6/06/2008

自己研修型英語教員(Self-directed EFL Teacher)育成のためのメンタリング研究始動

自己研修型英語教員(Self-directed EFL Teacher)育成のためのメンタリング研究が、高知県教育センターと共同研究として始動しました。

高知県では、5年間、アクション・リサーチを使った教員研修を実施し、教員の意識改革や授業の改善に、効果があることが分かりました。一方、受講者をサポートする指導主事や助言者(supervising / mentoring)の支援方法について課題が残っていました。

私たちは、今後の教員研修は、より教室に近いところで、より生徒に近いところで、実際に職務(授業)を進めながら実施されることが望ましいと考えています。集合研修から、校内研修へ、そして、自己研修へという方向です。自主的な取り組みや校内研修などを通じて、自ら課題を設定して、あるいは、校内でサポーティブなグループを編成して、自らの力量を高める取り組みを行うことが求められると言えます。

そのような自己研修を進める際、必要となるのが、専門的な支援です。

そこで、「自己研修型英語教員(Self-directed EFL Teacher)」を育成するための、効果的な支援の方法を、教育センターの指導主事の皆さんと共同研究をすることにした。英語教員がアクション・リサーチなどを使って、省察にもとづいた自己研修を行う際に必要なメンタリングにはどのようなものがあるか、明らかにしたい。

早速、今月中旬には、初任者の授業研修にお邪魔して、授業と研究協議に参加させてもらう。指導主事が初任者のメンターとして、どのような働きかけをしているか、まずは、現状を調べていくことにしている。

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