激減し、優秀で、高い志をもった若者が教職を目指さなるのことを真剣に憂う。一方、日々の実践で笑顔を忘れずにがんばっている多くの先生方を知っている。心から応援したい気持ちだ。子どもたちの立場に立って、子どもたちの成長を願い、日々地道に実践に汗を流している。

それに、見合う職業だからだ。楽しいことばかりではないけど、他の職業では得られない大きな喜びと、達成感が教室にはある。学校にはある。「ぜひ、そのことを知っていてほしい。」と大きな声で叫びたい気持ちだ。

気持ちが折れることなく、使命感と意欲をもって、教職を続けていけるような職場環境づくりが必要だと思う。それは、教師としての「幸せなキャリア」を築くことができるような環境づくりだ。

そのために、考えておきたいこと。教師が、幸せなキャリアを築くことのできる条件。

1つ目は、本人の内面からのドライブ(動機)と仕事のマッチングがうまくいっている場合。つまり、自分自身が達成したいこと、興味をもっていることが、今の仕事とぴったり合っている場合です。仕事に自然にのめりこんでいるような状態。

2つ目は、仕事が有意味である場合。社会の役に立っているとか、生徒が喜んでくれたとか、生徒が変わってきた、同僚との風通しが良くなってきた。。。など、仕事に大きな意味を見つけている場合。

3つ目は、仕事を通して継続的に成長できているかどうかということ。どんなに自分の動機に合っていて、意味のある仕事であっても、同じことばかりやっていると飽きてしまいます。これは、誰にとってもあることです。たとえ長くやっても飽きないのは、自分自身が変化し、成長しているときです。教師が学び続けることに、価値がおかれ、優先されるような環境で不可欠です。

このような学校教育づくりを、英語教育という立場から進めたい。それが、僕のキャリアのゴール。

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