6/27/2008

高知南中・高での発見:素敵な授業規律の取組み



高知南中高に行くと、僕はいつも心が軽やかになる。玄関を入って、廊下を歩いていると、どの生徒も笑顔で挨拶をしてくれるからだ。とても伸びやかな校風をもったいい学校だと思う。併設中学校ができてから、疾風怒濤の年代の子どもたちを迎え入れ、しばらく苦労したようだ。入学志願者も少し減少している。でも、この伸びやかな校風は失われていない。

前回のセルハイ運営指導委員会の時、授業規律のことが話題になった。(こちらの記事)今年は、全校をあげて、授業規律に取り組んでいるとのことだった。今回、公開授業にいって、この写真のようなポスターを見つけた。ポスターには、「自由と規律」の大きな文字がある。そして、「1000人のオーケストラ」というサブタイトルがついている。ステレオタイプ的な見方で恐縮だが、高校教員だけだったら、授業規律を学校あげて取り組むときに、このような発想は生まれなかったかもしれない。生徒指導的に「管理強化」で乗り切ろうとしただろう。併設中学校があるなかで、中学校、高校が一緒になって、素敵なハーモニーを奏でたい、そのような、発想が読み取れるポスターだ。

このような形で、授業規律の問題に取り組んだ例をあまり知らない。この取り組みの成果を楽しみに見守りたいと思う。

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