6/26/2008

メンタリング研究:授業分析と研究協議

教育センターの指導主事のお二人と始めたメンタリング研究。今日は、今月出席した初任者研修の授業研修のビデオとその時の研究協議内容の分析を行った。(6月26日(木)、高知工科大学の研究室で)

まずは、3人で授業を見た感想を出し合い、授業の課題を探った。いろいろな見方はあるのだが、課題としてあげた項目は、概ね一致していたと言える。いずれにしても、まずは授業を分析する目を養う必要があることでは一致。今回のように、数人で授業分析することが不可欠なトレーニングだと思う。様々な見方を知り、その中で課題を絞り込んでいく目が養われると思う。必要な授業分析のトレーニングをせずに、指導主事が授業に対してコメントするというは、かなり無茶なことと言えるかもしれない。結局、自分自身の経験と本能頼みである。しかし、それが現実だ。わが国の教員養成、教員育成の弱点だ。教員という仕事を真の専門職に高めるには、この辺りのことが重要になる。

研究協議を分析して感じたことは、実に多くのコメントやアドバイスが授業者に送られるということ。それ自体は、良いことにちがいない。自分自身の気づかなかったことに、気づくチャンスが増える。しかし、ここで得られた助言が、授業改善のアクションにどの程度結びつくの、その点が課題ではないかと考えた。このような研究協議で明らかになった課題を、必要な順に重み付けをし、具体的な手立てを考え、実行させていく。その部分に、指導主事のメンタリングが生きてくるのではないかと。ぼんやりとだが、共同研究の方向性が見えてきたようだ。

次回も、授業分析と研究協議の分析を続けることにした。

No comments: