6/30/2008

授業研究:中村高校 OC I の授業



来年度は、四国英語教育研究大会が、高知で開催される。そのための、授業研究会が発足したことは、すでにお知らせした。(こちらの記事)来年度の大会の公開授業を充実したものにするため、まずは、県内の授業研究をもっと質を高めていきたい。そこで、まずは、今年の高知県英語教育秋季大会に向けての授業研究に取り組むことにした。

今年の担当校は、中村高校とすでに決まっている。中村高校には、日本で始めて和訳先渡し授業(と僕たちは思っている)をやった谷先生が、教頭で赴任している。既に谷教頭がリードして、校内で議論を始めている。その中で出てきたのが、Oral Communication Iの授業とGrammarの授業の融合。僕自身、ずっとCommunicative School Grammar(そんなものはまだないのだが)の確立が必要だと思ってきたので、この機会にぜひ取り組んでみたいテーマだ。

6月30日(月)、授業参観にいった。ALTとのティーム・ティーチングのOral Communication Iの授業。生徒たちが、とてもまじめにそれぞれの活動に取り組む姿が印象的だった。この写真は、授業で使ったパスポート。授業の最後のタスクは、生徒一人ひとりがパスポートをもって、先生のところに会話を挑みに行く。パスすればパスポートに印がもらえる仕組み。その間、他の生徒は、ワークシートに取り組んでいた。

とても落ち着いて、スムーズに授業が運営されており、生徒たちの取組みも意欲的だ。パスポートの取組みのように、キラリと光るアイデアもある。と同時に、課題もみえてきた。少し改善するだけで、もっともっと生徒たちが夢中で活動できる場面があった。夏休みに入ったら、この授業のビデオを使って、英語科で授業分析の校内研修を実施する予定。そこで、取り組むべき課題を見つけ、共有したいと思う。そこからスタートだ!

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